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■無意味な差別化を行っている製品■~高級品であるという錯覚~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝です。 週の後半突入です。 暑い中ですが、頑張りましょう! ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 製品の11分類 NO9【非生産的特殊製品】 これはどういった製品か? 市場において経済的な機能を果たしていない製品、 つまり企業が意味ある差別化として求めていることを、 顧客は無意味と判断し、購入しようとしない製品を指す。 企業は、高度な技術や複雑な工程を必要とし、 その結果としてコストも時間も多く費やすということだけを理由として、 高級品としての位置づけをする。 自らの懸命の努力で、顧客に意味ある差別化をもたらすと錯覚するのだ。 しかし、ここでも問題は顧客がどう見るかである。 技術も工程も、その結果のコストも時間も顧客自身の価値と無関係であれば それは無効であり、無駄でしかない。 「非生産的特殊製品は利益流失の原因となる。  しかも不相応に資源を使っている。  なぜならば、常に改善とモデル変更を行わざるをえないからである。  新製品のふりをしなければ市場にとどまれないからである。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(第4章 製品とライフサイクル)