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■体力を消耗させる業病■~不適切な規模を知る。~

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組織には適切な規模があり、そのマネジメントも、 規模に応じたものでなければならない。 ドラッカーは、不適切な規模になる原因は不明だが、 その兆候ははっきりしているとする。 経営環境の変化は、規模の適切性に大きく影響する。 科学や技術の進歩、自然環境や政治、経済状況等の変化 そしてそれらの変化と歩調を合わせるであろう消費者のニーズやウォンツの変化である。 例として、大規模では生きていけない産業として出版業、 大企業と小企業は繁栄できるが、中企業では不適切な国内航空会社を上げる。 これらの不適切となる理由を明確に示すことは容易ではない。 しかし、兆候ははっきりしているとする。 「不適切な規模の組織には、肥大化した分野、活動、機能が必ずある。  著しく努力を必要とし多額の費用も必要としながら、  成果をあげられない分野がある。  他の分野でいかに利益をあげても、その肥大した分野がそれ以上を吸い取る。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第9章 マネジメントの戦略 40 規模のマネジメント)     

■組織構造は道具である。■~健康の基準は成果~

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組織の形態を見てきた。 では、健康な組織設計は、どの様に行えば良いのか? 理想からスタートすべきか、それぞれの組織に固有の伝統、慣行、事情、ニーズからスタートすべきか。 ドラッカーは、このいずれのアプローチも必要であり、並行して使わなければならないとする。  構造を持つ組織で適用が難しくなく問題を起こさない組織構造はない。 あくまでも組織構造は道具であるので、道具自体によい悪いはない。 適切に使うか使わないかだけであって、それ以上ではない。 ではなんの為の道具なのか? 組織の目的達成のためである。 目的を達成するための組織構造とするためには、まず重要な成果を生み出す"基本活動"に焦点をあわせる必要がある。 基幹となる事業活動である。 そしてその基本活動を可能なかぎり単純に組み立てなければならない。 ドラッカーは、重要なことは、組織の目的を常に念頭に置くことであると締める。 「構造の健全さは、組織の健康の前提である。  それがそのまま組織の健康を意味するわけではない。  組織の健康を判定する基準は、構造の美しさ、明快さ、完全さではなく、成果である。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第7章 マネジメントの組織 35 組織構造についての結論)     

■真の管理とは何か■~賞罰、価値とタブー~

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、管理手段には七つの要件があるとした。 そして、さらに重要なことがあるとする。 組織は、目的を持ち、活動を行い、成果をあげ、その結果により 継続したり消滅したりする。実態としての組織である。 そして、ドラッカーは、組織は”人間社会の擬制”でもあるとするが、 何を意味するのか。 組織は、様々な理想や目的、欲求、ニーズなどを持った個人の集合である。 そして組織は、この様々な欲求やニーズを、個性を超えて組織全体に同様に 満たさなければならないということを意味する。 この個人の欲求を満たすものが賞罰であり、各種の奨励策や抑止策である。 人はいかに賞され罰せられるかによって左右される。 しかし、この個人の欲求の全てを定量化することは不可能である。 個人にとってkの賞罰は、組織の目的、価値観、 そして自らの位置づけと役割を教えるものである。 定性的なものなのだ。 ドラッカーは、この定性的な管理手段としての賞罰、価値とタブーにこそ、 ”真の管理”があるとする。 「人には、それぞれの理想、目的、欲求、ニーズがある。  いかなる組織であっても、メンバーの欲求やニーズを  満たさなければならない。  この個人の欲求を満たすものこそ賞や罰であり、  各種の奨励策、抑止策である。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (6章 マネジメントの技能 29 管理)