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■渉外のための機関■~株主が唯一ではない。~

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機能する取締役会が必要とされる、三つの理由 【審査のための機関が必要】 【成果をあげられないトップマネジメントを交替させる機関が必要】 【渉外のための機関が必要】 ▲渉外のための機関が必要である。 企業は諸々の利害当事者つまりステークホルダーと直接接触しなければならない。 従業員はもちろん該当するが、企業にとっての唯一のステークホルダーではない。 ステークホルダーは様々で、従業員のほかに、株主、地域社会、消費者、 取引先、流通チャネルなどがある。 これらのすべてが、企業の現状、問題、方針、計画を知らなければならない。 誤りは、特定団体の利害当事者が、企業の運営に携わる場合に発生する。 彼らは自分たちだけが企業のステークホルダーと決め込み、 自ら所属する団体の利益にのみ興味を持ってしまうようになることだ。 「ドイツの労働組合やアメリカの消費者運動は、企業の利害当事者として、  彼ら自身を取締役会に加えるよう要求する。  その要求には一理ある。  彼らがまちがっているのは、自分たちだけが唯一の利害当事者であると信じている点だけである。  彼らは数多くの利害当事者の一つにすぎない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第8章 トップマネジメント 39 取締役会)