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■失敗よりも害が大きい。■~成功は愛着を生む。~

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ドラッカーは、公的機関が”成功”するための条件について、 自らに課すべき、六つの規律があるとする。 第六規律【目標に照らして成果を監査する】 第五の規律で、活動による成果のフィードバックを行った。 最後の規律は、活動による成果を、当初決定した目標と比較検証し、 その目標が有効であるかについて確認を行うこと。 政治経済状態や、顧客の要求、組織の持っている技量等は目まぐるしく 変化し続けている。 なので、目標を設定した時点とは状況が異なり、その目標が 意味のないものになっている可能性がある。 そういった、目的に合わない目標や、実現不可能になった目標は即時に 中断しなければならない。 そうしなければ無駄な活動のために、一生懸命、時間やお金をかけて しまうことになる。 しかし、ドラッカーは、一旦成功したことを捨てることは、失敗したことを 捨てることより難しいとする。                           「成功は失敗よりも捨てることが難しい。 すでに自負を育てている。 成功は愛着を生み、思考と行動を習慣化し、過信を生む。 意味のなくなった成功は、失敗よりも害が大きい。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」