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9月, 2022の投稿を表示しています

■捨て去るのは容易■~珠玉の教え~

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 おはようございます。 すっかりと肌寒くなった夜明けです。 しかし日中は夏日、 服装の調整が要りますね。 今日は三か月に一度の定期通院日で休暇、 天気が良いし、その後が楽しみ。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーの人生は、 過去と決別し、 将来を見据える旅でもあったとした。 そして、 ドラッカーにとって、 決別は少しも難しいことではなく、 うまくいかない方法をあきらめ、 重要でなくなったものを捨て去るのは、 いとも容易だった、 と続ける。 クレイムズは、 だからこそドラッカーは、 あのような金字塔を 打ち立てたのだとし、 本書『ドラッカーへの旅』出版の 主な狙いは、 不世出の思想家が 何をどう考えていたのか、 その思考パターンを 新鮮な視点から紹介することだ、 とする。 「併せて、最近の例をふんだんに織り交ぜながら、  ドラッカーの知恵の数々を甦らせ、  その珠玉の教えがいまなお  きわめて有用であることを示したい。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■まさに知の巨人■~大切なパラドクス~

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 おはようございます。 未明の高知、 だんだんと朝の到来が遅くなってます。 来週は早10月ですものね。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは二十数年にわたり、 数え切れないほどの マネジメント書籍の 出版にかかわっていたが、 ドラッカーから じかに授けられた教えは、 何ものにも代えがたい 貴重なものだった, とした。 そして、 ドラッカーはまさに知の巨人で、 その死とともに、 おびただしい知が この世から失われた、 と続ける。 クレイムズは、 ドラッカーの人生は、 過去と決別し、 将来を見据える旅でもあったとする。 「そしてその道のりにおいて氏は、  『何かを生み出すには、  べつの何かを捨て去らなくてはいけない』  という大切なパラドクスを発見した。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■マネジメントの神髄■~何ものにも代えがたいもの~

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 おはようございます。 薄曇りの高知の朝です。 日中は晴れそうですが、 夜には一雨あるかも、です。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 最初は気づかなかったが、 あのインタビューは 以後何年ものあいだ、 深い影響を及ぼし続けた、 とした。 そして、 インタビューの録音内容を 文書に書き起こしたが、 その内容からどういった 教訓が得られるのか、 すぐには判然としなかった、 と続ける。 クレイムズは長年、 ドラッカーはもとより、 マネジメント分野の 権威とされる人々の著作に 親しんでいたが、 あの日のインタビューは、 ドラッカーについて、 そしてマネジメントの神髄について、 かつてないほど多くの学びにつながった、 とする。 「二十数年にわたり、  数え切れないほどの著者による  マネジメント書籍の出版にかかわっていたが、  あの記念すべき日に  ドラッカーからじかに授けられた教えは、  何ものにも代えがたい貴重なものだった。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■素晴らしい話の数々■~何年ものあいだの影響~

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 おはようございます。 未明の高知、 薄曇りの空です。 今日は下り坂、 午後には一雨ありそうです。 東京はこの三日間交通規制で大変そうですね。 お気を付け下さい。 火曜日、今日も一日楽しく健やかにお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ホテルへ戻るために ハンドルを握りながら、 インタビューの模様を簡単に振り 目的を果たせなかったのではないか との不安でならなかった。 そして一番聞きたかった 事柄についての答えを 引き出すことが できなかったかもしれないとの 不安は募ったが、 これは心配のしすぎだった、 と続ける。 実際には、求めていた以上の 成果が得られており、 ドラッカーは高齢で あるにもかかわらず、 あの日はすこぶる体調がよく、 クレイムズは素晴らしい話の数々を 聞くことができたいたのだ。 「最初は気づかなかったが、  あのインタビューは  以後何年ものあいだ、  わたしに深い影響をおよぼしつづけた。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■頭のなかの混乱■~目的を果たせなかった不安~

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 おはようございます。 未明の高知、 陽が射し始めました。 今日は晴れ間が多そうですね。 台風15号で足止めを食っていた次男、 昨日自衛隊のヘリコプターで救出、 無事横浜の自宅に帰着した。 他人事じゃないことを痛感します。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 以前からの予定とはいえ、 明日もインタビューを受けるなど、 無茶もいいところだ――、 と考えた。 そしてクレイムズは、 ドラッカーと一緒に 写真に収まりたいと思い、 カメラを持参していたが、 ドリスのお許しは 得られそうもなかった、 と続ける。 ドラッカーに さまざまな心づくしへの お礼を手短に述べ、 荷物を抱えて玄関へと向かった クレイムズの頭のなかは混乱していた。 「空港近くのシェラトン・ホテルへ戻るために  ハンドルを握りながら、  インタビューの模様を簡単に振り返ってみた。  不安でならなかった。  目的を果たせなかったのではないか。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■自分のせいで健康を害した■~ドリスの説得~

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おはようございます。 まぶしい陽が射し始めた高知の朝です。 雲は多いようですがだんだん取れて、 秋晴れの空が広がりそうです。 台風15号は東海方面を横切り、 低気圧になって消え去ったが、 今回も線状降水帯が大きな被害をもたらせた。 次男が建設中のキャンプ場にも及んだ模様で、 状況はまだ不明ですが、 橋が崩落したほどの川の河原が現場なので おそらく壊滅状態なのでは。。。 日曜日、良い休日をお過ごしください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 何の前触れもなく ドラッカーの妻ドリスが 部屋に入ってきて、 すぐにお引き取りいただけないか と言った。 そしてクレイムズは 居ても立ってもいられず、 自分のせいで ドラッカーが健康を 害していないことを祈った、 と続ける。 クレイムズは、 あわてて持ち物を片づけようとしていると、 夫妻の会話が耳に入ってきて、 ふいに気分が落ち込み、 すぐにここは自分が 引かなくてはいけないことに気づいた、 とする。 「ドリスは夫をしきりに説得していた。  朝から夕方までびっしり  インタビューを受けどおしだったのだから、  明日は休む必要がある。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■ドラッカーの咳き込む回数■~お引き取りいただけないか~

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 おはようございます。 まぶしい陽が射し始めた高知の朝です。 台風15号はゆっくりと東海方面に向かっています。 雨が続いているところも増えています。 十分警戒してください。 土曜日、良い週末をお過ごしください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 この日のインタビューは 時計の針が午後四時を 少し回ったころ、 一度だけ中断した、 とする。 そして何の前触れもなく ドラッカーの妻ドリスが 部屋に入ってきて、 開口一番、すぐにお引き取り いただけないかと言ったのだ、 と続ける。 クレイムズは、 ドリスは、時間が経つにつれて、 ドラッカーの咳き込む回数が 増えているのを察し、 無理のし過ぎを案じていたのだろう、 とする。 「わたしはことあるごとに、  『具合はいかがですか』  『お疲れではありませんか』と  ドラッカーに言葉をかけていたが、  そのたびに『心配にはおよびません』と  諭されていた。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■オンライン・パブリッシング■~読者による参加を念頭~

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 おはようございます。 雲が多い高知の朝です。 今日は秋分の日で祝日。 彼岸の中日、墓参りに行ってきます。 金曜日、良い休日をお過ごしください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーは出版の世界の変貌に合わせて 自らも変わったのだ、 とした。 そしてドラッカーの話題は オンライン・パブリッシングへと移り、 オンライン化の潮流が 出版業界をどう 変容させているかなどについて、 かなりの時間を割いた、 と続ける。 ドラッカーは、 友人が医学関連の本を 執筆している様子に触れ、 コンピュータの画面上で 見やすいように体裁が決められ、 読者による参加を念頭に つくられているそうだと述べて、 さらに次のとおり続けた。 「......といっても、  実際に画面に表示する予定ではなく、  それを模した造本なのですよ。  出版社からはその後、  空白ページを設けたいという  申し出があったようです。  ......読者が書き込みなどをして、  本をよりよく活用できるようにとね」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■ドラッカーも変わった■~出版界の変貌~

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おはようございます。 薄曇りの高知の朝です。 台風以降朝晩がぐっと涼しくなり、 過ごしやすくなりました。 タオルケット一枚ではそろそろ、 でしょうか。 また台風が接近、 明日からの三連休気がかりですね。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 装丁は変化しても、 本の中身は100年ものあいだ 変わらなかったのだ、 とした。 次にドラッカーは、 時を何百年か前に進め、 このインタビューの次年に 上梓を控えた著書について 語りはじめた。 この本には、 ここかしこに 余白を設ける予定で、 読むだけでなく、 ぜひ活用して欲しい本なのだ、 と言った。 このインタビュー以後、 2005年に死去するまでに、 ドラッカーは 各ページの半分以上を余白にした本 (『ドラッカー365の金言』(The Daily Drucker)と、 古典的名著のワークブック版ともいえる作品 (『プロフェッショナルの原点』 〈The Effective Executive in Action>)、 の二冊を世に出した。 「数年前であれば、  この種の本を執筆することは  考えにくかっただろう。  だが、出版の世界が変貌をとげ、  それに合わせてドラッカーも変わったのだ。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■偉大なるイノベーション■~100年も変わらなかった~

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 おはようございます。 東の青空が少しずつ 明るくなり始めた高知、 Tシャツ一枚でのゴミ出しには 少し寒く感じる朝です。 日中も30度未満、 涼しい一日になりそうです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 歴史上はじめて小説が 活字になったのは 『ドン・キホーテ』で、 これを可能にしたのは 活版印刷の発明だ、 とした。 そして、カラー印刷の 偉大なるイノベーションは、 16世紀の終わりに アントワープで起きた、 と語ったがすぐに、 パリだったと言い直した、 と続ける。 そこでドラッカーはすぐに、 石版と印刷の新しい技術が結びついて、 イラスト入りの本が誕生したのだ、 と補足をくわえた。 「本の中身は  100年ものあいだ変わらなかった。  装丁は変化しても、  中身そのものは一七世紀末まで  同じままだったのだ。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■大学教授としての顔■~活版印刷の発明~

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 おはようございます。 東の空に浮かぶ雲の切れ目から 明るい陽が射してきています。 台風一過、我が家では大きな影響を 受けずに済みましたが 各地に色々爪痕を残しています。 お見舞い申し上げます。 昨日エリザベス女王の国葬が ウェストミンスター寺院で執り行われた。 英国民のみならず、世界中で多くの人々が 敬愛の念で見送りをした。 彼女の生きざまに対する 掛け値なしの哀悼の意だろう。 思わず涙した。 誰かが安倍さんの国葬論議の中で、 女王の国葬をこれこそが国葬”THE国葬”、 と言い本質的な違和感を表していたが、 まさに言いえて妙だ。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 自身については、 興味深い対象とは見なさず、 たとえばジョン・バーンに対して まったく面白味のない人間ですよ、 と語っているとした。 ところがクレイムズが インタビューした日は、 いつものならわしを破り、 自身の人生について 時間をかけて語ってくれた、 と続ける。 しばらくすると、 ピーター・ドラッカーは 大学教授としての顔を見せはじめ、 楽しくてしかたない様子で、 書物の歴史について語るのだった。 「歴史上はじめて小説が活字になったのは、  1600年または1605年で、  そのタイトルは『ドン・キホーテ』である。  これが実現したのは、  活版印刷の発明による。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■まったく面白味のない人間■~興味のおもむくまま~

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 おはようございます。 風雨が断続的に 強くなったり弱くなったりする 高知の朝です。 台風14号はゆっくりとしたスピードで 九州北部を北上中、 やがて東に方向を変え 日本列島を横断しそうです。 今後の進路にご注意ください。 月曜日、今週も一週間よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーの祖先は アムステルダムで印刷業を営み、 最大の収入源は、 オランダの東インド会社からの、 『コーラン』の印刷だったとした。 そして、 インタビューテーマには、 この「出版」は事前には 含まれていなかったが、 このことがあの日の インタビューにとって 意味するところは大きく、 ドラッカーにとっても これは重要な問題だった、 と続ける。 ドラッカーは、 シナリオを嫌い、 思いのまま、 興味のおもむくままに 語ることを好んだ。 「自身については、  興味深い対象とは見なさず、  たとえばジョン・バーンに対して  『わたしなど、まったく面白味のない人間ですよ』  と語っている。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■『コーラン』の印刷■~「印刷工」という意味~

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 おはようございます。 台風14号が近づく高知の朝。 東の空を埋める雲が赤く染まっています。 今は時折強めの風が吹く程度ですが、 これから強まってくるんでしょうね。 強く大きな台風、 これまで経験したことがない 被害が予想されるとのこと。 スーパー台風、十分気を付けましょう。 日曜日、健やかにお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 インタビューを再開したドラッカーは、 本の出版にまつわる お得意のストーリーを披露してくれた、 とした。 まずは、「ドラッカー」 という姓について、 翻訳すると「印刷工」 という意味なのだと言い、 つづいて祖先について述べた。 ドラッカーの祖先はもともと、 アムステルダムで 印刷業を営んでいたが、 とても大きな教会から 印刷を請け負っていたと言い、 さらに次のとおり続けた。 「最大の収入源は、  『コーラン』の印刷だったそうです。  オランダの東インド会社から、  『コーラン』を印刷する仕事を  もらっていましたからね」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■出版はとにかく鬼門■~謙遜に満ちたユーモア~

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 おはようございます。 曇り空の高知の朝、 まだ雨は降ってないようです。 夜には虫の音が 聞こえるようになりました。 今日は曇り時々雨、 台風14号がゆっくりと近づき、 明日の夜から明後日にかけては、 豪雨となりそうです。 お気を付け下さい。 土曜日、良い週末をお過ごしください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 クリスマス・プレゼントの チョコレートを買い、 ドラッカー邸へと戻り、 インタビューを再開したが、 テーマは耳よりなことへと移った、 とした。 ドラッカーは、 人生のなかでも、 本の出版はとにかく鬼門で 失敗の連続だったと言ったが、 これもまた、 氏一流の謙遜に満ちたユーモアである、 と続ける。 クレイムズは、 予期したとおりに 物事が進まなかったことは 何度もあるかもしれないが、 出版の歴史については 十二分に知識があったはずだ、 とする。 「事実、わたしが知るかぎり、  博識さにかけて   氏の右に出る者などいない。  あの日の午後、  ドラッカーは本の出版にまつわる  お得意のストーリーを披露してくれた。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■プレゼントはチョコレート■~耳よりなテーマへ移る~

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 おはようございます。 薄曇りの高知の朝。 昨日は時折の豪雨に驚かされましたが、 今日は雨の心配はなさそうですね。 台風14号は今のところ 日本直撃の動き、 三連休には影響が出そうですね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーはクレイムズに、 妻ドリスにクリスマス・プレゼントを 買わなくてはいけないので、 用事を頼んでもよいだろうかと、 言った。 ドラッカーは、 妻へのクリスマス・プレゼントは チョコレートと決めているとのことで、 菓子店でチョコレートを選ぶあいだ、 クレイムズはクルマのなかで待ちながら、 ふいに朝からドリスの姿を まったく見ていないことに思いあたった、 と続ける。 そして、 何しろクリスマスの三日前だったため、 街じゅうの人々が チョコレートを買い求めているようで、 かなり待ったあとにドラッカー邸へと戻り、 インタビューを再開した、 とする。 「生い立ちや経歴については、  午前中におおむね聞き終えていたため、  今度はそれ以外の  耳よりなテーマへと移った。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■七十年間連れ添ったドリス■~機知に富んだ受け答え~

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 おはようございます。 薄曇りの高知の朝。 日中は晴れそうですが 昨日程の暑さにはならない様です。 週末に日本に影響を与えそうな 台風14号が気がかりですね。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ レストランで ウェイトレスが運んできたものを、 頼んだものと違うと言ったが、 このことが後にも先にも一度だけ、 ドラッカーの記憶力の衰えを 目の当たりにしたことだった、 とした。 しかしドラッカーは、 すぐに自分の思い違いに気づいたが、 このとき以外は、 氏は実に明晰だった、 と続ける。 こちらが何を問いかけても、 機知に富んだ受け答えをし、 何年も前の記憶をたちどころに 甦らせたのだ。 そして、食事を終えると、 ドラッカーは 「ひとつ用事を頼んでもよいだろうか」 と言ったので、 クレイムズは 「もちろんです。どこへ行きますか」 と返答すると間髪を入れずに 「妻にクリスマス・プレゼントを買わなくてはいけないのでね」 と返事があった。 「氏と夫人のドリスは、  七十年間連れ添ったあいだがらだった。  ドリスはロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで学び、  本の書き手としても、  起業家としても成功を収めていた。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■ドラッカーの記憶力の衰え■~「頼んだものと違う」~

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おはようございます。 朝焼けが雲に映る高知の朝です。 今日も晴れて暑そうですね。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 マネジメントの発明者である 父親の仕事について、 子どもたちがほとんど関心を 示さないということが、 にわかには信じられなかった、 とした。 しかしドラッカーは、 ヨーロッパ流の考え方を貫き、 子どもたちがそれぞれの分野で博士、 あるいはプロフェッショナルとして 生きていくことを、 ごく当然だと見なしていた、 と続ける。 むしろ、彼らが自分の仕事に 強い興味を抱いたりしたら、 怪訝に思っただろうという。 またクレイムズは、 後にも先にも一度だけ、 ドラッカーの記憶力の衰えを 目の当たりにした、 とする。 「はっきりした言葉で  前菜を注文したにもかかわらず、  ウェイトレスがその品を持ってくると、  『頼んだものと違う』と言ったのだ。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■父親はマネジメント発明者■~子どもたちは俊英揃い~

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 おはようございます。 未明の高知は曇り空ですが、 日中は雲が取れ、 今日も暑い一日になりそうです。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 食事の合間にも会話は続き、 パスタをほおばるドラッカーに クレイムズは質問を続けた、 とした。 そして、話題はドラッカーの家族にもおよび、 子どもたちは俊英揃いで、 全員がすでに熟年の域に達していた、 と続ける。 その子どもたちは 父親の仕事については ほとんど関心を示さないというが、 クレイムズには にわかには信じられなかったとする。 「父親はマネジメントの発明者であるというのに、  子どもたちはみんな自分の仕事に忙しく、  父親の業績に関心を寄せるゆとりを持たないとは......。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■年輪を重ねることの影の部分■~パスタをほおばるドラッカー~

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 おはようございます。 未明の高知、 東の空が朝日に染まり始めました。 今日は一日晴れ、 日中は真夏の暑さになりそうです。 月曜日、今週も一週間よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーはクレイムズを、 街の主立った場所に案内し、 クレアモント大学院大学 ドラッカー・スクールへも立ち寄った、 とした。 そして、レストランは学生でごった返しており、 駐車スペースが見つからなかったため、 一ブロック離れたところに クルマを停めなくてはならなかった、 と続ける。 ドラッカーは、 数メートル以上歩く際には、 必ずクレイムズの腕を支えにしたが、 クレイムズはあの日、 人生の年輪を重ねることの 影の部分を知った、 とする。 「食事のあいまにも、  ひっきりなしではないにせよ、  会話はつづいた。  わたしはテープレコーダーを回しながら、  パスタをほおばるドラッカーに  質問を投げかけたのだ。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■生涯忘れない会話■~ピーター・F・ドラッカー・スクール~

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 おはようございます。 薄曇りの高知の朝、 合い間から陽が差し始めています。 台風12号が沖縄付近をゆっくり北上中、 お気を付け下さい。 日曜日、良い休日をお過ごしください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ハーバード・ビジネススクールからの 誘いを断った理由について、 教員がコンサルティングを行うのを 認めていなかったことと ケーススタディの教材を書くことを 期待していたことだ、 とした。 そしてあの朝の ドラッカーとの会話を、 クレイムズは生涯忘れない、 と続ける。 ドラッカーとクレイムズは、 昼まで休みなく語りとおし、 ドラッカーから昼食は、 近くにあるなじみの イタリアン・レストランでどうか という提案を受け、 街へ出かけることになった。 ドラッカーを支えるようにして、 レンタカーに乗り込んだが、 奮発して大きめの車種を 選んでおいてよかった、 とクレイムズは振り返る。 「ドラッカーは、  街の主立った場所を案内してくれた。  わたしたちは、  クレアモント大学院大学  ピーター・F・ドラッカー・スクールへも  立ち寄った。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■ハーバードやスタンフォード■~著述やコンサルティング~

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 おはようございます。 薄曇りの高知の朝、 未明には雨が降ったようで、 路面が濡れています。 日中も時々雨が降りそうですので、 雨具は要りそうです。 土曜日、良い週末をお過ごしください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーの『企業とは何か』が ベストセラーになったとき、 ベニントン・カレッジの学長は、 この本は政治や行政を扱っておらず、 経済学のジャンルにも入らないが、 これからどうするつもりだ、 と心配した。 このことについてドラッカーは、 彼の心配ももっともだった、 と当時を振り返っていた、 と続ける。 言うまでもなく、 ピーター・ドラッカーは 独力でキャリアを切り開き、 履歴書にはハーバードや スタンフォードの名前は見当たらないが、 それを悔やんでいるふしはなかった。 ドラッカーは、 ハーバード・ビジネススクールは、 どう考えても自分には向かないので、 こちらから断ったと言い、 さらに、著述やコンサルティングなど、 独自の活動をしたいという思いもあったが、 当時のビジネススクールは、 教員がコンサルティングを行うのを 認めていなかったとした。 その上でドラッカーは、 次のとおり続けたとする。 「しかも学校側では、  ケーススタディの教材を書くことを  期待していましたが、  わたしはケーススタディを  ほとんど活用しませんでした」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■最もダメなマネジャー■~異なるキャリア・パス~

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 おはようございます。 随分と涼しく感じる 高知の朝です。 エアコンのスリープタイマーが 日ごとに短くなってきています。 でも日中は真夏日、 暑さへの備えも忘れずに。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マネジメント分野との 出会いについて、 言ってみれば 事故のようなものでした、 と言った。 そして、 自身はマネジメント経験がゼロだといい、 わずかに笑みを浮かべながら、 へりくだった口調で、 「世界で最もダメなマネジャーです」 と言い放った。 本人としては、 マネジメント経験がない事実を 楽しんでいたのだろうか、 それとも恥だと感じていたのかについて、 クレイムズはドラッカーの胸中を 図りかねたと続ける。 「氏はまた、  初のビジネス書を刊行したところ、  たちどころに従来とは異なる  キャリア・パスを歩むことになった、  とも語っていた。」   (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■心底謙虚な人柄■~事故のようなもの~

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 おはようございます。 薄曇りの高知、 随分涼しく感じる朝です。 日本の周りを長く動き回った 台風11号が秋の空気を運んで来た様な。 しかし日中は30度超えです。 まだまだ油断なく過ごしてください。 休肝日明けの水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 どのような問いにも、 判で押したように 「何ですって?」 と返事をしてきた、 とした。 このため、 ドラッカーが こちらの言葉を 聞き取ったかどうかを たしかめるだけで精一杯で、 ユーモアを交える ゆとりなどなかった、 と続ける。 とはいえ、ドラッカーの側では 折に触れて自分を茶化していた。 クレイムズは、 氏は心の底から謙虚な人柄で、 その姿勢には心を揺さぶられた、 とする。 ドラッカーの話は、 ヨーロッパでの 若かりし日々の回想からはじまり、 やがてマネジメント分野との 出会いへと展開し、 続けて次のとおり話した。 「まったくの偶然でした。  言ってみれば事故のようなものですね」   (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■「何ですって?」という言葉■~ドラッカーとの貴重な時間~

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 おはようございます。 台風11号は今、 九州北部を巻き込みながら ゆっくりと北上中です。 幸い高知は昨晩から 強い風雨からは免れています。 しかし蒸し暑い、 台風が海から高温多湿の空気を 運んでるんですね。 これから日本海を北上します、 進路方面の方は警戒を続けてください。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーの語り口は、 マネジメント思想の始祖というより、 ドイツの物理学者を思わせた、 とした。 そのうえ、しばしば咳き込んだため、 そのたびに話の流れが途切れた、 と続ける。 クレイムズは、 さぞかし緊張するだろうと 覚悟していたが、 それは杞憂に過ぎず、 ドラッカーとの貴重な時間を ひとときも無駄にするまいと、 ひたすら話に集中していた、 とする。 そして、ドラッカーは聴力が 衰えていたため、 クレイムズは質問などを たいてい二回ほど 言い直さなくてはならなかった、 とする。 「どのような問いにも、  判で押したように  「何ですって?」  という言葉が返ってきた。」   (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■録音をいやがった■~ドイツの物理学者~

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 おはようございます。 薄曇りで蒸し暑い高知の朝です。 日中は晴れて真夏の日和、 暑くなりそうです。 今晩からは台風11号の影響で 雨模様となりそうです。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーはあいさつもそこそこに 本題に入ったとした。 そして、クレイムズはすぐに、 あらかじめ合意した 六つの質問を書いた紙を取り出し、 テーブルのうえに置いたが、 結局は一度もその紙を 見ずじまいだった、 と続ける。 ドラッカーは自分なりの テーマを温めていて、 一刻も早く話をはじめたい様子で、 氏が話しはじめた頃合いを見計らい、 クレイムズはテープレコーダーに 手を伸ばしたが、 「電源は入れないように」 と合図をされた。 その後も何度か 機会をうかがっていると、 ようやくドラッカーは 渋々ながらも 録音を受け入れてくれた。 「なぜ録音をいやがったのかは、  いまだにわからない。  なまりを気にしていたのだろうか。  その語り口は、  マネジメント思想の始祖というより、  ドイツの物理学者を思わせた。」   (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■ドラッカーは本題に入った■~みずから進んでサイン~

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 おはようございます。 朝から猛暑の日が差す高知の朝です。 台風11号はゆっくりと北に向かってきています。 突然の天気変化にお気を付け下さい。 日曜日、良い休日をお過ごしください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズがドラッカーから 勧められて座った椅子には、 あのジャック・ウェルチも 腰を下ろしたのだとした。 そして、1981年当時のウェルチは、 GEのCEO就任を数週間後に控え、 ドラッカーのもとを訪れたのだ、 と続ける。 ドラッカーとクレイムズのあいだには 小さなテーブルがあり、 クレイムズはそこに 2台のテープレコーダーのほか、 本をいくつかの山にわけて置いた。 インタビューのあいまに 参照する必要があるかもしれないと思い、 ドラッカーの著書を5,6冊ほど 持ってきていたが、 ドラッカーはあとから、 みずから進んでサインをしてくれた。 「わたしたちは、  あいさつもそこそこに本題に入った。  いや、『ドラッカーは本題に入った』  と書くべきだろう。」   (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■ジャック・ウェルチが座った椅子■~使われていないプール~

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 おはようございます。 東の空は雲が多いですが、 朝焼けに染まり始めています。 昨晩も地響きのような雷音が 時折響いていましたが、 強い台風11号の影響で 急激に天候が変化します。 お気を付け下さい。 土曜日、良い週末をお過ごしください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーと握手を交わすと、 弱々しい手ごたえが伝わり、 数週間にわたって 手紙をやりとりしてはいたが、 自分が場違いなところに 押しかけてしまったような気がした、 とした。 しかし、時間が経つにつれて、 そのような気持ちは消えていった、 と続ける。 そして、 クレイムズはリビングに案内され、 テーブルに近づくと、 窓越しにプールが見えたが、 もう何年も使われていないようだった、 とする。 カーテンが引かれているため、 部屋のなかはほの暗く、 ドラッカーの指示にしたがって 二ヵ所の明かりをつけ、 勧められるまま椅子に腰かけた。 「かたわらにドラッカーが座る。  わたしの椅子には、  ジャック・ウェルチも  1981年に腰をおろしたのだという。」   (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■垣間見える明晰さ■~場違いなところに来た~

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 おはようございます。 時々降る小雨も今は収まっているようです。 異様な動きをする強力な台風が 徐々に進路を北に向け始めました。 来週前半は要注意ですね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズの前に現れたドラッカーは、 94歳という年齢にふさわしい風貌をしていた、 とした。 そして、めがねのレンズは 想像していたよりも厚く、 補聴器がやけに目立ったが、 まもなく、 老いた顔とめがねの奥から、 明晰さが垣間見えてきた、 と続ける。 氏はステッキを頼りに、 わたしが予想していたよりも ずっとゆっくり歩いていく。 暖かい日よりにもかかわらず、 色とりどりのセーターに スポーツジャケットを着込み、 それでもなお寒そうな様子だった。 「握手を交わすと、  弱々しいながらも手ごたえが伝わってきた。  数週間にわたって  心のこもった手紙をやりとりしてはいたが、  私は自分が場違いなところに  押しかけてしまったような気がした。」   (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)

■94歳にふさわしい風貌■~補聴器の不調~

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 おはようございます。 小雨の降る高知の朝です。 今朝方まで時々雷鳴が響いてましたが、 今は小康状態です。 くっきりとした目を持った台風11号は 沖縄付近でゆっくりした動き。 今日はこの影響で全国的に雨模様ですね。 これからの進路に注意が必要です。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ノックをしても呼び鈴を押しても 応答がないため、 携帯電話を手にした。 そして、数カ月も前から 首を長くしてこの日を待ち、 細かい段取りまで煮詰めて 了解を得てあったというのに、 お目当ての相手は 影もかたちもないとは、 何ということだろうと嘆いた。 ドラッカー宅からクレイムズが掛けた 電話の呼び出し音が何度か鳴り、 ようやく応答があった。 ドラッカーは、 数分で玄関に下りてくると言い、 その後戸口に現れたドラッカーは、 補聴器が外れていたか、 電源が入っていなかったようだ、 と説明した。 「ドラッカーは一カ月前に  94歳の誕生日を迎えており、  年齢にふさわしい風貌をしていた。  肉がそげおち、衰えを感じさせた。」   (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)