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■自由の放棄による解放■~合理をもたらす約束~

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おはようございます。 今日も雲の多い川崎の朝ですが、 時々雨の予報。 なでしこジャパン間もなく イングランドと準決勝頑張れ! ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ こうして大衆は、 世界に合理をもたらすことを 約束してくれるのであれば、 自由の放棄もやむを得ないと覚悟した。 そして、自由が平等をもたらさなければ自由を捨て、 自由が安定をもたらさなければ、 安定を選ぶ。 これまで自由とは、 常に個人の自由を意味してきた。 選択の自由、良心の自由、信仰の自由、政治的な自由、 経済的な自由などすべての自由が、 多数派に対する少数派の自由、 社会に対する個人の自由を意味していた。 「自由によって魔物を退治できないとなれば、  自由があるかないかは二義的にすぎない。  自由が魔物の脅威を招くのであれば、  自由の放棄によって絶望からの解放を求める。」 ~『イノベーターの条件』 (2章 経済至上主義は人を幸せにするか)

■経済的価値の最優先■~人間の本性には関係ない。~

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おはようございます。 雨降りで始まった川崎の朝、 夕方まで降り続きそうですね。 今年も残すところ、半年。 うるう秒、1秒多い半年になりますね ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 経済的価値を最優先することが、 本来の人間の本性であるかどうかは関係ない。 失業の脅威や恐慌の恐怖、 経済的な犠牲を回避してくれるのであれば、 経済的な自由を 放棄することを受け入れ、 さらには歓迎される。 「大衆は、経済的な自由が  恵まれざる者の存在を   なくすことができなかったために、  それを社会的に有益なものと  考えることを止めた。」 ~『イノベーターの条件』 (2章 経済至上主義は人を幸せにするか)

■自由そのものの概念■~制度的な公式では救えない。~

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おはようございます。 雲の合間に薄く日のさす川崎の朝。 西日本と北海道は飴の模様、 しばらくは梅雨らしい天気が続きそうですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ わずか数十年前、 婦人参政権が政治上の 最重要課題とされていたことがあった。 しかし、今日では その意味が理解できなくなっている。 この民主主義への熱の醒め方は 制度上の問題にすぎないなどといえない。 イギリスでは比例代表制の導入が 問題解決のための万能薬として論じられているが、 ヒトラー以前のドイツでは、 比例代表制の廃止が真剣に論じられていた。 ドラッカーは、この民主主義の実態の凋落は、 制度的な公式では救えないとする。 "魔物たちの退治"のために必要であれば 民主主義ですらただちに放棄される。 「こうしてついには、  自由そのものの概念が値打ちを下げた。  経済的な自由は平等をもたらさないことが  明らかになった。  自らの利益を最大にすべく行動するという  経済的な自由の本質が、社会的な価値を失った。」 ~『イノベーターの条件』 (2章 経済至上主義は人を幸せにするか)

■経済的な自由は平等をもたらさない■~善悪もない。~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝ですが、 日中は全国的に快晴の模様です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、”魔物たちの退治”のために、 これまでの信条や制度をも廃棄するという傾向は、 民主主義そのものについても現れているとする。 少数派を保護したり、自由な議論を進めたり、 全ての者を対等とする妥協など、 民主主義が目的とし手段としてきたものも、 この”魔物退治”という 新しい課題の前には意味を持たない。 民主主義が目的としたものを 実現するための制度も、 現実的ではなくなった。 「民主主義が目的としたものを  実現するための制度も、  もはや無意味となり非現実的となった。  それらのものは、  もはや善ではなく悪でもない。  普通の人間にとっては重要でなく、  理解もできない。」 ~『イノベーターの条件』 (2章 経済至上主義は人を幸せにするか)

■経済の魔物■~頼るものは奇跡だけ~

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おはようございます。 梅雨らしい小雨の川崎の朝。 午後からは、雨も上がり 週末を楽しめそうですよ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 今日の貨幣中心の経済学者は、 自由と合理の社会を破壊する魔物を、 ”魔法の儀式”によって退治しようとする。 ドラッカーは、 アメリカでこの種の万能薬が流行しているのは、 自由を願う信仰と信条が他の国よりも大きく、 しかも真剣だからであるとする。 頼るものが奇跡しか残っていないからといって、 袋小路から脱出するすべを探す学者や それに従う大衆を 責めることはできない。 「大衆は、意識するとしないとにかかわらず、  今日の社会そのものを棄てるか、  それとも魔物たちの退治を  諦めるかしかないことを知るに至った。  今や他のすべてを犠牲にしようとも、  経済の魔物を絶滅すべきであるとの主張が   世を風靡している。」 ~『イノベーターの条件』 (2章 経済至上主義は人を幸せにするか)

■奇跡への信仰■~詐欺師か馬鹿者~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝、 西日本で、現在降っている雨が、 午後には関東地方にもやってくる模様。 雨具をお忘れなく。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、"賢者の石"が詐欺に過ぎず、 それに騙された学者が 馬鹿にすぎなかったことを知っていると続ける。 同様に、未来の人たちは、 金の適正価格を日ごとに決めることや、 貨幣の流通速度を増大させることによって、 経済課題が解決できると 信じている今日の人たちを、 詐欺師か馬鹿者だったに違いないと 面白がって見るに違いないとする。 「今日われわれは、  一瞬にして混沌を秩序に変えてくれる公式や呪文、  仕掛けを必死に探している。  その挙げ句、奇跡へのかつての素朴な信仰さえ  分別あるものにみえるほどの  奇跡への信仰を生みだしている。」 ~『イノベーターの条件』 (2章 経済至上主義は人を幸せにするか)

■不合理の魔物再来■~第一次大戦と大恐慌~

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おはようございます。 関東地方は、今日も梅雨は一休み。 10年後2025年に団塊の世代が75歳を迎え、 高齢者人口が3500万人を超える。 一方生産労働人口は6500万人に減少し、 高齢者1人を現役世代1.8人で支えるという 超高齢化社会となる。 現在の制度、仕組み、価値観では 社会機能は破たんする。 ”既に起こった未来”、 確実にやってくる現実、 社会の課題。 ”生涯現役”は精神論としての キャッチコピーではなく、 社会機能にとっての現実的な前提条件となる。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 資本主義の崩壊は、 それまで、日常として受け入れてきた 社会、信条、価値観を破壊した。 ”突如、社会の表層の下から 空洞が顔を覗かした。” ナチスドイツの台頭である。 ヨーロッパの大衆は、 社会が合理の力ではなく、 目に見えない不合理の魔物によって 支配されていることを知った。 第一次大戦において、 人間は突然、理性によっては 理解できない魔物の支配する世界のなかで、 力も助けもない分子と化した。 「その結果、人間は自由かつ平等であって、  その運命は主として  自らの価値と努力によって定まるとする  社会の概念が幻想であることが明らかとなった。」 ~『イノベーターの条件』 (2章 経済至上主義は人を幸せにするか)

■混沌とした群衆■~合理とは無関係の無意味なもの~

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おはようございます。 快晴の川崎の朝。 梅雨も一休みが多いと、 水不足で困るんですけどね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ また、一人ひとりは、 世界と社会の現実を 自らの存在に結びつけることもできない。 社会における一人ひとりの人間の役割は、 合理とはまったく関係のない無意味なものとなった。 一人ひとりの人間は、 その意味を受け入れることも、 自らの存在に結びつけることもできない 巨大な機構のなかで孤立している。   「社会は、共通の目的によって  結びついたコミュニティではなくなり、  目的のない孤立した分子からなる  混沌とした群衆となった。」 ~『イノベーターの条件』 (2章 経済至上主義は人を幸せにするか)

■神学は精密科学となった。■~「宗教人」から「知性人」の秩序への変容~

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おはようございます。 選挙権年齢が 18歳まで引き下げられることが決まった。 選挙権は憲法で定められた、 国民の権利である。 しかし、権利には責任が表裏として伴う。 選択することと、選択しないこと、 そしてその意図と結果。 これらに対する責任を考える必要がある。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 当時は、人間を「宗教人」とし、 その社会における位置づけを、 精神的な秩序において理解していた。 そして、神学は精密科学となった。 この宗教人の秩序が崩壊したとき、 自由と平等は、知的な領域において 実現すべきものとなった。 人間とは、自らに与えられた 自由かつ平等な知性によって聖書を理解し、 自らの運命を決定すべき存在であるとする教義は、 「宗教人」から「知性人」の秩序への変容をもたらした。 「この知性人の秩序が崩れた後、  自由と平等の実現が求められた次の領域が、  社会的な領域だった。  人間は初め「政治人」とされ、  次いで「経済人」とされた。  自由と平等は、経済的な自由と  経済的な平等を意味することになった。」 ~『イノベーターの条件』 (2章 経済至上主義は人を幸せにするか)

■自由と平等の追求■~不逞な石工の妄想~

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おはようございます。 昨日とは一変、 梅雨らしい曇り空の川崎の朝です。 韓国でのMARSが収まらない。 感染が疑われ入国した人が6人いたが、 潜伏期間の2週間経過し、 発症がなかったとのことである。 この時代、ウイルスを 完全に国境で防ぐことはできない。 一人ひとりが自己防衛を 考えなければならないんでしょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 自由と平等の追求 ヨーロッパにおいて 自由と平等は、 二つの基本概念である。 200年にわたって、 キリスト教の秩序からスタートし、 自由と平等を目的とし、 その実現を正統性の根拠としてきた。 ヨーロッパの歴史は、 この2つの概念を 現実の社会に実現しようと企てる歴史だった。 この企ては、 初めは宗教的な領域で求められた。 それは、あの世ではあらゆる人間が平等であり、 あの世の運命は、 準備段階であるこの世における行動と思考によって 自由に選択できるという信条であった。 これは、単に大衆を慰める手段に すぎなかったかもしれないが、 当時の人たちにとっては、 その約束は現実のものだった。 「教会の扉に法皇や司教、  王たちの堕獄を描いた「最後の審判」の図は、  不逞な石工の妄想ではなく、  自由と平等を精神の領域で実現しようとした  当時の真理の表現だった。」 ~『イノベーターの条件』 (2章 経済至上主義は人を幸せにするか)

■経済学の成立■~自由と平等を実現するという約束~

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おはようございます。 昨日分のブログをアップします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 経済人の概念が、 人間の本性を表すものとして 受け入れられるようになり、 経済学の発展が可能となった。 経済学が支配的な地位に置かれ、 経済学者は、企業の経営者、 政治の指導者、セミナーの講師、 ラジオの解説者として引っぱりだこである。 ドラッカーはこの動きを、 表層的な現象とし、 これは人を誤らせかねないとする。 ”われわれは、経済人の社会を救うための最後の絶望的な試みとして、経済学者を配置しているにすぎない。” 「マルクス主義の先には、  経済の領域の優越性と、  社会の目的としての自由と  平等への信条を融合させる手立てはなかった。  経済人の概念そのものにせよ、  経済人の概念を基盤とするいかなる社会にせよ、  それを正統なものとする唯一の根拠は、  自由と平等を実現するという約束だった。」 ~『イノベーターの条件』 (2章 経済至上主義は人を幸せにするか)

■エコノミック・アニマルとする概念■~虚構のナンセンスである~

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おはようございます。 梅雨空の川崎の朝、 今日も降ったりやんだり、 しかたないですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 資本主義とマルクス主義の信条と秩序は、 経済的な自由が、 自由と平等を自動的にもたらすという 目論見が誤っていたために失敗したとした。 そして、そのもっとも深刻な影響は、 社会の基盤としての基本的な概念である、 人間の本性と社会における位置づけと役割 についての考え方に対するものである。 経済的な自由が、 自動的に自由と平等をもたらさない ということが明らかになったために、 資本主義と社会主義の双方の基盤となっていた 人間の本性についての概念、 すなわち「経済人」の概念が崩れた。 「経済的な地位、経済的な報酬、  経済的な権利は、  すべて人間が働く目的である。  これらのもののために、  人間は戦争をし、死んでもよいと思う。  そして、ほかのことはすべて偽善であり、  街いであり、虚構のナンセンスであるとする。」 ~『イノベーターの条件』 (2章 経済至上主義は人を幸せにするか)

■破綻した「経済人」の概念■~偽りの神であること~

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おはようございます。 関東地方の昨日は、突然の横殴りの雨に驚かされた。 今日も同様の急変が予想されてます。 お気を付けください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 現実に存在する階級社会は、 資本主義そのものの信条と相容れないため、 資本主義は意味をなさなくなった。 そして、”階級闘争”は、 現実を認識し説明はしたが、 何ももたらさなかっがゆえに、 マルクス主義にも意味がなくなった。 資本主義とマルクス主義の信条と秩序は、 経済的な自由を実現すれば 自由と平等が自動的にもたらされるという 論理の誤りにより失敗した。 そして、この失敗は、 経済の領域で影響をもたらしつつあるが、 政治の領域でも、 あらゆる制度を無意味なものにしているとする。 「資本主義が、  厳格に仕切られた階級の間に  必然的に階級闘争をもたらすために、  偽りの神であることが明らかになった一方で、  社会主義も、  階級をなくすことができなかったがゆえに、  偽りの神であることが明らかになった。」 ~『イノベーターの条件』 (2章 経済至上主義は人を幸せにするか)