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■「経済人」社会の崩壊■~新しい秩序が経済的平等を実現する。~

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おはようございます。 朝から日差しの厳しい川崎。 今日も猛暑にお気を付けを。 東芝の不正会計問題で、 歴代3社長が辞任した。 「チャレンジ」という目標管理制度が、 利益至上主義という企業風土のなか、 過剰なプレッシャーになったことが 背景にあるとのこと。 利益は必要だが、追求するものではない。 社内的にも社外的にも利益の 正当性、合意性が無ければ、 単なる金儲け企業でしかない。 ドラッカーの嘆きが聞こえる。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 「経済人」の社会が崩壊し、 その後現れる新しい社会もまた、 自由と平等を実現しようとする。 その中で、人間の本性のどのような領域が 社会の中心に位置づけられるかは不明だが、 経済の領域ではない。 逆に新しい秩序が、 経済的な平等を実現する。 ヨーロッパの秩序が、 キリスト教を基盤として自由と平等を 追求せざるをえないとすれば、 新しい秩序は、 社会の中心に位置づける領域において 自由と平等を追求することになる。 そのとき自由と平等の実現は、 新しい領域が社会の中心に位置づけられたとき、 初めて可能となる。 「あのころも、終末が到来し、  新しい展開はありえないと考えられた。  しかし突然、いずこからともなく新しい秩序が現れ、  悪夢はあたかももともと  存在していなかったかのように消えた。」 ~『イノベーターの条件』 (2章 経済至上主義は人を幸せにするか)