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■従業員の足を引っ張っている■~ボスとして何をすべきか~

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おはようございます。 快晴の朝、 気持ちの良い秋空が広がっています。 好天続きですが、明日は一息で雨の模様です。 今日が行楽日和です。 お楽しみ下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 セールスパーソンはおそらく、 アメリカ経済の中で 最も生産性が落ちてしまっている 職種ではないだろうか、 とした。 そして、その一方で、ここ数年間、 目覚ましい成功を収めている GAPなど一部の小売チェーンは、 どこも同じ手法を踏襲している、 と続ける。 彼らはセールスパーソンのところに行って、 「君には何が期待できるかな」と言ったり、 「会社のせいで君の仕事が やりにくくなっていることはないだろうか」 と聞いたりする。 ドラッカーは、 大半の組織は、 実績を上げようとする従業員の足を 逆に引っ張っているので、 彼らに対するマネジメントのプロセスでは、 九か月ごとに彼らのところまで行って、 次のように語りかけることが 大切になるとする。 「給料に見合った仕事を  しようとしている君の力になるには、  この組織や部門に対して、  会社は何をすればよいのか、  そして君のボスとして  私は何をすればよいのか話してくれないか。  また、会社がどんなことをして  君の足を引っ張っているのか  話してくれないだろうか」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■最も生産性が落ちた職種■~サービス相手は誰か?~

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おはようございます。 青空が広がる秋空、 朝の冷え込みも日増しに強まり 紅葉前線も一気に降下。 この週末は快晴で、 紅葉狩りに良さそうですね。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 個人よりも集団を対象に しなければならない分野については、 仕事を達成する責任を チームの構成員全員に 負わせるべきだとした。 こうした話に関連して、 セールスパーソンについて ドラッカーに質問した人がいた、 と続ける。 セールスパーソンはおそらく、 アメリカ経済の中で 最も生産性が 落ちてしまっている職種で、 現在のデパートの営業職の売上は、 50年前から60年前のおよそ 半分になっているはずだ、 とする。 「その理由として、  さまざまな種類の書類作りが  仕事の負担になっていることが挙げられます。  セールスレディーはもう顧客に向かって  サービスをしていません。  サービスをしている相手は、  コンピューターになっているのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■集団を対象にする分野■~達成責任は構成員全員に~

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おはようございます。 朝陽がきれいな朝、今日は立冬。 暦通り寒い一日になりそうです。 金曜日 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 従業員の評価について、 仕事の穴や悪い習慣、 目の行き届かなかった分野、 改善が必要なものなどを、 わざわざ指摘する必要はない、 とした。 そして、はっきりすべきことは、 個人よりも 集団を対象にしなければならない分野が いくつかあるということだ、 と続ける。 たとえば、研究部門では 大部分の仕事はチーム全員の努力でこなしているから、 個人を評価するのはほとんど不可能だ、 とする。 たとえば医薬品メーカーの場合には、 純粋な研究の初期段階は、 たいてい個人から始まり、 次には、さまざまな合成物の 開発をする段階が待っているが、 この段階で、生化学者や薬理学者、 医療関係の人たちなどを集めて、 本格的にチームで始動することになる。 ドラッカーは、 こうした場合には、おそらく三年ごとに 評価のテーブルについて、 こんな質問をぶつけるべきだろう、 とする。 「『君はプロジェクトを大きく前進させるために  どんな貢献をしてくれたのでしょう。  これから先、大きな前進を図るために  どんな貢献をしてくれるつもりなのでしょう』。  それが集団に対する評価の最終段階ではありませんが、  この仕事を達成する責任を  チームの構成員全員に負わせるべきなのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■貢献に目を向けるべき■~仕事の穴や悪い習慣~

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おはようございます。 今朝も快晴、日一日と冷え込みが増し、 明日は立冬、暦の上では冬です。 しかし日中は上着の要らない気温、 温度変化にお気を付け下さい。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 評価の作業は設定された 目標との対比から始める必要が、 一年半がたってから測定すると、 目標が変更されてしまっていることに 気がつくのがオチとなる、 とした。 そして、ひとたび従業員が 自分の実績をよく見つめ直した上で 評価を求めてやって来たときには、 できなかったことを俎上にのせる前に、 まず達成したことや 貢献したことに目を向けるべきだ、 とする。 ドラッカーは、 仕事の穴や悪い習慣、 目の行き届かなかった分野、 改善が必要なものを、 わざわざ指摘する必要はなく、 次のようにに言うと良いだろう、 とする。 「『これはなかなか立派な実績ですよ。  でも、この分野については、  君はちょっとばかり簡単に考えすぎてはいませんか。  これはとても大切な仕事なのだから、  そこそこの出来では困るんです』。  こうして、目標設定や実績に対する  評価作業の負担を個人かグループに  負わせるのがよいでしょう。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■目標承認は経営者の権利、義務■~対比から始める~

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おはようございます。 今朝も快晴、きりっとした空気が漂います。 しばらくは好天、秋の深まりを楽しめそうです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 従業員個人にしろ集団にしろ、 どんな責任を負うのか という答えを話しにきたときは、 その場ですぐにイエス、ともノーとも 答えない様にしなければならない、 とする。 その理由は、目標を承認するしないは 経営者の権利であり義務でもあるが、 その答えを慎重に検討するべきだからだ、 と続ける。 評価の作業は、すでに設定されている 達成目標との対比から始める必要が あるだろうが、一年半がたってから 従業員が積み上げた実績を検討したのでは 十中八九目標が変更されてしまっていることに 気がつくのがオチとなる。 「具体的には、その年度が始まって三か月たったころに、  その従業員を呼んでこんな話をしているのです。  『ジョー君、急ぎの仕事が入った』、  あるいは『この計画の前提は  君が新しい装置を手に入れることだったはずなのに、  まだ手に入っていないんだね』。  ただし、このように目標が変更されていたとしても、  少なくとも、それが何から外れてしまっているのかは  わかるものです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■一体、責任を果たすとは?■~明確にして初めて成果が得られる~

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おはようございます。 朝焼けがきれいな朝です。 快晴が続き朝の冷え込みが 日増しに強まります。 秋が深まりますね。 連休明け、今週も頑張りましょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 従業員のほとんどの人は間違いなく、 仕事の観点からは考えても、 成果の観点からは考えない、 とした。 そして、一体、責任を果たすとは どんなことなのだろうか、 と続ける。 もし誰かがドラッカーに向かって、 この大学院はあなたに対して どんな責任を負わせるべきか、 とたずねた場合、 学生の育成という観点から考えると、 その返答に苦労するだろうとする。 「それでも、  具体的な責任を明確にして  初めて成果が得られるのです。  それはともかく、  少なくとも私がその答えを  考えさせられるのは  望ましいことでしょう。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■どんな責任を負うか■~成果の観点からは考えない~

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おはようございます。 青空が段々と朝陽に染まり始めています。 三連休最終日は快晴です。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 従業員に対して 貢献や成果の観点から、 あなたにどんな責任を 負ってもらうべきなのだろうか との質問すればよいとした。 しかし、この質問を初めてぶつけられると、 従業員は非常に答えにくい質問だと 感じるだろうと続ける。 なぜなら、彼らはそんな観点で 考えたことがないからであり、 ほとんどの人は間違いなく、 仕事の観点からは考えても、 成果の観点からは考えないのだ。 「たいていの人は、 『私はいつも誰よりも早く出勤して、  誰よりも遅く帰宅する』と言うものです。  これは、夜間に働いている  警備員の場合なら  文句のない答えかもしれません。  けれども、そうでない人の場合は違います。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■評価作業の落とし穴■~貢献や成果の観点~

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おはようございます。 薄曇りの朝です。 三連休中日の今日は、 所々で雨の予報も出てます。 お気を付け下さい。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 仕事の成果に対する責任を負うのは 従業員自身であり、 個人としても、チームワークという 観点からしても、 彼らには責任があるのだ、 とした。 そして、予算の年度に合わせた 年に一度の評価作業の落とし穴から 抜け出すべきで、 予算と評価を切り離すのは よい考えだと続ける。 ドラッカーは、従業員に対して こんなふうに 質問すればよいだろうとする。 「この組織は、あなたやあなたの研究グループに  ―あるいはデパートのこの階、この売り場に―  どんな責任が期待できるのでしょうか、  つまり、この組織では貢献や成果の観点から、  あなたにどんな責任を   負ってもらうべきなのでしょうか」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■道徳的な堕落■~報酬の対価に対する責任~

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おはようございます。 明るい陽射しの朝です。 三連休初日は一日快晴、 気持ちの良い日和になりそうです。 明日は雨模様、行楽は今日ですね。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 今日から、新しい講義。 ドラッカーは、 従業員に支払った報酬の対価として、 私たちは彼らにそれなりの責任を 求めるべきだとする。 そして、給料を支払いながら、 その従業員を 小さな少年少女のように扱う という道徳的な堕落が、 私たちに今起こっていると続ける。 仕事の成果に対する 責任を負うのは従業員自身であり、 個人としても、 チームワークで仕事をしている集団 という観点からしても、 彼らには責任があるのだ。 「私たちは自ら踏み込んでいって、  『この組織でこれからの一年半、  あなたはどんな責任を全うしてくれるのか』  と聞く必要があります。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅲ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■知識は中核的な資源■~人類の営みに不要なもの~

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おはようございます。 朝焼けがきれいな朝です。 今日から11月、早いもので令和元年も あと2か月。 何かと気忙しいい季節になりますね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 卓越、ということばは 大げさかもしれないので、 このことばを使う気がしない、 とした。 しかし、底の浅い仕事への取り組みを許さない、 という自尊心は必要だと続ける。 そして、ある種の資源だと 考えている知識について、 理解している内容の一端をお話した、 とする。 知識は常に存在していたが、 非常に珍しい資源であり、 知識は人類の営みにとって、 ほとんどと言ってよいほど 必要のないものであったとする。 「しかし今では、  知識は現代の進歩した経済や社会にとって  中核的な資源になっています。  私たちは今まさに、  その知識のマネジメントを  学び始めたばかりなのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■新聞雑誌的な雑知識■~知識をばらばらにする~

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おはようございます。 所々に薄い雲が浮かぶ空が 段々と明るくなりました。 今日からはしばらく晴れ、 気持ちの良い秋日が続きそうですね。 沖縄首里城で火災発生、 現時点でまだ延焼中、 沖縄の象徴でもある世界文化遺産、 最小限の被害に留まることを願います。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 知識はある種の入力にすぎず、 出力になるためには 統合され凝縮されなければならない、 とした。 そして、もし知識をばらばらにしてしまえば、 得られるものはほとんど 何もなくなってしまうと続ける。 そのときに得られるのは、 知識ではなく、 新聞雑誌的な雑知識にすぎない。 「最後に、こんなお話で締めくくりましょうか。  私たちには、知識の基準が  ひとつだけ存在することがわかっています。  卓越、ということばは   大げさかもしれないので、  私はこのことばを使う気がしません。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■知識はそのものを変える■~出力には統合が必要~

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おはようございます。 朝焼けの空が、 淡いピンクに染まる朝です。 今日からしばらくは秋晴、 もう11月ぐっと秋が深まるんでしょう。 休肝日明けの水曜日、 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マネジメントには、 今までとは違った手法が 必要だとした。 そして、私たちは普段、 仕事をそのような目で 見ていないから、 これは簡単には信じられない手法だ と続ける。 知識は知識そのものを変える、 すなわち知れば知るほど 知識は変化する、 という前提を頭に置くところから 始めなければならないとする。 「知識はある種の入力にすぎない、  出力になるためには  統合されなければならない、  という前提があるのです。  知識は凝縮されなければならない、  という前提もあります。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■知識のマネジメント■~今までとは違った手法~

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おはようございます。 未明の空は真っ暗です。 今日はまた雨模様、 寒い一日になりそうです。 明日からは気持ちの良い 秋晴れが続きそうですね。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ここで冒頭の、 調査研究所のディレクターが突きつけてきた 「研究開発の場における知識は果たして マネジメントできるのかどうか」 という問題に戻ろうとする。 そして、答えはわからないが、 それでもとにかく、 知識をマネジメント しなければならないことや もしマネジメントしなければ、 コストがかかるばかりで 何も生み出せないことも、 私たちは理解している、 と続ける。 「しかも私たちは、  マネジメントに  今までとは違った手法を  取らなければならない、  つまり、いくつか一般的でない前提のもとに  取りかからなければならないことも  わかっているのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■生産性のモノサシ■~無能であるかの計測~

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おはようございます。 未明の朝は雲の多い 暗い空模様です。 今日は晴れ、しかし明日はまた 雨が降りそうですね。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 知識をどのようにして計測し、 評価すればよいのかを 考え抜くことが 知識労働を成果の達成に 集中させられるためには必要であるが、 その成果のひとつの生産性は、 情けないほど低いのが実情だ、 とした。 そして、その原因は、 人が一生懸命働いていないからではなく、 私たちが生産性の本当の意味を 理解していないからだと続ける。 肉体労働でも、 生産性を計測する際に、 どれほど汗をかいたか、 どれほど辛い仕事なのか、 何時間働いたのか といったことをそのモノサシにするという 同じ間違いをおかした。 ドラッカーは、 フレデリック・テイラー以前、 一般的な生産性の計測のモノサシは、 帰宅したとき労働者が どれほど疲れているかにあった、 とする。 「これはとても生産性の計測と  言えたものではありません。  これではいかに無能であるか、  の計測です。  私たちは今、知識労働でも、  これと同じことを続けているのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■成果のひとつが生産性■~知識労働を成果に集中~

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おはようございます。 薄曇りの朝、 今日は一日スッキリしない天気。 今日は自宅でのんびりです。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 仕事は計測の対象でなければならない、 とした。 そして、 知識労働、ということばを聞かされると、 実にたくさんの人が 『私たちのすることは計測できない』と 感じるものだ、 と続ける。 その意味では、 知識は計測できる対象ではないので、 どのようにして計測し、 評価すればよいのかを 考え抜くことを 学ばなければならないとする。 「私は、これができて初めて、  私たちは知識労働を  成果の達成に  集中させられると考えています。  その成果のひとつが生産性です。  これは情けないほど低いのが実情です。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■仕事は計測の対象■~心構えの問題ではない~

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おはようございます。 淡い雲の間から段々と 青空が見え始めた朝です。 昨日はまた豪雨、今日は晴れそうです。 良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 組織を構築するために必要なのは、 他の分野で進んでいるイノベーションを よく把握している科学技術者だということになる、 とした。 しかし、私たちはまだ 計画的に組織を構築する方法が わかっていないと続ける。 それでも私たちは、 それを勉強する必要に迫られるだろう。 ドラッカーは、最後にお話ししたいのは、 この勉強は仕事であって、 心構えの問題ではない、 ということだとする。 「仕事は計測の対象でなければなりません。  ところが、私がこの計測ということばを  使って話をすると、  いつも相手はとまどって  『私たちのすることは計測できない』  と言うのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■どのように構築するのか■~イノベーションの科学技術者~

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おはようございます。 朝から雨、これから夕方までは しっかりと降り続けそうです。 寒い一日になりそうですので、 お気を付け下さい。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 重要な新しい進歩は専門外から もたらされるものであるなら、 基盤となる専門領域を維持しながら、 その一方では外部で起こっている さまざまなイノベーションの意味も 的確に把握しなければならない、 とする。 そして、そういう現実に合わせて、 組織を構築するために 専門領域は必要不可欠な基盤ではあるのが、 それは当座のこと、 あくまでも一時的なものなのだ、 と続ける。 そうなると、どのように組織を 構築すればよいのだろうか。 「実にたくさんの会社が、  ある専門領域の達人を  研究開発担当ディレクターに  据えるだけではおぼつかないことを  学んできています。  つまり、必要なのは、  他の分野で進んでいるイノベーションを  よく把握している科学技術者  ということになります。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■血統はほんの一握り■~冶金学や材料科学から生まれたもの~

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おはようございます。 薄暗い雲が空を覆っています。 昨日の快晴から一変、 肌寒い一日になりそうです。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 重要な新しい進歩は、 専門分野の外部からもたらされるものだ、 とした。 そして、同じことが、 コンピューターの原型にも 当てはまると続ける。 コンピューターそのものの血統を 受け継いでいる部分は、 ほんの一握りで、 その大半は、 他の研究分野の産物だとする。 マツダが作っているロードスターも同じで、 自動車のデザインから 生まれた発想はひとつもなく、 冶金学から生まれたものもあれば、 材料科学から生まれたものもある。 「なぜなら、このスポーツカーのボディーには、  複合材料やプラスチックといった類のもの  ― 一般的な自動車のエンジニアが  誰ひとりとして学んだことがないと  私が確信を持って言えるあらゆる種類のもの―  が使われているからです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■進歩は外部から■~一人ひとりがスペシャリスト~

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おはようございます。 朝焼けがきれいな快晴の朝です。 秋が日一日と深まり、 今朝はこの秋一番の冷え込みでした。 休日明けの週中日、 今日も一日頑張りましょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 成果というものは さまざまな専門的な知識を 結集することによって 生まれるのだとした。 したがって、ひとりひとりが スペシャリストになる必要がある、 と続ける。 そして、知識における重要な新しい進歩は、 スペシャリストの専門分野からではなく、 外部からもたらされるという、 奇妙な特質があるとする。 このことは、 どのような専門分野にも当てはまるが、 たとえば、歴史という学問の進歩は、 精神分析学や心理学、経済学、人口統計、考古学など 外部の分野からもたらされている。 「これらはみな、  私の学生時代には、  歴史学者の誰ひとりとして  耳にしなかった学問領域です。  もし学生が耳にしたとしても、  その先生から  『いいかね、君は歴史資料の  文書の解読法を勉強しているんだ。  それだけでも一筋縄ではいかないんだからね』  と言われたものです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■必要なものは専門化■~専門的知識の結集~

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おはようございます。 朝から肌寒い雨が降っています。 今日は、我が家のカレンダーが まだ黒字の祝日、 即位の礼。 外出する気候でもないので、 自宅でゆっくりします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 無限の素質に恵まれている人など ひとりもいないので、 知識労働では、変化する、成長する、 新しいことをする、 突破口を開けてくれる何かを武器に突っ走る、 といったことを意識しながら 仕事を始めなければならない、 とした。 そして、私たちにはもうひとつ、 専門化が必要だと続ける。 ドラッカーは、 たいていの人は、 卓越した力はなくても、 秀でていることが 一つはあるものだが、 二つ以上のことに 秀でている人は稀有で、 さらに三つのことに 秀でた人に出会うことは まずないだろう、 とする。 「それと同時に、  コンピューターのプログラマーは  自分の力だけでは  何ひとつ作り出せません。  つまり、成果というものは  さまざまな専門的な知識を  結集することによって生まれるのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義Ⅱ) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater