投稿

ラベル(記号)が付いた投稿を表示しています

■コミュニケーションと情報は別物■~経験の共有こそ、完全なコミュニケーション~

イメージ
ミュニケーションの持つ4つの原則。 その4 ◆コミュニケーションは情報ではない。 ドラッカーは、コミュニケーションと情報は別物であるが依存関係はあるとする。 どいう意味なのか。 コミュニケーションについては、それが知覚の対象であるということについては、 既述のとおり。 では情報というものをどうとらえればいいのか。 まず、情報は論理の対象であり、形式を持った記号であるとする。 情報は記号であるので、それ自体に意味を持たない。 ”情報には人間はいない。人間的な要素はない。” むしろ情報には、感情、価値、期待、知覚といった、 人間としての”思い”が含まれないことが情報の有効性、 信頼性を高めることとなる。 しかし、情報は記号であるので、受け手が記号の意味やルールを知らなければ、 情報を受け取ることができない。 そのために、あらかじめその記号の意味について、発信者と受信者が 共通の認識を持っておく必要がある。 そこに、コミュニケーションの存在がある。 情報が記号としての役目を果たすために、コミュニケーションを必要とするのだ しかしコミュニケーションは、必ずしも情報を必要としない。 あらかじめ、どのような情報もない上での経験の共有は、完全なコミュニケーションをもたらす。 コミュニケーションにとって重要なものは、知覚であって情報ではないのである。。 「情報とは記号である。  情報の受け手が記号の意味を知らされなければ、  情報は使われるどころか受け取られることもない。  情報の送り手と受け手の間に、あらかじめなんらかの了解、  コミュニケーションが存在しなければならない。」 (6章 マネジメントの技能  28 コミュニケーション)     

■肉体労働者から知識労働者へ■~知識、理論、コンセプトを使って働く。~

イメージ
本日から「第3章 仕事と人間」に入ります。 現在の労働環境から見ると、ほとんどの人が組織で働き、家の外で働く被用者社会と言える。 同時にその労働の中心は肉体労働から知識労働へと移った。 手を使うことにより、直立歩行を始めた人類であるが、手だけを使って働くことをやめ、 知識、理論、コンセプトを使って働くようになった。 しかし、必ずしも高学歴は必要ない。 あらゆる労働のプロセスに知識、理論、コンセプトを必要とする。 例えば、伝票類に内容を転記し、その種類によってキャビネットに分別してファイリングするには、 高度の知的能力や高等教育は必要ない。 しかしその作業に必要となる道具は、ノミやかんなではなく、文字であり書式であり、ルールなどのツールである。 ”物”ではなく知恵の結集である”記号”である。 「文書のファイリングには、高度の知的能力や高等教育は必要ない。  しかしその道具は、ハンマーや鎌ではなく、アルファペットという  高度に抽象化した道具である。  物ではなく記号である。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」