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■過剰は成果と意欲に害を与える。■~中間管理職の脂肪分~

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続いてドラッカーは、中間管理職の存在について触れる。 ミドルマネジメント、つまり中間管理職は急速に増加してきたが、 この”急速”というスピード感は行きすぎであり、 弊害として混乱と無駄を生み出すとする。 これまで行われてきた中間管理職の仕事にふさわしい人員数が過剰になり、 その仕事にふさわしい量と質を無意味にすることとなったのだ。 優秀な中間管理職は仕事を必要とする。 この問題について、ドラッカーは、何よりもまず、 ”ミドルマネジメントから脂肪分を除去しなければならない。” とする。 そのためには、 ◆本当にしなければならないことは何かを検討し、 ◆必要のないこと、削減したり廃止すべきことは何かを考えなければならない。 とする。 マネジメントはこの中間管理職の仕事についての方向づけを行い、 管理し、マネジメントする必要がある。 「急速な増加は行きすぎを伴う。  もたらされるものは混乱と無駄である。  ミドルマネジメントについても、  過剰となることほど害の大きなものはない。  成果を越えた害を与える。  成果と意欲に害を与える。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第5章 マネジャー  25 ミドルマネジメント)