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■”間違い”ではなく“相違”■~対立理由を明らかにする~

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おはようございます。 未明の川崎、冷えてますね。 さぁ今日は仕事はじめ、まずは神田明神で商売繁盛の御祈願から! ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 意思決定には、意見の対立が必要である。 意思決定すべき課題は、多様で複雑である。 また、未知の問題には一定の解決策は存在しない。 ドラッカーは、一つの意見だけが正しく、その他の意見はすべて 間違っているとしてはならないとする。 対立する意見には自分とは違う根拠があり、 ”間違い”ではなく自分の意見と“相違”していると考えること。 そして、その”相違”がどうして起こるのかを考える必要がある。 これは、より正しいものを発見することと、 相手の価値観や考え方を知るためにも重要となる。 「明らかにまちがった結論に達している者がいても、 それは、何か自分と違う現実を見、 自分と違う問題に関心を持っているからに違いない と考えなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」     

■働く人にとっての手段 ■~一人ひとりの成果~

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おはようございます。 今日も寒い朝を迎えた川崎です。 明日は仕事はじめ、スイッチ切り替え! ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 組織に働く人は、社会や組織のために成果をあげることが使命である。 それは同時に、本人にとっても必要なことである。 なぜなら、社会や組織は、 働く人自身の生活満足や期待を満たす手段だからである。 「一人ひとりの人間が成果をあげることは、  組織にとって必要なだけではない。  働く人間一人ひとりにとって必要である。  なぜなら組織は、社会が必要とするものを生み出す手段であると同時に、  組織に働く人たちにとっての手段だからである。」 ~P.F.ドラッカー「断絶の時代」     

■専門分化して、意味をもつ。■~いかなる者とも異なる存在~

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おはようございます。 今日も薄日の差す川崎の朝、寒い。 休日もあと2日、徐々に仕事モードに戻しますか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、知識が企業の主要な資源であり、 それは働く人の頭に中にあるとする。 そしてその働く人を”知識労働者”と定義する。 ●知識労働者の二つの定義 ①生産手段の所有者である。 知識の所有者であることから、企業の生産手段の所有者である。 そして、その知識はそれぞれの頭の中にあるので携行品である。 ②企業よりも長生きする。 企業の平均寿命は20数年、 一方労働者の定年までの期間は30年を超える。 所属する企業よりも労働者は長生きする。 そして、生産手段である知識は、他の資源と異なり、 人が自ら使うが故に高度に専門分化している。 「外科医が真価を発揮するのは、  脳外科に専門分化しているからである。  おそらく、膝の故障は直せない。  熱帯の寄生虫にいたっては、手も出ない。」 ~「プロフェショナルの条件」     

■混沌に秩序をもたらす■~経済的な課題~

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おはようございます。 薄日の差す川崎の朝、日差しが少ないだけ、 寒さが増して感じます。 大滝詠一さんが、30日に亡くなっていたことを昨日知った。 日本語によるロックを標榜した”はっぴいえんど”メンバーだ。 70年安保の時代、ロックはビートルズやボブディラン、ストーン等英語、 日本ではフォークソング全盛の中、エレキギターと日本語で 混沌の時代を表現しようとしていた。 僕の中の宝物がまた一つ消えてしまった。 レコードを聴きながら、冥福を祈ろう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、企業のトップマネジメントのみならず、 組織に働く人々も、企業家精神にコミットしなければならない。 これは、企業や社会への貢献のみならず、働く人自身にとって、 自らの人生と仕事を有意義で満足なものにするためにも、必要であるとした。 多くの人たちが、高等教育を受け、職場での訓練、学習を受け企業で働く現在、 企業はその知識を役立たせることのできる最大の場所である。 この高価な教育投資を受けた働く人たちに対しては、 対価として、仕事と成果について高い要求を課して当然である。 しかし同時に、働く人たちのほうも、仕事がもたらすべき 満足と刺激について高い要求を課すべきである。 ドラッカーは、「創造する経営者」の最後を次のとおり締める。 「経済的な課題というものは、  目的意識と責任感をもって、  そして知識と先見性をもって果たすならば  興奮させられる刺激あるものである。  それは、知的な挑戦、達成の満足、  そして混沌に秩序をもたらすことによって得られる  独特の喜びを与えてくれるものである。」 ~P.F.ドラッカー「創造する経営者」(終章 コミットメント)