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■人口構造の変化■~確実に起こることは何か~

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おはようございます。 雲が多いが、暖かな朝を迎えた川崎です。 今日の関東地方は風が強く、春一番になるかも。 いよいよ春本番か、コートはもうやめました。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ イノベーションの機会を発見するためには、 7つの機会を常にチェックする必要がある。 ⑤人口構造の変化 人口構造の変化は、大きな戦争や飢饉などの壊滅的な 出来事がないかぎり、変化はきわめてゆっくりしたものだった。 したがって企業は、人口の変化を、企業経営に影響を与える 外部環境の変化として捉えることをしていなかった。 2050年の日本の人口は9,500万人、 65歳以上が40%の3,500万人と推計されている。 つまり、40年後の国内市場のシェア40%は65歳以上の 人々が占めることが明らかになっている。 このとき、人々は何に困り、何に満足するのか? この影響は、いつから顕著になるのか? そして、わが社の理念やビジョンに照らして、この明確な変化に対して、 事業はどうあるべきか。 どのような技術やノウハウなどの経営資源が必要か。 【CASE】 家具大手小売りのイケアは、低価格で洒落た家具を買いたいというニーズに応えて、 簡易組み立て式の家具に力を入れた。 その結果、世界中で受け入れられ、人気ブランドに成長した。 「人口構造は、購買力、購買習性、労働力に影響を与える  というだけの理由で重要なのではない。  それは、人口構造だけが未来に関する唯一の  予測可能な事象だからである。」(~「マネジメント」) ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)

■ニーズの存在■~何かが欠けているとき~

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おはようございます。 青空が広がる川崎の朝。 無塩味噌が開発されたとのこと。 高血圧を気にかける者には朗報だ。 塩は殺菌のためには欠かせないものだが、 真空攪拌など手間暇かけることにより この塩を不要にしたのだ。 無塩ということで、そのままでは味気がないので、 調理時に自分自身で塩加減を調整することとなる。 これもイノベーションだろう。 高齢者の志向に合わせると共に、 生活習慣病の減少という社会貢献もテーマだ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ イノベーションの機会を発見するためには、 7つの機会を常にチェックする必要がある。 ④ニーズの存在 何かが不足し顧客に受け入れられない、 期待した機能が果たされていない。 そこにはイノベーションの機会がある。 【CASE】 不動産を購入する際、顧客は十分な情報を持たず、 不動産会社の営業情報による高価な買い物を 余儀なくされていた。 今日では家を買う者のほとんどが、 まずインターネットで情報を得ている。 このような、インターネットを使った 多くのサービスや企業が生まれた。 それらの企業の運営するWEBサイトの広告収入は、 最大手の新聞の広告収入の数倍に達している。 「何かが欠けているとき、困難なとき、  有効に機能していないとき、  そこにイノベーションの機会がある。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)

■ギャップの存在■~企業が考えるもの~

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おはようございます。 青空に薄い雲が霞む川崎の朝です。 気温は段々と上がって、 今日は快適な一日になるでしょうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ イノベーションの機会を発見するためには、 7つの機会を常にチェックする必要がある。 ③ギャップの存在 顧客が欲しいと思うものと、 企業が顧客が欲しいと思うだろうと推定するもの との間に存在するギャップ。 【CASE】 航空会社の低価格競争の中で、他社が輸送力の増加による コストダウン戦略を取ったが、新興航空会社ジェットブルーは、 待合室やシート、機内テレビ番組等のサービスを拡充し、 旅行そのものを快適にする戦略を取り成長を続けた。 一方、価格競争から脱却できない航空会社の多くは、 企業再生法の適用を受ける状況となった。 市場は大きいが、自社はその恩恵に与れないというギャップだ。 飛行機を利用する顧客の要望は、 企業が考えるように必ずしも価格に重点を置いている訳ではなく、 サービスの拡充が重要なポイントだったのだ。 「顧客が欲しているものと、  顧客が欲していると企業が考えるものとの間に存在するギャップが  イノベーションの機会となる。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』   (第3章 イノベーションのために何を廃棄すべきか)