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■われわれの事業は何になるか■~市場が出発点となる。~

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おはようございます。 青空の広がる川崎の朝です。 北日本では大荒れの天気の様ですね。 東京地方の週末は、好天の模様です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬   ドラッカーは、 「われわれの事業は何か」 との問いに対する有効な答えも、 10年もすれば陳腐化する、 とする。 そして、「われわれの事業は何か」を問うとき、 次のことを考えなければならない、 と続ける。 ・われわれの事業は何になるか。 ・れわれの事業のもつ性格、使命、目的に 影響を与えるおそれのある環境の変化は 認められるか。 ・それらの予測を、われわれの事業の 目的、戦略、仕事のなかに、 現時点でいかに組み込むか。 この場合も市場が出発点となる。     「顧客、市場、技術に   基本的な変化が起こらないものとして、   五年後あるいは10年後に、   いかなる大きさの市場を   予測することができるか。   いかなる要因がその予測を正当化し、   あるいは無効とするか」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 3 事業は何か」

■問うべきは、成功のとき■~ボートを揺することも好まない。~

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おはようございます。 師走突入、寒い雨の降る川崎の朝です。 段々と回復しそうですが寒い一日、 暖かくしてお出かけください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 「われわれの事業は何か」との問いを、  苦境時にのみ行うことは、 マネジメントとして無責任である、 とした。 この問いを真剣に問うべきは、 むしろ成功しているときである、 と続ける。 成功は常に、 その成功をもたらした行動を陳腐化する。 新しい現実をつくりだし、 新しい問題をつくりだす。 「そうして幸せに暮らしました」で終わるのは、 おとぎ話だけである。     「もちろん、成功しつつある企業のマネジメントにとって、  『われわれの事業は何か』を問うことは容易ではない。  誰もが、そのような問いの答えは明白であり、  議論の余地はないとする。  成功にけちをつけることを好まないし、  ボートを揺することも好まない。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 3 事業は何か」

■いつ問うべきか■~ロシア式ルーレットも同然~

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おはようございます。 11月最終日、寒い川崎の朝です。 日中は晴れますが、夜遅い時間には雨の予報が。 お気を付け下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 「われわれの事業は何か」との問いは、  ほとんどのマネジメントが、 苦境に陥ったときにしか行わないとする。 もちろん、苦境時には この問いかけをしなければならない。 事実、そのようなときに問いかけるならば、 目ざましい成果をあげ、 回復不能と見える衰退すら 好転させることができる。   「しかし苦境に立つまで待っていたのでは、  ロシア式ルーレットに身をまかせるも同然である。 それは、マネジメントとしてあまりに無責任である。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 3 事業は何か」

■顧客は何を買うか■~キャデラックはステータス~

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おはようございます。 未明の川崎、今は雲が多いようですが、 日中は晴れそうです。 いよいよ11月も残すところ2日、 師走ですよ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 「顧客はどこにいるか」を問うことも 重要であるととした。 そして、続いて 「顧客は何を買うか」を問う。   キャデラック事業部の経営を任されたニコラス・ドレイシュタットは、 「われわれの競争相手はダイヤモンドやミンクのコ―トだ。 顧客が購入するのは、輸送手段ではなくステータスだ」と言った。 この答えが破産寸前のキャデラックを救った。 「キャデラックをつくっている人たちは、  自分たちは自動車をっくっており、  事業の名前はGMのキャデラック事業部であると答える。  だがはたして、キャデラックの新車に  大枚のドルを支払う者は、  輸送手段としての車を買っているのか、  それともステータスシンボルを買っているのか。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 3 事業は何か」

■顧客が事業を定義する。■~出発点は一つ~

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おはようございます。 昨日の東京地方は雪で混乱、 今朝は強烈な冷え込み、 足元にご注意ください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 企業の目的と使命を定義するとき、 出発点は一つしかない、 とする。 それは顧客である。 顧客によって事業は定義される、 と続ける。 事業は、社名や定款ではなく、 顧客が財やサービスを購入し、 満足させようとする欲求によって 定義される。 顧客を満足させることこそ、 企業の使命であり目的である。 したがって、「われわれの事業は何か」との問いは、 企業を外部すなわち顧客と市場の観点から見て、 初めて答えることができる。   「顧客にとっての関心は、  彼らにとっての価値、欲求、現実である。  この事実からしても、  『われわれの事業は何か』との問いに答えるには、  顧客からスタートしなければならない。  すなわち顧客の価値、欲求、期待、現実、状況、行動から  スタートしなければならない。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 3 事業は何か」

■われわれの事業は何か■~トップマネジメントの責任~

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おはようございます。 未明の川崎は、雨が予報通り 霙に変わり始めました。 積るまで降り続けるでしょうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 自らの事業は何かを知ることほど、 簡単でわかりきったことはないと 思うかもしれない、 とする。 鉄鋼会社は鉄をつくり、 鉄道会社は乗客を運び、 保険会社はリスクを引き受け、 銀行は金を貸す。 しかしドラッカーは、実際には、 「われわれの事業は何か」との問いは、 ほとんどの場合、答えることが難しい問題である、 と続ける。 そして、わかりきった答えが 正しいことはほとんどない、 とする。 「『われわれの事業は何か』を問うことこそ、  トップマネジメントの責任である。  企業の目的としての事業が  十分に検討されていないことが、  企業の挫折や失敗の最大の原因である。  逆に、成功を収めている企業の成功は、  『われわれの事業は何か』を問い、  その問いに対する答えを考え、  明確にすることによってもたらされている。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 3 事業は何か」

■事業は何であるべきか■~まちがった定義~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝です。 昨日は福島沖地震に驚かされました。 大きな被害が出なかったは幸いですが、 いつどこで、より大きな地震が起こっても おかしくない日本列島、 気を付けましょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マネジャーの肩書や地位がなくても、 彼らなりに、自らの企業について 何らかの定義を持って意思決定を行う、 とする。 「われわれの事業は何か。何であるべきか」 との問いに対する答えをそれぞれが持つ。 そして、企業自らがこの問いについて 徹底的に検討を行い、その答えを少なくとも 一つは出しておかなければ、 あらゆる階層の意思決定が、 それぞれ異なる両立不能な矛盾した 企業の定義に従って行われることになる、 と続ける。 その結果、お互いの違いに気づくことなく、 反対方向に向かって努力を続け、 まちがった定義に従って 意思決定を行い、行動することとなる。   「あらゆる組織において、  共通のものの見方、理解、方向づけ、  努力を実現するには、  『われわれの事業は何か。何であるべきか』を  定義することが不可欠である。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 3 事業は何か」

■事業は何か■~自社をいかに定義するか~

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おはようございます。 雲が暗く広がる川崎の朝です。 福島沖でM7.3の地震発生、NHKで津波警報が続いている。 「すぐににげて!」が画面中央に映し出される。 お気を付け下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 今日の企業は、組織のあらゆる階層に、 高度の知識や技術を持つ者を多数抱える、 とする。 そして、それら高度の知識や技能は、 仕事の進め方や仕事の内容を左右する、 と続ける。 その結果、企業そのものや 企業の能力に直接影響を与える意思決定が、 組織のあらゆる階層において行われている。 「『何を行い、何を行わないか』  『何を続け、何を止めるか』  『いかなる製品、市場、技術を追求し、  いかなる市場、製品、技術を無視するか』  などのリスクを伴う意思決定が、  かなり下の地位の、しかもマネジャーの  肩書や地位のない研究者、設計技師、製品計画担当者、  税務会計担当者によって行われる。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 3 事業は何か」

■利益の持つ機能とは何か■~原因ではなく結果~

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おはようございます。 夜明け直前の川崎、 午後には雨、温度変化で 体調を崩さないように お気を付け下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 利益とは、原因ではなく結果である、 とする。 それは、マーケティング、イノベーション、 生産性向上の結果手にするものである、 と続ける。 したがって利益は、 それ自体致命的に重要な経済的機能を果たす 必要不可欠のものである。 そして、ドラッカーは、利益の機能を次のとおり定義する。  ①成果の判定基準である。  ②不確定性というリスクに対する保険である。  ③よりよい労働環境を生むための原資である。  ④医療、国防、教育などの社会的なサービスと  満足をもたらす原資である。   「最近の企業人は、  利益について弁解ばかりしている。  だが、利潤動機や利潤極大化などの  ナンセンスを言っているかぎり、  利益を正当化することはできない。  社会及び経済にとって  必要不可欠なものとしての利益については、  弁解など無用である。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」

■組織構造の不適切さ■~稀少な資源の浪費~

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おはようございます。 朝から青空、気持ちの良い秋晴れの 川崎の朝です。 昨日は寒い一日でしたが、 今日は20度を超える暖かさ、 行楽日和です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ その六:組織構造の適切さ、および活動間のバランス ドラッカーは、 組織構造が不適切なために、 マネジメントが自らなすべきことを 行わなければ、 企業にとってもっとも稀少な資源が 浪費されることになる、 とする。 トップマネジメントが、 マーケティングに関心を よせるべきであるにもかかわらず、 技術にしか関心を示さなければ、 生産性は低下する。 「その結果彼る損失は、  単位時間当たりの生産量の低下による損失を   はるかに上回る。  これらはすべて、労働、資本、原材料など、  会計学や経済学のいう   生産性要因に追加すべき要因である。  いずれも重要である。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」

■自らの強みを生かす■~マネジメントも万能ではない。~

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おはようございます。 川崎は雨の朝です。 生憎、東京地方は昼過ぎまでは この調子みたいですね。 明日は晴れそうですね。 紅葉も見頃、お楽しみください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ その五、「自らの強み」   ドラッカーは、いかなるマネジメントといえども   万能ではない、とする。   そして、収益が見込める事業すべてに   進出すべきであるとはかぎらない、   と続ける。    「いかなるマネジメントにも  能力と限界がある。  したがって、それぞれの企業と  そのマネジメントに特有の能力を活用し、  特有の限界をわきまえることも、  生産性を左右する。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」

■組み合わせる■~プロダクト、プロセス~

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おはようございます。 未明の川崎、寒い朝です。 しかし日中は20度近くまで暖かくなりそうです。 気温変化で体調にお気を付け下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ その三:製品の組み合わせ(プロダクト・ミックス)        製品の組み合わせとは資源の組み合わせでもある。 その四:プロセスの組み合わせ(プロセス・ミックス) 「部品を買うのと自分でつくるのと  いずれが生産的か。  組み立てを内製するのと  外製するのといずれが生産的か。  販売を流通業に任せ  彼らのブランドを使わせるのと、  自らの販売網を使い  自らのブランドを使うのといずれが生産的か。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」

■もっとも消えやすい資源■~その二、「時間」~

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おはようございます。 明るい空の川崎の朝です。 週末に向け好天が続きそうですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 目に見えるコストの形はとらなくとも、 生産性に重大な影響を与える要因 がいくつかあるとする。   その二、「時間」 「時間はもっとも消えやすい資源である。  人や機械をフルに使ったときと、  半分しか使わなかったときでは  生産性に大きな差が生ずる。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」

■目に見えない要因■~その一、「知識」~

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おはようございます。 明るい空が広がる川崎の朝です。 雨の心配はないようですが、段々寒くなりそうです。 インフルエンザも広がり始めてる模様、 お気を付け下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 会計学の定義に従っていたのでは まちがいになる、 とした。 なぜならば、 目に見えるコストの形はとらなくとも、 生産性に重大な影響を与える要因 がいくつかあるからである。   その一、「知識」   「知識とは正しく適用したとき、  もっとも生産的な資源となる。  逆にまちがって適用したとき、  もっとも高価でありながら、  まったく生産的でない資源となる。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」

■生産性に影響を与える要因■~富を生むべき資源~

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おはようございます。 暗い空の川崎の朝です。 段々と回復基調でしょうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、生産性の向上すなわち 資源の活用が成果を左右し 生活水準の向上をもたらすことは、 もはや常識である、 とする。 ところが、われわれは生産性について わずかしか知らない、 と続ける。 必要とされているものは、 労働だけが唯一の生産要素であるとする ことではなく、 成果に結びつくあらゆる活動を含む 生産性のコンセプトである。 さらに、そのようなコンセプトさえ、 直接的なコストとして測定できるもの に限定していたのでは 正しいとはいえない。 つまり、会計学の定義に 従っていたのではまちがいになる。     「顧客の創造という目的を達するには、  富を生むべき資源を活用しなければならない。  資源を生産的に使用する必要がある。  これが企業の管理的な機能である。  この機能の経済的な側面が生産性である。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」

■より大きな富を生み出す新しい能力■~経済に関わること~

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おはようございます。 薄暗い空の川崎の朝です。 雨が徐々に北上中。 スーパームーン、関東地方では 見られないようですね。、 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 イノベーションを、 単なる一つの職能と見なすことはできない、 とする。 それは技術や研究の世界のものではなく、 企業のあらゆる部門、職能、活動に及ぶ、 と続ける。 イノベーションとは、 人的資源や物的資源に対し、 より大きな富を生み出す新しい能力を もたらすことである。 当然マネジメントは、 社会のニーズを事業の機会として 捉えなければならず、 このことは、医療、環境などの ニーズが強く意識されている今日、 特に強調されるべきである。     「イノベーションとは、  発明のことではない。  技術のみに関するコンセプトでもない。  経済に関わることである。  経済的なイノベーション、  さらに社会的なイノベーションは、  技術のイノベーション以上に重要である。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」

■イノベーションのもたらすもの■~より大きな欲求の満足~

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おはようございます。 青空にいくらか雲が浮かぶ川崎の朝です。 今日も行楽にはうってつけ、 お楽しみください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 イノベーションの結果は、 値下げかもしれないが、 経済学が価格に大きな 関心を持ってきたのは、 価格だけが定量的に 処理できるからにすぎない、 とする。 イノベーションの結果 もたらされるものは、 価格だけではなく、 よりよい製品、より多くの便利さ、 より大きな欲求の満足である、 と続ける。 さらに、既存の製品の 新しい用途を見つけることも イノベーションである。     「イヌイットに対して  凍結防止のためとして冷蔵庫を売ることは、  新しい工程の開発や新しい製品の発明に  劣らないイノベーションである。  それは新しい市場を開拓することである。  凍結防止用という新しい製品を創造することである。  技術的には既存の製品があるだけである。  だが経済的には、イノベーションが行われている。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」

■成長と変化のための機関■~新しい満足を生みだす~

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おはようございます。 昨日は寒い一日でしたが、 快晴の週末、行楽日和になりそうです。 お楽しみください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マーケティングだけでは 企業としての成功はなく、 静的な経済には、 企業は存在しえない、 とする。 そして、 そこに存在しうるものは、 手数料をもらうだけのブローカーか、 何の価値も生まない投機家である、 と続ける。 企業が存在しうるのは、 成長する経済のみであり、 少なくとも、変化を当然とする経済に おいてのみである。 そして企業こそ、 この成長と変化のための機関である。     「したがって企業の第二の機能は、  イノベーションすなわち  新しい満足を生みだすことである。  経済的な財とサービスを供給するだけでなく、  よりよく、より経済的な財とサービスを  供給しなければならない。  企業そのものは、より大きくなる必要はないが、  常によりよくならなければならない。」 ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-第1章 企業の成果 2 企業とは何か」