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7月, 2021の投稿を表示しています

■人はまだあまりに経験志向■~いつまでもバッタのように~

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 おはようございます。 東の空には、雲がかかってますが、 西寄りには青空が見えます。 日中は今日も猛暑、 ゲリラ雷雨の恐れもあるとのこと、 十分注意してください。 土曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ヘンリーおじさんは、 財務の好調なチェーンの株を すぐに売り払うつもりだ と言ったところ、 孫は訳が分からず驚いたが、 二年後そのチェーンは本当に客足、 売上げ、利益のいずれもが 減りはじめた、 とする。 そして、思うに世の中には、 いつまでもバッタのように 個別の問題に取り組んでいる人がおり、 一般化することができずに、 コンセプトを把握することが できないでいる、 と続ける。 ドラッカーは、 そういう人間は科学者にも、 ビジネスマンにもいるが、 優れたビジネスマンは、 優れた科学者や優れた芸術家と同じように、 ヘンリーおじさんと同じ頭の動きをする、 とする。 「最も個別的、  最も具体的なことから出発して、  一般化に達する。  50年前の当時、  人はまだあまりに経験志向だった。  システム、原理、抽象化が必要とされていた。」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■客のために買い付ける■~財務諸表はどうにでもなる~

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 おはようございます。 薄曇りの川崎の朝です。 今日は湿気の多い一日で、 所により雷雨の可能性もあり、 です。 気を付けてください。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ヘンリーおじさんは、 泥棒対策として、 減耗率というものを想定したところ、 減耗率は一挙に下がり、 正常な率のはるか下で収まるようになった、 とした。 そして、ヘンリーおじさんが 90代も終わり近くになった 1950年頃、 後を継いでいた孫が デパートをあるデパート・チェーンへ かなりよい値で売った。 もちろん、 ヘンリーおじさんは そのはるか前に引退していたが、 依然として最大の株主で、 高齢にもかかわらず、 そのチェーンの本社を訪ね、 二、三日を過ごしてきた。 そして帰って来るや、 ベルンハイムの株と交換で 手に入れるはずのそのチェーンの株は、 すぐに売り払うつもりだと言ったので、 驚いた孫が、財務諸表は見たでしょうに、 と問うたところ、 そんなものはどうにでもなるので、 見てもしょうがないと答え、 さらに次のとおり続けた。 「チェーンの連中と会ってきたよ。  頭のよい人たちだった。  でも、商品は、客のために  買い付けているのではないようだった。  店のために買い付けていた。  間違いだよ。  それじゃ客は来なくなるし、  売上げは落ちるし、利益も上がらなくなる」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■正面からやり合ってはいけない■~店員による盗み~

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 おはようございます。 東の空がほんのりと 紅く染まってきました。 熱い一日の始まりです。 マスクで熱中症リスクが高まりますので、 うまく調整してください。 コロナでも熱中症でも命は落とします。 気を付けましょう。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ヘンリーおじさんは、 クレーム処理の仕方も 独特のものを開発していた、 とした。 そして、客と正面から やり合ってはいけないし、 クレームは正面から取り上げて、 調べなければならない、 と続ける。 大恐慌時には、 店員による商品の盗みが増えたため、 透かし鏡をつけたり、 監視員を配置したりした店もあったが、 そんなことをされれば、 店員は怒るうえ、 盗みが減ることもなかった。 そこでヘンリーおじさんは、 自分の店では、 正常な減耗率というものを想定し、 半年ごとの棚卸しで、 その率以下だった売場には特別賞与を出し、 月給2%分の商品券と、 何%分かの割引券を支給するという 対策を実施していた。 「『そうしたら減耗率は一挙に下がり、  正常な率のはるか下で収まってしまったんだ。  売場ごとの取り組みが進んだんだ』  これらのことは、すべてヘンリーおじさんが  現場で考えたことだった。」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■ヘンリー式クレーム処理■~「お前はクビだ」~

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 おはようございます。 薄曇りの川崎の朝です。 東京のコロナ感染者数が2848人、 ついに最多記録を更新した。 今日は3000人を超えるだろう。 政府は高齢者の感染率は低く、 人流も抑えられており、 オリンピックも急増には 影響を与えていないと 落ち着いている。 緊急事態宣言下での五輪 という異常事態どころか、 緊急事態宣言しても その効果がない中での 五輪開催という超異常事態の中で、 ”安全安心”と言われてもね。 たしかにアスリート達の 全身全霊で戦う姿は素晴らしく、 勝敗にかかわらず 敬意をこめて拍手を送りたい。 それだけに世論や政府の無策に 晒される状況が可哀想でならない。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ヘンリーおじさんは、 同じお客が返品してきたら どうするのかという ドラッカーの質問に対しては、 癖にされては困るからそりゃ駄目だね、 と言った。 そしておじさんは、 クレーム処理の仕方も 次のような独特のものを 開発していた、と続ける。 クレームの受付係はいつでも、 「クレーム担当副社長!」と大声で 誰かを呼びつけることができ、 それを聞いた近くにいる 35歳以上の誰かが飛んで行って、 自己紹介をして客から理由を聞き、 当ベルンハイムでは、 そのようなことは あってはならないことと言い その店員を呼びだす。 その店員が顔を出すと、 「お前はクビだ」というと、 担当は泣き出してしまい、 それを見て驚いた客が クレーム担当副社長を なだめることとなるので、 仕方なく執行猶予にしてやると、 お客が帰るということとなる。 「するとただちに  クレームの徹底調査を行なう。  怒鳴られ役をさせられた店員には、  後で特別手当が出る。」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■流通業界の革命児■~癖にされては困るよ~

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 おはようございます。 曇り空の川崎の朝です。 まだ雨は降ってないですが、 台風8号の影響を受けて 雨が降ることもありそうです。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ヘンリーおじさんは、 客が合理的でないと思ったら、 外へ出て客の目で 店と商品を見てみれば、 客のほうが合理的だということが、 すぐわかるはずで、 彼らの世界は、 こちらの世界とは違うんだ、 と言った。 そしてドラッカーは、 おじさんは、 アメリカ流通業界の革命児となり、 シアーズ・ローバックに先駆けて、 「満足保証、代金返済」を 経営方針にしていた、 とする。 ドタッカーがおじさんに、 一度着たものを洗濯して 返品できるんですか、 と聞いたところ、 もちろんできるし、 サイズ違いが着てみて わかることもあるからと答えたので、 さらにドタッカーが、 同じお客がまた同じことをしたら どうするのかと聞くと、 次のとおり答えた。 「そりゃ駄目だね。  最初のとき名前を控えておくからね。  癖にされては困るよ」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■外から客の目でみる■~不合理なのは店~

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 おはようございます。 曇り空、昨晩からの蒸し暑さを引きずる 川崎の朝です。 日中は晴れ間も出そうで、 今日も猛暑の一日になりそうです。 熱中症には十分警戒を。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ヘンリーおじさんの話に 最初は閉口したが、 その話は、 小さな具体的な話から、 商売についての重要な教訓を 導き出してくれるものだったので、 だんだんと耳を傾けるように なっていった、 とした。 そしてヘンリーおじさんは、 合理的でない客などというものおらず、 ものぐさな店があるだけだ、 と続ける。 客がこちらの思ったような 行動を取らなかったとしても、 不合理だなどと言ってはいかんし、 教えてやろうなどはとんでもないことで、 我々の仕事は、 客を満足させて、 またいらしていただくことだ、 とした。 さらに話は次のとおり続いた。 「客が合理的でないと思ったら、  外へ出て、外から、  客の目で店と商品を見てみることだ。  客のほうが合理的だということが、  すぐわかるはずだ。  彼らの世界は、  こちらの世界とは違うんだ」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■商売についての重要な教訓■~安くすれば客は来る。~

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 おはようございます。 雲が多いようですね。 一日こんな感じで、 晴れ間もありそうです。 台風8号「ニパルタック」が 日本列島に向かってます。 来週初めには、接近する恐れがあるとのこと、 注意が必要です。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 教会の司祭の対応について、 ヘンリーおじさんに謝ろうとしたが、 おじさんは謝らなくてもいい、 と言った そして、おじさんが言った通り、 その司祭はきっかり五年後、 ドイツ軍の空襲で壊された教会の 修復のために、週二回、 有料のコンサートを始めたのだった、 と続ける。 このロンドン滞在中、 ヘンリーおじさんは、 フリードバーグ商会の 普段ドラッカーが一人ぽつんと座っていた 大きな部屋を根城にし、 朝から晩まで商売の話をした。 ドラッカーは最初は閉口したが、 だんだんと耳を傾けるように なっていったが、 それは、小さな具体的な話から、 商売についての 重要な教訓を導き出してくれるのが 常だったからである、 とする。 「というわけで、  商売には原則は一つしかないんだ。  二セント安くすれば、  客は必ずこちらに来てくれる。  もちろん売る品がなければ駄目だがね」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■つまらないユダヤ人め■~謝らなくてもいいよ。~

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 おはようございます。 薄い雲がかかってますが、 明るい陽が射し始めました。 なんだかやで、オリンピック開幕。 お祭りではなく、 アスリートの真剣な戦いを 静かに熱く応援します。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ヘンリーおじさんは、 経済状態の厳しい シティの教会の司祭に対して、 コンサート開催の提案をした。 それに対して司祭は、 上の空であしらい、 二人は部屋から 追い出されてしまった。 ドラッカーは、 ヘンリーおじさんは 司祭に対して 好意で言ってくれたのだし、 いいアイデアでもあったから、 気まずくなってしまい 謝ろうとすると、 ヘンリーおじさんは それを遮ってこう言った。 「謝らなくてもいいよ。  つまらないユダヤ人めと思ったんだろう。  たしかにそうだ。  でも言っておくが、  彼は、今私が言った通りのことを  五年以内にやるよ」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■シティの教会での素人説教■~懐具合はかつかつ~

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 おはようございます。 薄い雲がかかってますが、 これから日が射し、 今日も猛暑なんでしょうね。 首都圏のコロナ感染者数の急激な、 増加傾向が全国に伝播し始め、 重点は、ワクチン接種率の低い 20代、30代に移った。 さらに、夏休み、オリパラ開幕が 畳みかけ、行動力豊富な若年世代は リスクを高める要因となる。 自分の命は自分で守るしかないです。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ヘンリーおじさんとドラッカーが、 ある日の昼どき、 ロンドンのシティを歩いているとき、 ヘンリーおじさんは 聖公会の教会の前の看板に ドラッカーの名前があるのを発見した。 シティの教会は、 日曜には礼拝に来る者がいないので、 ウィークデーに人集めの一環として、 素人説教を行っており、 それをドラッカーが受け持っていると説明し、 教会内の音響のよさについても一言つけ加えた。 ヘンリーおじさんが、 水曜日以外の日は何を 行なっているのかと聞いたので、 何も行なってはいないと答えると、 さらに、教会の懐具合について聞いたので、 かつかつで、補修のお金がなくて 困っているそうだと答えた。 するとヘンリーおじさんは、 その教会の神父さんに会わせてくれないか、 と言ったので、 若干の懸念をもちながらも、 司祭の部屋へ案内した。 そして、司祭に次のとおり話し始めた。 「教会の補修費を稼ぎ出す方法があるんですがね。  週に二回小さなコンサートを開くんです。  シティには、昼休みにすることのない連中がうようよいますよ。  演奏家のほうは宣伝になりますから、  無料奉仕してくれます。  屋根でも何でも直せますよ」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■電柱を嗅ぎ回るテリア■~12階建てのデパート~

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 おはようございます。 まぶしい朝日が射し込んできます。 今日も猛暑、まだ7月ですので しばらくは続きますね。 水分補給をお忘れなく。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ヘンリーおじさんは、 フリードバーグの父の支援により 15歳のとき双生児の弟と国を出たが、 二人は共有していた一枚のシャツを 手押し車と交換し、 その手押し車を使って商売を始めた、 とした。 そして、 15年後ヘンリーおじさんは、 中西部の新興都市の一つで 小さなデパートを開店したが、 その間に双生児の弟は亡くなっていた、 と続ける。 そのデパートは、 その後の1890年には、 12階建てに建て替えた。 「ヘンリーおじさんは、  どこへ行っても何かないかと  嗅ぎ回っていた。  電柱の一本一本を嗅ぎ回る  テリアを思わせた。」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■貧しい肉屋の子■~二人共有の一枚のシャツ~

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 おはようございます。 今朝も晴れ。 いきなりの猛暑で体調を崩しやすくなってます。 お気を付けください。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーが、 フリードバーグから指示され、 ヘンリーおじさんを出迎えに行き、 ご機嫌はいかがでしょうかと名乗ったところ、 船会社にただで食べさせてもらったんだから 具合が悪いわけないよと言って おじさんはすたすたと歩き出した。 このおじさんは、 ドイツ北部のフリードバーグと同じ町の ユダヤ人居住区の肉屋の子として生まれたが、 子供は多く、貧しかった。 そして、年上の子は次から次へと アメリカへ渡り、 おじさんが15歳のとき 双生児の弟と国を出たのは、 アメリカでの南北戦争が 終わったところだった。 ドラッカーは、 この二人のために 必要な船賃を 支払ったのが町で唯一の金持ちだった フリードバーグの父であった、 とする。 「伝えられるところによれば、  二人は共有していた一枚のシャツを  手押し車と交換し、  その手押し車を使って商売を始めたという。」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■小柄なきびきびした老人■~惨憺たるラモナ号~

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 おはようございます。 朝から眩しい陽射しの朝です。 日中は30度超え、 熱中症に気を付けて下さい。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フリードバーグから、 ヘンリーおじさんを出迎えに 行ってほしいと頼まれた。 そして翌朝、 ヘンリーおじさんを乗せたラモナ号は、 横なぐりのみぞれの中を曳き船に引かれて 惨憺たる姿で入って来た。 船全体が氷で覆われ、 マストは失くなっていたが、 真っ先に降りて来たのが、 コートも着ていない小柄な きびきびした老人だった。 ドラッカーは飛んで行き、 フリードバーグ商会から来た者で、 医者と部屋を用意してありますが、 ご機嫌はいかがでしょうかと名乗った。 「彼は、私を上から下まで眺めて言った。  『12日間も船会社にただで食べさせてもらったんだ。  具合が悪いわけないよ』。  こう言ってすたすたと歩き出したのだった。」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■立志伝中の人、ヘンリーおじさん■~観察する値打ちのある人物~

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 おはようございます。 朝から眩しい陽が射し込んでいます。 梅雨明けいきなり真夏で、 暑熱馴化が大切みたいですね。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ フリードバーグはドラッカーに、 マーチャント・バンクは人が相手の商売だから、 人を観察する必要があるので、 近いうちに、 必ず観察する値打ちのある人物に 会わせると約束した。 こうして彼が最初に会わせてくれたのが、 ヘンリーおじさんだった。 三月のある寒い日、 フリードバーグは、 今すぐに汽車でリバプールへ行って、 今日中にリバプール一の医者を予約し、 明日の朝マージサイド桟橋に ヘンリーおじさんを 出迎えに行ってほしいんだ、 とドラッカーに言った。 そのおじさんを知らないドラッカーに、 フリードバーグは、 アメリカから来るヘンリー・ベルンハイムで、 昔からの友達で、 年一回はこちらへやってくる、 として次のとおり続けた。 「今年は乗っていたラモナ号が時化で動けなくなり、  二週間遅れで到着するんだ。  もう八○歳を超えている。  私より七つか八つ年上だ。  ひどい旅で体の具合も悪いと思う。  呼ぶときはベルンハイムさんじゃないよ。  ヘンリーおじさんと呼んでやってくれ」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■人を観察しなさい。■~初めて歩いたときの喜び~

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 おはようございます。 高知県西部地方は大雨がすごそうです。 避難指示も出されてます。 地域の方は十分警戒して下さい。 大きな被害が出ないことを祈ってます。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フリードバーグの屑籠を、 翌朝自分が点検するまで 空にしてはならない旨を 指示するだけで、問題は解決し、 会計係からの苦情は消えた、 とした。 そして、 そのことにより、 フリードバーグは、 初めての子供が 初めて歩いたときのような 喜びを見せた、 と続ける。 ドラッカーは、 相変わらず、 主としてリチャード・モーゼルの アナリスト兼秘書役として 働いていたが、 その後時間がありさえすれば、 フリードバーグがドラッカーを 教育し始めたのだった。 「リチャードとロバートは  君が成功すると言っている。  しかし君は本ばかり読んでいる。  本を読んでいればエコノミストには  なれるかもしれない。  しかし、マーチャント・バンクは人が相手だ。  人を観察しなさい。  近いうちに、必ず、  観察する値打ちのある人物に会わせるからね」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■自らの役目に気付く■~存分に仕事をさせること~

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 おはようございます。 蒸し暑い朝です。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ フリードバーグには、 取引内容を伝票に記入し、 その後は無意識に屑籠に 捨ててしまうという癖があり、 会計係から苦情を言われても、 数日後には元に戻るということの 繰り返しが続いていた。 そして、そのことに たまりかねたリチャードが、 問題を解決すべく 屑籠を片付けてしまったこともあったというが、 問題は解決されなかった、 と続ける。 フリードバーグは、 無意識のうちに切り刻んだ一六片を ポケットに入れてトイレに行き、 水に流してしまうのだったが、 ドラッカーは、ボスに存分に 仕事をさせることが 役目であることに気付いたからには、 問題の解決は簡単だった、 とする。 「フリードバーグの屑籠は、  翌朝私が点検するまで  空にしてはならない旨を  指示するだけでよかった。  会計係からの苦情は消えた。」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■秘書役としての初仕事■~16片の屑籠として捨てる癖~

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 おはようございます。 薄い雲がかかってますが、 明るい陽が射し始めた 川崎の朝です。 今日は晴れ間が多そうですね、 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フリードバーグの指摘を受けて、 初めて自分が秘書役となっている 三人の共同経営者のことを 真正面から考えた、 とした。 そして、彼らのためには 何をすべきだろうか、 と考えたとき、その答えは、 フリードバーグが好きで得意な仕事、 つまり取引を存分に 行なえるようにすることだった、 と続ける。 ドラッカーは、 彼には、電話での取引を終えると、 売り伝票あるいは買い伝票に その内容を記入し、 その後は無意識に 4回切って16片にし、 屑籠に捨ててしまうという癖があり、 夕方になると掃除婦が 屑籠を空けてしまうと、 取引の記録は彼女とともに消える、 ということが起こっていた、 とする。 「そういうことを起こすたびに、  彼は会計係から苦情を言われていた。  そのたびに改めることを約束し、  数日後には元に戻るということの  繰り返しが続いていた。」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■ドラッカー自身の仕事■~ピノキオの鼻~

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 おはようございます。 薄曇り、湿気充満の川崎の朝です。 今日も晴れ間はなく、 いつ雨が降ってもおかしくない状況です。 明日ぐらいからはだんだん晴れ間が増え、 梅雨明けが宣言されるんでしょうね。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ フリードバーグは、 ドラッカーは昨年まで 証券会社で行っていた アナリストの仕事を、 この会社でも行っており、 給料に見合ったことを まったくしていないと思うので、 これからは何をやるつもりなのかを、 来週の火曜に書き出して来てほしいと ドラッカーに言い渡した。 翌火曜、ドラッカーは 週末いっぱいを使って書いたものを 自信をもって提出したが、 フリードバーグはそれを一瞥して、 80点だ、20点ほど不足している、 と言ったので、 ドラッカーは何が抜けているのかと 質問した。 それに対してフリードバーグは、 ピノキオの鼻から 眼鏡をずり落ちそうにしながら、 それを考えることも、 ドラッカー自身の仕事ではないか、 と答えた。 「そのとき初めて私は、  自分が秘書役となっている  三人の共同経営者のことを  真正面から考えたのだ。」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■証券アナリストのまま■~秘書役としての仕事~

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おはようございます。 暗い雲がびっしりと 空を覆う川崎の朝です。 今日は一日断続的な雨、 雷も轟きそうですので、 お気を付けください。 休肝日明けの水曜日、 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ フリードバーグは、 働き出して間もない ドラッカーを部屋へ呼び、 君ほど仕事のできない人も珍しいね と言ったことに対してドラッカーは、 その理由を問うた。 それに対してフリードバーグは、 ドラッカーは保険会社で 証券アナリストの仕事をしていたが、 今もやっているのは 証券アナリストのままで、 それなら何も、 わが社で働くこともないと思うとし、 さらに次のとおり続ける。 「君は、わが社の共同経営者の秘書役だ。  ところが君は、給料に見合ったことを  まったくしていない。  今日は金曜だ。  来週の火曜に、  これからは何をやるつもりかを  書き出して来てほしい。  秘書役としての仕事の中身だ」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■親身になってくれる人■~何かしてはいけないこと~

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 おはようございます。 明るい陽が射す川崎の朝です。 しかし今日は午後に雨、 夕方には雷雨の可能性もありそうですね。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フリードバーグは 親身になってくれる人であったが、 特にドラッカーに対して そうであった、 とする。 そして、 フリードバーグ商会で 働き出してまだ数週間という頃、 彼はドラッカーを部屋へ呼び、 リチャードが雇ったんだから、 関係のないことだが、 それにしても、 ドラッカーほど仕事の できない人も珍しいね と言われた、 と続ける。 リチャードは毎日のように 褒めてくれていたので、 ドラッカーは驚き、 次のとおり フリードバーグに聞いた。 「何かしてはいけないことを  しましたか?  しなければいけないことで  何かしていないことでもありましたか?」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■人を見抜く力■~何にでも答えられる準備~

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 おはようございます。 明るい陽射しの川崎の朝です。 東京は今日から緊急事態宣言下に置かれる。 とは言っても、何が変わるのだろうかというのが、 街の声。 一方で、飲食店にとってはとどめの一撃との声。 政府は、 経済と命の両立、 安全と安心の確保と喧伝するが 中身がない。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこ っと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フリードバーグは 人を見抜く力を持っていた、 とする。 ある日のこと、 イングランド銀行副総裁の 紹介状を持って会社設立の 発起人が訪ねてきたが、 いくつかシティの 大手マーチャント・バンクが 契約にサインしており、 趣意書は完璧だったし、 その発起人の履歴も、 大手保険会社の財務担当役員という 立派なものだった。 二人の共同経営者モーゼル兄弟は、 大手金融機関のプロジェクトに 誘われるのは初めてだったので、 有頂天になったがフリードバーグは 「まやかし」だと言って話に乗らず、 モーゼル兄弟が商会を辞めると脅しても 譲らなかった。 案の定その三か月後、 その発起人は大手マーチャント・バンクからの 50万ポンドを手に姿を消してしまったので、 そのことをどうしてわかったのかと 皆が聞いたことに対して、 フリードバーグは次のとおり答えた。 「最初から見え見えだ。  誰もわからなかったとは  信じられないね。  彼は、何にでも答えられるよう  準備してあった。  まともな者は、  そのような準備はしてこないものだ。  必要がないからね」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■頭のよくない者でもわかる企画■~新人の意見を聞く~

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 おはようございます。 曇り空の隙間から日が差してましたが、 また曇ってきました。 今日はこの調子で、 夕方からは雨も降りそうですね。 昨日はコロナワクチン2回目接種、 昨晩から少し筋肉痛がしますが、 腫れも発熱もないです。 医者が前回接種後の具合を聞いたので、 特に何も問題なく、 酒も呑みましたと答えると、 大丈夫なんでしょうねとのこと。 もちろん昨日も吞みましたよ。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ アメリカの金融機関から 負債を政府が肩代わりすることになっている アメリカの鉄道会社の社債を 買い占めようと提案してきたことに対して、 フリードバーグは、 政府を信じてはいけないと言った。 また、ドラッカーが 経営不振の会社を買収して 再建するという企画書を書いたところ、 フリードバーグは 最近入社したばかりのルイスを呼んで 意見を聞こうと言ったので、 ルイスは頭の切れるほうではないと 言っていたのではないか と質問すると、 彼は次のとおり答えた。 「その通り。  もし彼が理解できれば、  その企画を採用しよう。  もし理解できなければ、  企画が複雑すぎるということだ。  頭のよくない者でもわかるものでなければ駄目だ。  何でも、実行するのは、  あまり頭のよくない連中なのだから」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■政府を信じては駄目■~アメリカの鉄道会社社債~

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 おはようございます。 曇り空の川崎の朝です。 九州地方では、 大雨特別警報が発令される 豪雨のようです。 十分注意してください。 今日はワクチン二回目接種、 二回目のほうが副反応が強いとの 噂ですね。 酒飲んで早く寝ます。 土曜日、良い週末をお過ごしください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーが、 ある時会社設立のレポートで、 設立後五年間で売上げと利益が ともに10%の伸びを見込んでいるとの 設立発起人からの数字を書いた際、 フリードバーグは両方の伸びを 約束する経営者は、 嘘つきか馬鹿のどちらかだ、 と言った。 また、 アメリカの金融機関が シンジケートを組み、 不況で値下がりしている アメリカの鉄道会社の社債を 買い占めようと提案してきたが、 彼らは、鉄道会社は政府が助けることに なっているので、 いざとなれば、法によって、 負債は政府が肩代わりすることに なっているとの説明をした。 これに対してフリードバーグは、 次のとおり言った。 「ナンセンスだよ。  政府を信じては駄目だ。  国民を騙すことばかり  考えている連中だ。  奴らが守る法といったら  物理の法だけだよ」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■抜け目のなさと知恵■~嘘つきか馬鹿のどちらか~

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 おはようございます。 今朝の空模様も雨で始まる 川崎です。 緊急事態宣言の四発目発動が決定。 人流とワクチン接種の追いかけっこの様相だが、 発症も重症化もいずれもポイントは高齢者から 若年層に移っている。 その若い人の行動に緊急事態というキーワードは あまり響かないようだし、ワクチン接種も消極的 な感じ。 無策の繰り返しとの批判の中、 行政は今回もまたターゲットを飲食店に対する 酒の提供制限に絞ろうとしている。 飲食店への支援金の前倒し支給という まだ制度が見えない対策を前面に出しているが、 これまでの支援金が支払われていない店もある といわれる中、説得力に欠ける。 人流抑制とワクチン促進がポイントと言いながら、 ちぐはぐ感が否めない。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ フリードバーグは、 リチャードに黙って、 売り捌いてしまったことに対する、 リチャードの詰問に対して、 市場より二セント高く売るには、 それなりの頭も労力もいるんだ と答えた。 そしてドラッカーは、 この老人には抜け目のなさがあったし、 知恵もあった、 と続ける。 ある時会社設立の話が来たことがあり、 ドラッカーが書いたレポートを見て、 設立後五年間で売上げと利益は ともに10%の伸びを見込んでいるが、 これは設立発起人からの数字だねと問われ、 ドラッカーはうなずいた。 するとフリードバーグは次のとおり言った。 「売上げと利益の  両方の伸びを約束する経営者は、  嘘つきか馬鹿のどちらかだよ。  たいていは両方だ」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■頭も労力もいる■~市場より二セント高く売る~

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 おはようございます。 暗い雲がかかる、 川崎の朝です。 まだ雨は降ってませんが、 いつ降ってもおかしくない空模様です。 まだ梅雨、雨具は欠かせないですね。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ スウェーデンのマッチ王、 イヴァール・クリューガーの 倒産した会社の額面1ドルの社債を リチャード・モーゼルが 買い占めに入ったが、 長いこと買い手がつかなかっただけに、 社債の保有者は、喜んで売った。 ところがフリードバーグは、 自分たちが6セントで 買い付けた社債を大量に 保有していることを知り リチャードに黙って、 8セントの値段で、 二日間で見事に売り捌いてしまった、 と続ける。 三週間後、 ニューヨークの管財人が 20セントでの清算、 および近日中の10セントの 上乗せを発表したところ、 当然取引価格は額面の 40%近くまで値を戻した。 その時点で、 すでにフリードバーグが 売り捌いてしまっていたことを 知ったリチャードが、 フリードバーグを詰問したが、 彼は次のとおり言った。 「リチャード、言いたいことがよくわからないね。  管財人からの支払いぐらい  馬鹿でも待っていられる。  しかし、市場より二セント高く売るには、  それなりの頭もいるし、  労力もいるんだ」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■取引せずにいられない■~スウェーデンのマッチ王~

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 おはようございます。 小雨が降り始めた 川崎の朝です。 これから断続的に雨、 アレクサは雷雨もあり、 って言ってます。 七夕ですがね。。。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フリードバーグは、 わずか20分でも 取引が成立しないと元気をなくし、 引退を口にする始末だったが、 そこへ電話が鳴ると、 目を輝かせて相場の数字を引き合いに、 値切ったり値切られたりするのだった、 とした。 そしてフリードバーグは、 株、社債、不動産のいずれであれ、 これらの取引によって手に入れたものを 三日も持ち続けることができず、 取引せずにいられなかった、 と続ける。 ドラッカーはあるとき、 ある特別とも言ってよい状況に 気づいたとする。 それは、 スウェーデンのマッチ王、 イヴァール・クリューガーの 倒産した会社の額面一ドルの社債が、 六セントで取引されていたが、 アメリカの裁判所が任命した 管財人は一ドル当たり二○セントを用意し、 さらに何セントかの上乗せを用意する、 という状況の中だった。 「そこでリチャード・モーゼルが  買い占めに入った。  長いこと買い手がつかなかっただけに、  ほとんどが保険会社だった  社債の保有者は、喜んで売った。」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■うまくやった取引■~電話が鳴ると目を輝かせた~

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おはようございます。 今朝も曇り空の川崎です。 朝晩には一時雨の可能性もありますが、 日中は曇り空で、 蒸し暑い一日になりそうです。 熱海の大規模土石流で、 行方不明者の数が当初より大幅に増加した。 一刻も早く、一人でも多く救助されることを 祈るばかりです。 原因はどうも自然要因より 人為的な可能性が大きくなってきた。 山林開発は日本中で行われているので、 今回と同様の手法で工事が行われているところでは、 同様の現象が起こる可能性がある。 原因解明と今後の対策を明らかにすることが急がれる。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フリードバーグは、 取引そのものが生き甲斐で、 どれだけ儲けたかさえも関心がなかった、 とした。 そして、 彼にとってうまくやった取引とは、 相手のトレーダーが、 思ったよりも高く買わされ、 あるいは安く売らされたと思う取引だった、 と続ける。 ドラッカーは、 わずか20分でも 取引が成立しないと元気をなくし、 年を取ったとこぼし、 引退を口にする始末だったが、 そこへ電話が鳴ると、 目を輝かせて相場の数字を引き合いに、 値切ったり値切られたりするのだった、 とする。 「取引がまとまると受話器を元に戻しながら、  心底幸せそうに、  「最後の八分の一ポイントは渋々だったな」  と言うのだった。」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■取引そのものが生き甲斐■~バンカーではなくトレーダー~

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 おはようございます。 今朝も曇り空、 今にも雨が降りそうです。 今日は一日断続的に雨、 雨具はお忘れなく。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フリードバーグにとって 投機は汚い言葉であり、 「株や商品や外国為替で投機をする奴は、 馬鹿に決まっている」 が口癖だった、 とする。 そして、賭けをしたければ 少なくともオッズの分かっている ルーレットをすればよいと言った、 と続ける ドラッカーは、 彼はバンカーを称し、 バンカーであることを誇りにしていたが、 しかし彼自身はバンカーではなく、 トレーダーだった、 とする。 「取引そのものが生き甲斐だった。  どれだけ儲けたかさえ関心がなかった。」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■激変した壁の美女■~気の毒なくらいに太い足~

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 おはようございます。 重い雲が空を埋める川崎の朝です。 今日も断続的な雨、 地盤が緩むところでは 災害発生のリスクが高まりますので、 十分警戒して下さい。 熱海で大規模な土石流が発生し、 大きな被害が明らかになってきているが、 住民も行政も予想できなかったとのこと。 経験のないことを予測することがリスク管理、 他人ごとと考えないで、 自分の命は自分で守るための判断が 必要ですね。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フリードバーグと妻ミランダの 結婚生活は幸せに続いたが、 その後ミランダは喘息を患って、 霧と雨のロンドンを 離れなければならなくなった、 とした。 彼女がロンドンに来たのは、 長女に赤ん坊が生まれたときだけだったが、 その時ドラッカーは初めてミランダを見たが、 あまりの激変ぶりに茫然とした、 と続ける。 壁の美女は今や猛烈に太り、 あごは三重になり、 巨大な胸は服からはみ出すばかりとなり、 脚は気の毒なくらいに太くなっていた、 とする。 「彼女はフリードバーグの机の隣に座り、  孫のための編み物をしていた。  時折フリードバーグのほうを  いとおしそうに見ると、  フリードバーグもいとおしそうに見返すのだった。」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■輝く黒い瞳のミランダ■~新婚一か月の新妻の絵~

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 おはようございます。 今朝も雨が降る川崎です。 午前中は雨、 夕方には小康状態 日付が変わるとまた雨の様です。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フリードバーグの 机の脇の壁面には、 黒い瞳が輝く絶世の美女、 彼の妻ミランダの絵が 飾ってあった、 とした。 そしてそのミランダは、 スペイン系ジプシーの フラメンコ一座の歌姫で、 すでに50歳近かったフリードバーグが ロンドンのナイトクラブで一目惚れし、 楽屋へ行って交際を願い、 ジプシーの夫と別れさせて結納を収め、 翌日結婚したという、 新婚一か月の新妻の絵だった、 と続ける。 ドラッカーは、 二人の結婚生活は 幸せにずっと続き、 娘が二人生まれ、 その後ミランダは、 喘息を患って、 霧と雨のロンドンを 離れなければならなくなった、 とする。 「聞くところによれば、  南フランスで信心深い生活を  送っているとのことだった。  フリードバーグは毎朝10時には、  おはようの電話をかけていた。」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■嘘をついたピノキオの鼻■~そもそもが木製人形~

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 おはようございます。 朝から雨の川崎です。 今日も一日雨降り、 沖縄はそろそろ梅雨明け、 スッキリした天気が待たれますね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 75歳のアーネスト・フリードバーグが フリードバーグ商会の エネルギー源だった、 とした。 そして、 フリードバーグに会って 最初に目につくのが、 並外れてまっすぐ伸びた鼻は、 すでに二度嘘をついて 長くなるようにお仕置きされた ピノキオの鼻並みだった、 と続ける。 ドラッカーは、 そもそも体全体とその動きが、 木製の人形で、 長い手足、長い耳、長いあご、 すべてががくがくしていた、 とする。 「そして、フリードバーグ商会の  共同経営者室のフリードバーグの  机の脇の壁面には、  等身大の絶世の美女の絵が飾ってあった。  ほっそりとした体、  乳白色の肌、腰まである黒髪、  羞じらいのほほえみ、  輝く黒い瞳のミランダだった。」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)

■活動過多の75歳■~商会のエネルギー源~

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 おはようございます。 既に雨が降り始めている 川崎の朝です。 今日は一日本格的な雨、 大きめの傘が必要なようです。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 フリードバーグ商会の 三人の創業者の内 マックス・カンターは胡散臭く、 オットー・ベルンハイムは、 一週間に一度、二、三時間 顔を出すだけだった とした。 そして、 フリードバーグは 二人よりも年長で、 ドラッカーが勤め始める 数週間前に75歳の誕生日を 祝われたところだった、 と続ける。 ドラッカーは、 彼は元気を通り越して、 活動過多といってよかったが、 商会の頭脳ではなく、 その役は、 当初はベルンハイムが果たし、 今ではリチャードとロバートの モーゼル兄弟が果たしていた、 とする。 「しかし、  商会にとっては七五歳の  アーネスト・フリードバーグが  エネルギー源だった。」 (Ⅱヨーロッパ人々 10章 マーチャント・バンクの世界)