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8月, 2023の投稿を表示しています

■自分の強みを活かす■~戦略上きわめて重要な人事~

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 おはようございます。 朝から断続的に雨が降る 蒸し暑い高知の朝、 今日は一日降りそうですね。 8月も最後、 そろそろ秋めいて欲しいですね。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーは、 マネジャーに期待すべき具体的事項は、 誠実さ、人柄、一貫性などとしたが、 これらはあくまでも前提条件にすぎない、 とした。 そしてドラッカーは、 卓越したリーダーは ほかの人材に高い能力を求める一方、 自分の弱みから目をそらさないものだ、 とも考えていた、 と続ける。 だからこそ、 偉大なリーダーたちは、 戦略上きわめて重要な人事にあたって、 自分の弱い分野を 補ってくれる人々を雇ったり、 取り立てたりするのである。 ドラッカーは次のとおり続ける。 「無理をして専門家を目指してはいけない。  むしろ自分の強みを活かし、  ほかの分野はそれぞれ   一線級の人材に任せればよい」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第11章 生きるか死ぬかの決断)

■三種類の決断■~何を期待すべきか~

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 おはようございます。 小雨の降る高知の朝です。 今日は一日雨、 時折強く降りそうです。 お気を付け下さい。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 人事を拙速で決めると、 よい結果にはつながらないが、 経営トップが直面する判断については、 たいていは同じことが言える、 とした。 クレイムズは、 ドラッカーが最初に 生きるか死ぬかの 決断としてあげたのは、 以下の三種類である、 と続ける。 ◎いつ誰を昇進させるかにまつわる決定 ◎マネジャーの解雇あるいは降格 ◎部門の規模や業務内容(例:設備投資の大きさ) そしてクレイムズは、 第9章で述べたように、 ドラッカーはマネジャーに 何を期待すべきかを心得ていたとし、 次のとおり続ける。 「具体的には、  誠実さ、人柄、一貫性などである。  ただし、これらは前提条件にすぎない。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第11章 生きるか死ぬかの決断)

■真剣に考えをめぐらす■~経営トップが直面する判断~

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 おはようございます。 雲が空を覆ってますが、 合間に青空がのぞき、 上空には鱗雲が浮かんでいます。 今日は時折雨も降りそうです。 お気を付け下さい。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 当初ドラッカーは、 人事をめぐる決断だけを 対象としていたが、 のちに人事以外の 重要な決断にも 言及するようになった、 とした。 そして、ドラッカーは、 重要な採用や登用についての決断は そう頻繁に必要とされるわけではない、 と説いていると続ける。 ただし、そのような決断を迫られたなら、 決して急がず、 真剣に考えをめぐらさなくては いけないとし、 さらに次のとおり続ける。 「人事を拙速で決めると、  よい結果にはまずつながらないでしょう。  経営トップが直面する判断については、  たいていは同じことが言えます。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第11章 生きるか死ぬかの決断)

■決断を間違えない秘訣■~自分で決めること~

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 おはようございます。 昨晩は仁淀川まつり伊野花火大会を見物。 8月6日予定が台風で延期されたもので、 亀の井ホテルが取りやすくなっていた。 目の前で開く打ち上げ花火は圧巻、 堪能しました。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 この11章では、 マネジャーが日々直面する 重要な決断をめぐる ドラッカーの手法や 提言を掘り下げたい、 とした。 そして、生きるか死ぬかの決断を 間違えない秘訣は、 誰にも任せず自分で決めることである、 と続ける。 当初ドラッカーは、 この種の決断を狭くとらえ、 人事をめぐる決断だけを 対象としていたが、 のちに人事以外の 重要な決断にも 言及するようになった。 「そこでは『生きるか死ぬか』  という表現は用いなかったが、  人事がらみの決断にはつねに  組織の命運がかかっている。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第11章 生きるか死ぬかの決断)

■有名なドラッカー節■~日々直面する重要決断~

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 おはようございます。 快晴の高知の朝です。 朝風が随分涼しくなりました。 しかし日中は真夏の暑さです。 お気を付け下さい。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 組織が沈みそうになった時には、 誰かに判断権を集めないかぎり、 いつまで経っても何も決まらない とした。 クレイムズは、 これもまた有名な ドラッカー節であるが、 この11章では”決断”をテーマとする、 と続ける。 といっても、 あらゆる決断を 対象とするわけではなく、 ドラッカーが組織の命運が かかっていると見なした決断、 「生きるか死ぬかの決断」を扱うのだ。 「以下では、  人事や製品をめぐる決断など、  マネジャーが日々直面する  重要な決断をめぐる  ドラッカーの手法や  提言を掘り下げたい。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第11章 生きるか死ぬかの決断)

■『うろたえるな!』と声をあげる■~沈没しかかった組織~

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 おはようございます。 明るい陽が射し始めた高知の朝です。 朝は随分と涼しくなりました。 遠くに台風9,10号が発生し気になりますが、 週末は晴れそうですね。 日中は真夏日、熱中症には変わらず注意を。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 何年か前に、 組織の全員が利害をひとつにし、 仕事から高い満足を得るという 『階層制の終わり』がしきりに 話題にのぼった、 とした。 ところがこれは実現しなかったし、 これからも実現しないだろう、 と続ける。 ドラッカーは、 その理由は簡単であり、 組織が沈みそうになったなら、 全員を集めて意見を求めるのではなく、 命令を出すほかないのだとし、 さらに続ける。 「誰かが『うろたえるな!』  と声をあげなくてはいけない。  誰かに判断権を集めないかぎり、  いつまで経っても何も決まらない。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第11章 生きるか死ぬかの決断)

■第11章 生きるか死ぬかの決断■~『階層制の終わり』~

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 おはようございます。 曇り空で薄暗い高知の朝です。 今日は曇り時々雨、 雷注意報も出されています。 注意が必要です。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 誰を昇進させるかは、 マネジャーにとって とてつもなく重要な決断である、 とする。 クレイムズは、 1980年代にブランチャードとジョンソンによる 『1分間マネジャー』 (The One Minute Manager) やピーターズとウォータマンの 『エクセレント・カンパニー』 (In Search of Excellence) が刊行されて以来、 ビジネス書の書き手のなかには、 従来とはまったく異なる 新しい組織が誕生する、 と熱に浮かされたように はやし立てる人々も現れた、 とする。 そして、 当時は権限委譲運動が盛り上がり、 上からの指揮命令で動く仕組みを 逆さまにして、 階層を減らして水平な組織をつくろう、 としきりに叫ばれていたと続ける しかしドラッカーは、 これはかけ声倒れに 終わるにちがいないと見抜き、 2002年にこう記している。 「「何年か前に、  『階層制の終わり』がしきりに話題にのぼった。  ・・・組織の全員が利害をひとつにし、  仕事から高い満足を得るのだ、と。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第11章 生きるか死ぬかの決断)

■将来のニーズを考える■~「大手術」のために必要~

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 おはようございます。 雲が多い高知の朝ですが、 東の空には朝焼けが覗いています。 しかしこれから雨、 明日にかけてこんな調子のようですね。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ウェルチは過去の延長線上で 事業を行うためではなく、 GEの将来を切り開くのに ふさわしいリーダーとして、 抜擢されたのだった、 とした。 そして重要ポストに 人材を登用する際には、 目先の利益だけではなく、 将来のニーズも考えに入れることが 必須なのだとする。 クレイムズは、 ウェルチは1971年、 あるいは2001年(退任年)には 最適なCEO候補では なかったかもしれないとし、 さらに以下のとおり続ける。 「だが、  1980年代と90年代のGEは  「大手術」を必要としており、  そのためにはウェルチのリーダーシップが  欠かせなかった。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■時間軸とリーダーシップ■~「適材」という言葉は無意味~

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 おはようございます。 小雨が降る高知の朝、 湿度が高く蒸し暑いです。 今日は雨の一日、 昼頃には強く降りそうです。 お気を付け下さい。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 この第10章で重要なのは、 時間軸とリーダーシップをめぐる 教えだろう、 とする。 そしてクレイムズは、 ウェルチはGEの将来を 切り開くのに ふさわしい人材だったと、 ドラッカーから聞くまで、 ともすると、 リーダーを平面的にしか とらえていなかった、 と続ける。 この平面的な考え方に従うと、 時間軸を考えずに 最も優れた人材を選ぼうとするが、 ドラッカーはかつて、 「適材」などという言葉は意味をなさない、 何に適しているのかが問題なのだ、 と述べていた。 「ウェルチは、  過去の延長線上で事業を行うためではなく、  GEの将来を切り開くのにふさわしいリーダーとして、  抜擢されたのだった。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■業績を残した主な理由■~予測と実績の大きなズレ~

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 おはようございます。 薄曇りの高知の朝です。 朝方の蒸し暑さが いくらか減少したと感じます。 午後から週末にかけては、 雨が多そうですね。 雨具の準備をお忘れなく。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーはウェルチが、 情報を柱に据えて事業を 再構築したことを評価しているが、 これは知識社会においては 非常に重要な点だろう、 とした。 そしてドラッカーは、 ウェルチが偉大な業績を 残した主な理由は、 各事業部についての情報を、 目的に応じて何通りにも まとめたことだ、 とした。 片や、 従来型の財務レポートや マーケティング・レポートを作成して、 大多数の企業と同じように 各事業部の評価に用いていた。 「片や、  長期戦略を立てるために、  同じ情報をべつの手法によってもまとめた。  予想外の成果や失敗、  予測と実績の大きなズレなどに  焦点を当てたのだ」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■情報を柱に据えた事業■~『明日を支配するもの』~

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 おはようございます。 快晴の高知の朝です。 今日も一日真夏日、 熱中症には引き続き お気を付け下さい。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ウェルチが最後に掲げた優先課題は、 情報関連事業を柱に据えた事業の 再構築だった、 とした。 そしてクレイムズは、 特筆すべき点として、 ドラッカーはクレイムズの前だけでなく、 著書のなかでもウェルチを称えている、 と続ける。 『明日を支配するもの』において、 1981年にウェルチが CEOに就任して以来、 GEは世界の産業界で 他に並ぶもののないほど 大きな富を生み出してきた、 と書いているのだ。 さらにクレイムズは、 次のとおり続ける。 「ドラッカーは、  ウェルチが情報を柱に据えて  事業を再構築したことを評価しているが、  これは知識社会においては  非常に重要な点だろう。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■優先事項に専念■~5年間はリストラ~

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 おはようございます。 薄雲がかかってますが、 晴れの朝陽が昇り始めた高知の朝です。 今日はおおむね晴れ、午後に俄雨ありです。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーはウェルチについて、 さまざまな意味で生まれながらの リーダーだといえる、 としていた。 そして、優先事項に専念して、 そこから注意をそらさないことが いかに大切かも知っていた、 と続ける。 ドラッカーは、 したがってウェルチは、 5年間就任後の5年間は、 リストラを優先させ、 その後『何をすべきか』を再び考え、 新たに優先事項を設けたのだ、 とする。 「最後に掲げた優先課題は、  情報関連事業を柱に据えた事業の  再構築でした」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■『何をすべきか』を問う力■~生まれながらのリーダー~

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 おはようございます。 東の空が朝焼けに染まる高知の朝です。 これから週初めくらいは、 晴れそうですね。 高知の夏空が広がりそうです。 土曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ウェルチ関連の本の 執筆や編集にたずさわり、 合計七冊を世に 送り出していたのだから、 ドラッカーとの議論を 中途半端に終わらせることは、 責任ある態度とはいえないだろう、 とした。 そして、ドラッカーは、 ウェルチは類い稀な幸運に 恵まれた上に、 就任時には優れた 事業プランが用意されていた、 と強く信じていたと続ける。 ただし、全体像をつかむためには、 ウェルチ自身の貢献の数々についても、 指摘しておく必要があるだろうとする。 クレイムズは、 ドラッカーはウェルチが CEOに就任した時点では 成功へのお膳立てができていた、 としながらも、 ウェルチを生来のマネジャーだと 次のとおり評価しているとする。 「ウェルチは、  さまざまな意味で生まれながらのリーダーだといえます。  ・・・・・特に優れているのは、  『何をすべきか』を問う力、  自分は優先度の高いことがらだけに取り組み、  それ以外は誰かに任せる力などでしょう」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■巨額の前払い金■~責任ある態度とはいえない~

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 おはようございます。 昨夜もまた大きな雷鳴が轟きました。 トム・クルーズの宇宙戦争の怪物が 雷雲の中を縦横に走り回っているような。 これから雨は減り曇り空が多くなりそうです。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ウェルチの回顧録の発行契約に ワーナー・ブックスは、 710万ドルもの巨額の前払い金を支払った、 とした。 そして、これは、 ノンフィクションの前払い金としては 破格の金額で、 当時、これを上回っていたのは、 法王ヨハネ・パウロII世の 『希望の扉を開く』 だけであり、 その金額は850万ドルだったと続ける。 参考までに、以後、 ヒラリー・クリントン、 ビル・クリントン、 アラン・グリーンスパンが 自叙伝を著し、 それぞれ800万ドル、 1200万ドル、 850万ドルを受け取っている。 クレイムズは、 次のとおり続ける。 「わたしは長年、  ウェルチ関連の本の執筆や編集にたずさわり、  合計七冊を世に送り出していたのだから、  ドラッカーとの議論を中途半端に終わらせたなら、  責任ある態度とはいえないだろう。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■伝説の経営者という呼称■~後任はやり手タイプ~

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 おはようございます。 昨夜は大きな雷鳴が轟き驚かされました。 今もまだ強弱付けながらも 雨が降り続いています。 日中もこの状態が続きそうです。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーの友人である経営幹部は、 ドラッカー邸を訪れて歓談しているときに、 会長職は諦めようと決めたのだ、 とした。 そして、レグ・ジョーンズの後任に ウェルチが決まったという発表を受け、 『ウォールストリート・ジャーナル』は 「伝説の経営者の後任はやり手タイプ」 と報じたと続ける。 しかしクレイムズは、 いまや「伝説の経営者」の呼称に 誰よりもふさわしいのは、 ジャック・ウェルチその人である、 とする。 「ウェルチが回顧録の執筆を決めると、  各出版社が「ぜひとも当社から」と入札に殺到した。  契約を勝ち取ったワーナー・ブックスは、  710万ドルもの巨額の前払い金を支払った。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■将来を切り開ける経営者■~後継者レースから身を引く~

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 おはようございます。 台風一過で、晴れ間がのぞく高知の朝です。 しかし夜からは雨が降り、 2,3日雨模様の天気みたいですね。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ウェルチは、 レグ・ジョーンズ時代のGEの経営には 適していなかった、 とした。 そして、 これに適していたのは、 ドラッカーの友人で、 彼は後継者レースから みずから身を引いた、 と続けた。 彼は、自分は将来を切り開くのには 向いておらず、 いまの事業環境を泳ぐのは得意だが、 求められているのは 将来を切り開ける経営者だと語った、 とした。 そしてドラッカーは、 この友人は当時副社長だったが、 ウェルチがCEOに就任した一年後、 辞任を決意したが、 それは、そのソファに 座っているときだったと言った。 「ドラッカーはわたしの背後のソファを指し示した。  くだんの経営幹部は、  ドラッカー邸を訪れて歓談しているときに、  会長職は諦めようと決めたのだ。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■真実は「霧のなか」■~後継者に選んだ理由~

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 おはようございます。 あの戦争が終わって78年。 世界で数千万人が犠牲となり、 多くの若い世代の命が奪われた。 その悲惨さを語り継ぐ世代は年々減少し、 戦争風化が懸念される。 だれも戦争などありえないと考える中、 いつのまにか引き返すことができない 一本道を進み始める。 現実に今、ウクライナや中東、アジア、アフリカ等では リアルな戦闘行為が行われ、 多くの民間人がその犠牲になっている。 日本においてもあの無謀な戦争に対する 反省基調が希薄になり、 かつての国家主義、全体主義の空気が 醸成されつつあるように感じる。 子供や孫の世代にどんな道を道を残すのかは、 現役世代の課題だ。 この日にあらためて、鎮魂の思いと共に、 次世代への責任の重さを受け止めたい。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ウェルチが退任した年には、 GEキャピタルの資産は 3700億ドルへと膨らみ、 全社収益の41%超を 稼ぎ出すまでになっていた、 とした。 そして、 ドラッカーが好む表現を用いるなら、 いまとなっては真実は「霧のなか」だ、 と続ける。 GEの金融サービスは、 レグ・ジョーンズが種をまき、 ウェルチが育てたものだが、 ウェルチは誰も予想しなかったほど 熱心に育ててやがて大きく開花させた。 ドラッカーは、 GEとウェルチをめぐる話を 次のような言葉でしめくくった。 「ジョーンズがウェルチを  自分の後継者に選んだのは、  事業プランにふさわしい人物だと考えたからです。  ただしウェルチは、  レグ・ジョーンズ時代のGEの経営には  適していませんでした。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■巨大サービス企業への脱皮■~『ジャック・ウェルチわが経営』~

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 おはようございます。 薄曇りの高知の朝です。 湿気満載の空気です。 台風7号が接近してきました、 十分警戒して下さい。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ウェルチの就任前に、 GEが金融サービス事業を どの程度まで手がけていたかについて、 身を乗り出すように教えてくれた。 そしてクレイムズは、 事実を振り返ってみたい、 と続ける。 ウェルチは回顧録 『ジャック・ウェルチわが経営』において、 自身が経営トップの座に就く3年前の1978年に、 GEキャピタルは50億ドルもの資産を保有していた、 とつづっている。 とはいえ、GEが巨大メーカーから 巨大サービス企業へと脱皮したのは、 ウェルチがサービス事業を熱心に 推進したからで、 2000年までには、 GEキャピタル関連で何百もの 合併案件をまとめたり、 ゴーサインを出したりしていた。 「そして氏が退任した年には、  GEキャピタルの資産は  3700億ドルへと膨らみ、  全社収益の41%超を  稼ぎ出すまでになっていた。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■二〇世紀最高の経営者■~『下地どころではありません』~

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 おはようございます。 朝から厳しすぎる日差しの高知です。 今日も40度近くになるんでしょうね。 しかし、朝はいくらか空気が 落ち着いてきたように感じるのは、 立秋過ぎたからでしょうか。 台風7号は日本列島のど真ん中を 狙って近づいています。 警戒して下さい。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ウェルチ指揮下のGEに対する ドラッカーの評価を 自分が正しく理解しているかどうか、 確認したくなった、 とした。 そして、 「当代きっての名CEO」 の名前をほしいままにし、 「20世紀最高の経営者」 とも称えられる人物の業績が、 ドラッカー達の他者が 何十年も前にとった行動に 助けられたものだとは、 すぐには信じられなかった、 と続ける。 そこでクレイムズは単刀直入に、 話の趣旨は、 GEではウェルチのような人物が 活躍する下地がすでに整っていた、 ということですか、 と聞いてみた。 ドラッカーの答えに クレイムズは愕然としたとする。 「氏は『下地どころではありません』と言ったのだ。  つづいて身を乗り出すようにして、  ウェルチの就任前に、  GEが金融サービス事業を  どの程度まで手がけていたか、  教えてくれた。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■GE象徴事業の売却■~助言に対するウェルチの感謝~

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おはようございます。 快晴の高知の朝です。 台風6号は朝鮮半島に 上陸、消滅しましたが、 7号が日本列島に直進しています。 息子が静岡興津川でやってるオートキャンプ場、 また心配だな。 https://linevoom.line.me/user/_dTxzdhvFZAT6EYBuUQdJrEMbM76uKSDvQGPaT0Q?utm_medium=windows&utm_source=desktop&utm_campaign=OA_Profile 丁度お盆時期、お気を付け下さい。 土曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ウェルチの戦略や戦術には ドラッカーを源流とするものが いくつもあるように思われる、 とした。 たとえば1984四年にウェルチは、 多くの人がGEの象徴と見なしていた ハウスウェア事業の売却を決めたが、 これは、この事業はすでに成熟しており、 会社を力強く飛躍させるのには役立たない、 という考えからだった、 と続ける。 ドラッカーは、 ウェルチのこの判断は クレイムズがインタビューを行った部屋、 つまりドラッカー邸の一室で行われた、 とさりげなく語った。 クレイムズは次のとおり続ける。 「『ウェルチはわたしの助言に感謝してくれました』  ふたりのこのような関係を聞いてわたしは、  ウェルチ指揮下のGEに対する  ドラッカーの評価を  自分が正しく理解しているかどうか、  確認したくなった。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■ピカピカのスロットマシン■~ドラッカーを源流とするもの~

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 おはようございます。 時折強い風雨が吹く高知の朝です。 台風6号の余波が長引いている。 昨日のよさこい祭りは、 風雨が止んだ狭間で行われ、 ラッキーでした。 今日も時折降りそうです、 お気を付け下さい。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 それまで10年のあいだに 編集あるいは執筆した、 すべてのウェルチ本で、 彼は恐竜企業の救世主と 描いていた、 とした。 ところが、 長年にわたってウェルチや GEのコンサルタントを務めたドラッカーが、 CEO時代のウェルチについて、 まったく異なる印象を語ったのだ。 そしてドラッカーによれば、 GEは1980年ごろに すでに飛躍への準備を終え、 それはあたかも、 スロットマシンがピカピカに磨かれ、 「たくさん儲けさせてあげよう」と 次の利用者を待っているようなものだった、 と続ける。 クレイムズは、 ドラッカーとウェルチの関係には、 目を見張るものがあった、 とする。 「ウェルチは、  『市場のナンバー1または  ナンバー2になれないなら、  その事業からは撤退する』という戦略は  ドラッカーの教えによるものだと述べているが、  ウェルチの戦略や戦術にはこのほかにも、  ドラッカーを源流とするものがあるように思われる。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■恐竜企業の救世主■~一人の功績ではない~

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 おはようございます。 雨降りの高知の朝です。 断続的に雨風が強くなるが、 線状降水帯の影響らしい。 よさこい祭りは昨日スタートしたが、 今日の雨には要注意です。 週明けには台風7号、 お盆に重なりますので レジャー予定に影響が出そうですね。 お気を付け下さい。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ウェルチがCEOに 就任したときのGEには、 訓練が行き届き、 能力が実証ずみであるばかりか、 はっきりした問題意識を持った 幹部候補が大勢いたのだ、 とした。 そしてさらに、 コーディナーとスミディがいなければ、 ウェルチ一人であれだけの功績は あげられなかったでしょう、 と続けた。 クレイムズは、 発すべき言葉がなかったとする。 コーディナーとスミディが いなかったなら、 ウェルチはあれだけの功績は あげられなかった、 ということは、 クレイムズがそれまで 10年のあいだに 編集あるいは執筆した、 すべてのウェルチ本の内容に 反する言葉だったのだ。 「それら七冊のウェルチ本はいずれも、  『官僚的な体質のせいで  倒れかけていた恐竜企業の救世主』  としてウェルチを描いていた。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■大がかりな分権化■~問題意識を持った幹部候補~

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 おはようございます。 雲が多い高知の朝、 今は雨が降ってないです。 台風6号は相変わらずゆっくりと 九州西岸に沿って北上中です。 お気を付け下さい。 よさこい祭り、今日の花火大会は 延期されましたが、 明日からの本番は予定通り開催されます。 4 年ぶりの「フル開催」、 まさしく待ちに待った開催です。 踊る人も見る人も気を付けて楽しんで下さい。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 GEのコンサルティングを行う きっかけをつくってくれた人物は、 ハロルド・スミディだとする。 そしてそのハロルド・スミディは、 ブーズ・アレン・アンド・ハミルトンの 上級共同経営者を経てGEに入社し、 経営コンサルタントたちを束ねていた、 と続ける。 GEでスミディは 組織の下層に 判断権を与えることを目的にした 大がかりな分権化を目指した 組織改編を推し進めたが、 その際にドラッカーは筆頭格の コンサルタントとして お手伝いしたのだとする。 「あれは1940年代終わり、  いえ、50年代はじめですね。  ......とにかく、  ウェルチがCEOに就任したときのGEには、  訓練が行き届き、  能力が実証ずみであるばかりか、  はっきりした問題意識を持った  幹部候補がおおぜいいたのです。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■幹部候補の育成や研修■~GEのコンサルティング~

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おはようございます。 断続的に雨が降る高知の朝です。 台風6号は相変わらず ゆっくりとしたスピードで 北に向けて進み、 今日から明日にかけて 九州に最接近しそうです。 この時期、各地で予定されているお祭りですが、 よさこい祭りも明日(8/9)の花火大会が 既に延期決定され、 本番開催(8/10,11,12)についても気象状況を見て 今日(8/8)協議して見極めるとのことです。 台風の影響はまだ長引きそうですので、 十分警戒して下さい。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 クロトンビル研修所の受講者は、 50年代の終わりには 全従業員の10%以上に 相当する25000人を数えた、 とした。 そして、全社戦略担当の幹部 ウィリアム・ロスチャイルドによると、 のちにウェルチは ワークアウトや シックスシグマなどの運動を展開し、 幹部候補の育成や研修に それまで以上に 力を注いだと続ける。 だが50年代には、 この種の幹部候補研修は まったく前例がなかった。 さらにドラッカーは、 GEとウェルチについて ひたすら語りつづけた。 「クロトンビル研修所の設立にかかわったのは、  わたしを含めて三人です。  ほかのふたりは、  GEの当時のCEOラルフ・コーディナーと、  わたしがGEのコンサルティングを行う  きっかけをつくってくれた人物です。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■累計25000人の受講者■~13週間に及ぶ缶詰講義~

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 おはようございます。 朝から雨の高知です。 台風6号の影響でしょう。 この台風、現在は東に向かってますが、 これから急に北方向に転換し、 九州方面に上陸の恐れが出始めました。 影響が長引いています、 十分お気を付け下さい。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは クロトンビル研修所は 何十年にもわたって 数々の優れたマネジャーを輩出したが、 そのようななか、 1981年にウェルチが 経営の舵をとったのだ、 とした。 そして1956年、 GEはプロフェッショナル・ビジネス・マネジメント・コース という研修を実施し、 合計4000人ほどの 専門職やマネジャーがこれを受講した、 と続ける。 ちなみに、受講者は13週間も缶詰状態になるという、 過酷なコースで、 午前中は毎日、政府高官、社会学者、経済学者による 講義が行われた。 「50年代の終わりには、  受講者は累計で6倍にも増え、  25000人を数えた。  これは全従業員のじつに10%以上に相当する。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■クロトンビル研修所の設立■~優れたマネジャーを輩出~

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 おはようございます。 雲が多い高知の朝、 蒸し暑いです。 今日は広島原爆の日。 原爆投下により多くの市民が無差別に 命を奪われてから78年。 あらためて犠牲者のご冥福を祈り、 平和の誓いを新たにしたいと思います。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは ノール・ティシーは、 先達たちがウェルチに 与えた影響にも触れているとした。 そしてティシーは、 プロジェクトを立ち上げた コーディナーCEOは、 GEのマネジャーたちに 『ブルー・ブック』に書かれた 新しい原則を教え込むために、 クロトンビルの研修所を設けたのだ、 と続ける。 このクロトンビル研修所は 多大な成果をあげたため、 アメリカばかりか他国の企業もこれに倣い、 IBMはサンズ・ポイント・スクールを、 日立製作所は日立総合経営研修所を それぞれ設けた。 ドラッカーはコーディナーの要請で このクロトンビル研修所の設立にかかわったが、 そのことについて、次のとおりと語っていた。 「あの研修所は何十年にもわたって  数々の優れたマネジャーを輩出しました。  そのようななか、  1981年にウェルチが  経営の舵をとったわけですよ」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■ウェルチのキー・コンセプト■~目標による管理(MBO)~

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 おはようございます。 蒸し暑い高知の朝です。 異例の動きを見せる台風6号(カーヌン)、 再度沖縄を直撃し、 週明けには九州、 四国あたりに上陸しそうです。 引き続きお気を付け下さい。 土曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは GEクロトンビル研修所の 元所長ノール・ティシーは、 ウェルチが折に触れて用いる キー・コンセプトの多くは、 マネジメント・バイブル『ブルー・ブック』の 中身そっくりだと述べている、 とした。 そして、ウェルチについての著書に 『ブルー・ブック』には、 じつに細かい処方箋が 何ページにもわって 延々と説明されているが、 そのひとつに 目標による管理(MBO)という 概念がある、 と続けている。 クレイムズは、 これはドラッカーが考案した 概念であるとする。 ティシーはこのほか、 ウェルチがのちに掲げた 革新的アイデアの数々が、 そこには記されていたとしている。 続けてティシーは、 先達たちがウェルチに 与えた影響にも触れている。 「たとえば、  分権化をめぐる『ブルー・ブック』の記述は、  ウェルチのスピード原則にきわめてよく似ている。  ............つまり、  意思決定の遅れや監督を最小限に抑え、  俊敏さ、ひいては顧客サービスと  自社の利益を最大化する、  という原則である。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■マネジメント・バイブル『ブルー・ブック』■~当て推量を排除するため~

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 おはようございます。 雲の合間から除く上空には青空の中鱗雲が浮かび、 山間には湿気を含んだ暗い雲がかかっています。 仁淀川は左程濁りもなく静かに流れています。 明後日この河原で予定されていた伊野花火大会は、 台風の進路が定まらず月末に延期された。 その台風6号は向きを東に変え、 四国上陸の恐れも出てきたようです。 注意が必要です。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは 1951年ラルフ・コーディナーCEOが立ち上げた プロジェクトチームにドラッカーも加わった、 とした。 そしてこのコーディナーは、 革新的なマネジメント思想を信用せず、 マネジャーはあくまでもマネジャーである、 と公言するような人物だったと続ける。 そのため、 マネジメントにまつわる課題、 環境問題点などから 当て推量を排除するために、 マニュアルを作成するよう、 ドラッカーほかのチームメンバーに求めた。 こうして5巻3463ページからなる 膨大な成果物マネジメント・バイブル 『ブルー・ブック』が生まれた。 「GEクロトンビル研修所の元所長ノール・ティシーは、  ウェルチが折に触れて用いるキー・コンセプトの多くは、  『ブルー・ブック』の中身そっくりだと述べている。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■ドラッカー、GE、そしてウェルチ■~何百人ものマネジャーへのインタビュー~

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 おはようございます。 恒例の母親との温泉巡り、 今回は土佐久礼の岬にある黒潮本陣に一泊しました。 外湯は海水を沸かした露天風呂で 内湯は松葉川温泉からタンクローリーで運んできたもの。 源泉かけ流しではないがなかなかいい湯でした。 部屋から一望できる太平洋、 昨日は青空が見渡せましたが、 今朝はどんより雲がかかり、 小雨が降っています。 ゆっくりと北上中の台風6号の影響が広がっています。 今後の進路も不確定ですので引き続きお気を付け下さい。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは 最初に少し過去のいきさつに 触れたいとする。 ドラッカーは1950年代はじめから GEに対してコンサルティングを行っており、 古くから緊密な関係にあったのだ、 と続ける。 1951年、当時GEのCEOだった ラルフ・コーディナーが、 自社のマネジメント力を高めるために、 錚々たるメンバーからなるチームを立ち上げ、 ドラッカーもその一員に加わった。 「このチームは数十もの他社を調べ、  2000人のGE社員の記録をひもとき、  幹部を対象に時間動作研究を行い、  何百人ものマネジャーにインタビューを実施した。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■誰よりも謙虚な人物■~事実を歴史に刻みたい~

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おはようございます。 朝から蒸し暑い高知、 午後から明日にかけて雨が降りそうです。 大型で非常に強いとされる 台風6号がゆっくりと沖縄付近を北上中です。 スピードが遅く影響が長引きそうで、 警戒が必要です。 お気を付け下さい。 水曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは 誰かからインタビューを受けるのではなく、 自分の仕事に専念するのが、 若さを保つ秘訣で、 インタビューを受けることはない、 としていた。 ところが突然、 インタビューに応じるようになった、 とクレイムズは続ける。 そしてクレイムズは、 これまでに会った誰よりも ドラッカーは謙虚な人物だったとし、 さらに次のとおり続ける。 「マネジメントという専門領域を切り開き、  遠大な貢献をしたばかりか、  世界でひときわ輝く企業に  強い影響を与えたのだから、  その事実を歴史に刻みたいと考えるのは、  いわば当然だろう。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)

■後世に何を遺せるか■~若さを保つ秘訣~

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 おはようございます。 雲が多い高知の朝、 蒸し暑いです。 今日から8月ですね。 台風のシーズンは昔は9月でしたが、 強く大きな台風6号が沖縄方面に 近づいています。 早めに、十分な警戒をして下さい。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 最晩年のドラッカーは 自身が後世に何を遺せるかを、 大いに気にかけていた、 とした。 さもなければ、 クレイムズが本を書きたいと 考えていることを知りながら、 長時間にわたるインタビューに応じたり、 別の著者に、 おそらくは自身の死後に 刊行されるであろう 伝記的な本の執筆を 持ちかけたりは しなかっただろう、 と続ける。 クレイムズは、その本は、 エリザベス・ハース・イーダスハイムによる 『PF・ドラッカー理想企業を求めて』だとし、 ドラッカーが若かりしころ、 次のように述べていることを考えると ドラッカーらしくない行いだったとする。 「誰かからインタビューを受けるのではなく、  自分の仕事に専念するのが、  若さを保つ秘訣でしょう。  わたしもこれを実践しています。  申し訳ありませんが、お役には立てません」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第10章 ドラッカー、ウェルチについて語る)