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9月, 2015の投稿を表示しています

■廃棄の仕組みをつくる■~急速に陳腐化するということ~

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おはようございます。 秋晴れの川崎の朝。 明日から10月、 「まだ三月ある」ではなく、 「あと三月しかない」なんでしょうか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、イノベーションは、 「半分入っている」から「半分空である」への 認識変化の中から見出されるとした。 そして、最近におけるもっとも基本的な認識の変化 ともいうべきものは、政府の政策や機関もまた、 神ではなく人がつくったものであり、 いずれも急速に陳腐化するということが 認識されたことであると続ける。 アメリカでは最近、法律や政府機関を 一定期間後に廃止するという新しいメカニズム、 サンセット方式が導入され始めた。 しかし、客観的な評価基準や 廃棄方法が確立していないこと等のために いまだこの方式は十分機能するに至っていない。 ドラッカーは、このサンセット方式を 効果あるものとするための原理と方法の開発こそ、 重要な社会的イノベーションであるとする。 社会がそれを必要とする。 「しかるに今日、政治の世界だけは、  政府が行うものは人間社会の本質に  根ざすものであり、  したがって永遠であるとのむかしからの前提が  堅持されている。  その結果、政府が行う古くなったもの、  陳腐化したもの、もはや生産的でなくなったものを  切り捨てるためのメカニズムがない。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 5章 起業家社会の到来は何を意味するか)

■そよ風のように来て、去る。■~「半分空である」という認識~

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おはようございます。 東京地方は見事な満月、 スーパームーンがみられました。 今日も概ね晴れの様、秋晴れ。 こうして段々昼の時間が 短くなっていくんですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、イノベーションは、 小さなもの、暫定的なもの、 柔軟なものとしてスタートするとした。 そして、イノベーションの機会は通常、 現場に近いところで見出されるとする。 森ばかり見ていると木が見えない。 机上で積み上げた膨大な計画から逸脱したものが、 計画屋の目にとまるようになったころにはもう遅い。 ”イノベーションの機会は、 暴風雨のようにではなくそよ風のように来て、去る。” 「それは、計画屋が対象とする膨大な総体ではなく、  そこから逸脱したもののなかに見いだされる。  予期せぬ成功や失敗、ギャップ、ニーズ、  「半分入っている」から「半分空である」への  認識の変化に見出される。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 5章 起業家社会の到来は何を意味するか)

■機能しないものを明確にする■~小さく、暫定的で、柔軟なもの~

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おはようございます。 雲の間から、 明るい陽射しのこぼれる川崎の朝。 今日は一日晴れ、 夜にはスーパームーンが みられそうですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 あらゆる組織が、 イノベーションと起業家精神をもって、 日常の活動としなければならないとした。 さらに、起業家社会において必要とされる 政策と対策で重要なことは、 機能しないものを明確にすることであるとする。 なぜか? イノベーションは、そもそも小さく始めるべきものなので、 機能しないものはその本質からして相容れない。 そして、そのようなものは、 人気があり、多く存在するからだ。 「しかし、イノベーションはその本質からして、  分権的、暫定的、自律的、具体的、ミクロ経済的である。  小さなもの、暫定的なもの、  柔軟なものとしてスタートする。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 5章 起業家社会の到来は何を意味するか)

■継続していく起業家社会■~日常の活動とする。~

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おはようございます。 今日も曇り空の川崎の朝。 一時雨模様ですが、 夜には中秋の名月、 満月も顔を覗かせそうですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 イノベーションと起業家精神は、 教条的ではなく現実的であり、 壮大ではなく着実なものであるとした。 そして、われわれが必要としているものは、 イノベーションと起業家精神が、 当たり前のものとして存在し 継続していく起業家社会であるとする。 そのためには、あらゆる組織が、 イノベーションと起業家精神をもって、 正常にして継続的な日々の活動、 日常の活動としなければならない。 「ちょうどマネジメントが、  現代のあらゆる組織において  特有の機関となり、  われわれの組織社会を統合する機関となったように、  今やイノベーションと起業家精神が、  われわれの組織、経済、社会における  生命活動とならなければならない。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 5章 起業家社会の到来は何を意味するか)

■イノベーションと起業家精神■~壮大ではなく着実~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝ですが、 日中はいくらか回復しそうです。 来週は10月、今年も後三つき、 早いものです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、革命は幻覚であり、 19世紀最大の幻想、 いつわりの神話だったとした。 そして、経済や事業と同様に 社会や社会的サービスにおいても、 イノベーション(革新)と 起業家精神が必要となるとする。 なぜか? イノベーションと起業家精神は、 焦点を幻想ではなく、現実的な 機会やニーズに合わせる。 そして、必要な成果をもたらさなければ 消え去る。 言い換えれば、教条的ではなく現実的であり、 壮大ではなく着実だからである。 イノベーションと起業家精神は、 革命が実現しようとしたことを 流血、内戦、強制収容所、経済的な破局なしに、 目的と方向性とコントロールのもとに実現する。 「イノベーションと起業家精神が、  社会、経済、産業、社会的サービス、企業に、  柔軟性と自己革新をもたらすのは、  まさにそれが一挙にではなく、  この製品、この政策、あちらの社会的サービス  というように段階的に行われるからである。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 5章 起業家社会の到来は何を意味するか)

■成熟による腐敗■~人の心と手によるもの~

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おはようございます。 雨の川崎は20度を下回る ぐっと涼しい朝です。 今日は一日雨模様、 上着としっかりした雨具をお忘れなく。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ゲーテは、 「存在の理由はなくなり、恵みは苦しみとなる」と、 フランス革命のもたらしたものへの幻滅を表した。 革命は解決にはならない。 革命は、コントロール不能であると共に、 間違った者に権力を与える。 そして、結果は約束したものと逆となる。 フランス革命の後に残ったものは、 革命前の足かせだったはずの 制御不能な官僚システムヘの従属であり、 政治的、知的、芸術的、経済的活動の 一極集中だった。 また、ロシア革命がもたらしたものも、 農奴制、強力な秘密警察、 腐敗、硬直化した強圧的官僚システムだった。 さらに、毛沢東の文化大革命にも起こった。 ドラッカーは、革命は幻覚であり、 19世紀最大の幻想、 いつわりの神話だったとする。 「しかし、革命は成熟による腐敗から起こる。  破綻から起こる。  自己革新の失敗から起こる。  われわれは、理論、価値、その他  人の心と手によるあらゆるものが、  歳をとり、硬直化し、陳腐化し、  苦しみに変わることを知っている。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 5章 起業家社会の到来は何を意味するか)

■恵みは苦しみとなる■~生命を失っても生き延びる。~

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おはようございます。 快晴の続いた連休も終わり、 今日から日常に戻りますね。 今日は雨降り、 仕事に専念できますね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ トマス・ジェファーソンは  「それぞれの世代がそれぞれの革命を必要とする」とし、 ゲーテは、 「存在の理由はなくなり、恵みは苦しみとなる」とした。 これらは、啓蒙思想とフランス革命が もたらしたものへの幻滅を表したものだが、 組織、制度、政策もまた、製品やサービスと同じように、 生命を失ったあとも生き延びる。 目的を達したあとも、 さらに目的を達せられなくとも生き延びる。 「一度できあがったメカニズムは生き続ける。  しかし、そのメカニズムの設計にあたって  前提とされたものは、  先進国の医療制度や年金制度の  前提となっていた100年前の人口構造と同じように、  変化し無効になっている。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 5章 起業家社会の到来は何を意味するか)

■正統性の鍵■~自らの役割に集中する。~

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おはようございます。 連休最終日も 概ね好天の様ですね。 今日は秋分の日、彼岸の中日、 先祖に思いを馳せる一日にしましょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 組織はそこに働く人たちの能力を測定し、 評価することができなければならないとした。 同時に、そこに働く人たちに対しては、 自らの役割に集中すべきことを 要求しなければならないと続ける。 組織がこれらの権限を超えるとすれば、 それらはすべて越権である。 組織は、それぞれの目的に 集中することが正統性の鍵となる。 何が自らの目的であるかは様々であり、 状況、ニーズ、価値観、技術の変化に よって変わっていく。 しかし、いずれの組織も、 自らの目的を明確に規定すると共に、 成果を評価する尺度と測定の方法を 具体化できるほど、より大きな成果を上げる。 「自らの力の基盤を  成果による正統性に絞るほど、  正統な存在となる。  こうして、『彼らの実りによって彼らを知る』ことが、  これからの多元社会の基本原理となる。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■実りによって知る■~成果こそが唯一の存在理由~

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おはようございます。 快晴の続く連休、 今日もハイキング日和ですね。 お楽しみください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 組織は、自らの強みを 集中することによってのみ 成果を上げうる。 組織が成果を上げ、社会に貢献することは、 組織が権限をもち、 権力を振るうことを許される 唯一の理由である。 このことは、組織は自らの目的が何であり、 成果が何であるかを 知らなければならないことを意味する。 そのためには、働く人たちの能力を測定し、 評価することができなければならない。 「組織とそのマネジメントの力の基盤と  なりうるものは1つしかない。  成果である。  成果こそが組織にとって  唯一の存在理由である。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■組織の機能は与件である。■~働く者の目的、価値、ニーズ~

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おはようございます。 まだ雲の多い、川崎の朝。 段々と晴れ間が多くなる一日の様です。 今日はお座敷列車で、 ワインの里に団体旅行。 夏はいつの間にか、 終わってたんでしょうかね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 働く者を満足させることは、 組織にとっては目的でも基準でもない。 しかしドラッカーは、 そうであってはならないとする。 組織は外部に成果を求めるための機能を持つ。 組織は、その機能と、 働く者の目的、価値、ニーズとを 調和させなければならない。 しかしあくまでも、 中心は組織の機能のほうである。 組織の機能、組織の目的が与件である。 それは、組織に働く者の 私的な利害とは関係ない。 「組織は、組織の外の人たちを満足させ、  組織の外の目的のために働き、  組織の外で成果を上げる。  組織がそこに働く者のためにできることは、  組織自体の機能と、  彼ら働く者の目的、価値、ニーズとを  調和させることである。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■働く者のニーズを満たす■~外の世界の論理で決まる。~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝です。 大型連休、概ね好天の様、 有効にお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、組織が何を行うかは、 外の世界が決める、 とする。 そして、組織は、そこに働く者が それぞれのニーズを満たすように させなければならないと続ける。 働く者が信頼しない組織は 機能しないのだ。 組織は、そこに働く者に 位置づけと役割を与えなければならない。 同時に、働く者も、 組織の目的の実現のために 働かなければならない。 働く者を満足させることは、 組織にとっては目的でも基準でもない。 「何をいかに行うかは、  基本的に、組織の外の世界が望み、  欲することによって決まる。  外の世界の論理によって決まる。  新車のデザインを、  働く者に投票させても意味はない。  重要なことは、消費者が買ってくれる  ということだけである。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■成果は組織の外にある■~彼らを支配するもの~

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おはようございます。 安全保障関連法が成立した。 日本の安全保障政策が、 間違いなく大きく転換することになった。 審議内容や、そのプロセス、 およそ真っ当な恰好ではない。 世論は、いくら声をあげても 多数決主義の政治の前に力がないことを 改めて実感したでしょう。 今回の立役者を忘れてはいけないでしょうね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、組織は、 そこに働く者の同意さえあれば 権力をもてるわけではないとした。 しかし逆に、企業といえども、 従業員のために存在するのではない と続ける。 成果は組織の外に存在する。 病院では、病院で働いている人たちではなく 患者に成果が表れる。  同様に金融政策が大蔵省職員の得に なるかどうかは問題ではない。 「もちろん組織は、  そこに働く者に最大限の責任を  要求しなければならない。  しかし、仕事の基準、仕事ぶり、成果に  直接影響を与えることについては、  彼らにまかせるわけにはいかない。  逆に、それらのものが、  彼らを支配しなければならない。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■特定の社会的ニーズに限定■~組織は統治体ではない。~

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おはようございます。 安保法案は、昨日特別委員会で 文字通り肉弾戦の中、可決され、 本会議で今日にも成立する状況になった。 安倍さん自身も法案やプロセスに 抜け漏れがあることを認めている。 にも拘らず、しらぁとしてとして淡々と進めようとする。 そこが、世論の大きな反感の理由になっている。 ドラッカーは、ギリシャの名医ヒポクラテスの言葉 「知りながら害をなすな」を挙げて、 プロフェショナル責任を問う。 害を及ぼす可能性があるなら、 それをそのまま社会に出しちゃ いけないということでしょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、組織の仕事は統治ではなく 機能であるとする。 そして、組織の持つ権限と権威は、 社会の特定のニーズを満たすためのものであり、 社会やコミュニティに及ぶものではないと続ける。 また、組織活動には、 ヒト・モノ・カネなどの社会資源が必要となるが、 これも組織が対象とする、 特定の社会的ニーズにかぎられる。 すべては限定された仕事のためであり、 支配下にある資源もその限定された 目的のためにある。 今日組織に働く者たちは、 その組織のみに依存するわけではないことから、 組織は、そこに働く者の同意さえあれば 権力をもてるわけではない。 「組織は統治体ではない。  組織の仕事は、統治ではなく機能である。  その権限と権威は、  社会の特定のニーズを満たすためのものである。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■組織における正統性の根拠■~コミュニティたりえない~

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おはようございます。 雨の降る、肌寒い川崎の朝です。 安保法案、昨晩は国会内外で様々な動きがあり、 結局今朝8時半から委員会再開されるもようですね。 大きな節目の一日です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 社会のニーズを自らの業績に転換したとき、 組織は責任ある行動をとったことになるとした。 そして、組織がそこに働く人に対する 権限行使の正統性について述べる。 組織は多くの人たちを雇用する。 その中では当然のこととして、 彼らに対し大きな権限を行使する。 逆に、働く人たちにとって、 自らに対しそのような権限を 行使してくるものは、多くの場合ほかにない。 また、学生、生徒たちも同様に、 学校等の組織によって権限を行使されている。 したがって、この権限の正統性は大きな問題であり、 多元社会に特有の政治的な問題であるといえる。 ドラッカーは、今日の多元社会における組織は、 コミュニティそのものではないし、 コミュニティたりうることもない、 と続ける 「コミュニティの目的はそれ自身のなかにある。  これに対し、組織の目的はそれ自身のなかにはない。  成果もない。  内部にあるのはコストだけである。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■大きな起業家的な機会■~問題を組織の利益とする。~

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おはようございます。 雲が多く、肌寒い川崎の朝です。 安保法案、昨日今日と、公聴会が開かれている。 世論調査どおりここでも、 反対意見が半数を超えている。 しかし法案審議には、 端から影響しないことは政府の前提である。 広く国民の意見を聞いた、ことになる。。。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 社会的なニーズを把握し事業機会へ 転化するということは、 あらゆる組織に共通の責任だとした。 しかしこれまで組織にとって重要なことは、 すでに行っていることを さらによく行うことだった。 電力、電話、新聞、書籍、デパート、都市交通は、 すべて100年前の社会が必要としたニーズだった。 しかも、すべてがビジョンと起業家精神を必要とし、 新技術とイノベーションを必要とした。 それらのニーズが満たされたのは、 社会的責任としたからではなく、 機会としたからだった。 とはいえ、とドラッカーは続ける。 組織が自らの強みでない領域にある問題に 手を出すことは、社会的に責任ある行動とはならない。 自らの仕事に集中することによって 社会のニーズを満たすとき、 初めて社会的に責任ある行動となる。 社会のニーズを自らの業績に転換したとき、 もっとも責任ある行動をとったことになる。 「そもそも社会の問題に敏感であることは、  組織そのものの利益である。  社会のニーズは、放置しておくならば  社会の病となる。  企業、病院、大学、政府機関のいずれであろうと、  病める社会において栄えることはない。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■社会のニーズを機会とする■~組織としての共通の責任~

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おはようございます。 カラッとした空気の、川崎の朝。 しかし、明日からは下り坂の模様です。 ドラッカーは、1933年にヒトラーが ドイツの首相になるとすぐさまイギリスに移った。 当時ドイツではユダヤ系含め多くの住民は、 政治は一時的に間違っているだけで、 直ぐに正常に戻ると考え国内に留まった。 そして、大多数がホロコーストの犠牲となった。 ドラッカーは、自らの経済基盤を捨てるという リスクを取ってもイギリスに渡る決断をした。 24歳、先見の明はすでに根付いていた。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、組織は、 自らが社会にもたらす 影響についての対策を含め、 社会のニーズや要求の満足を 自らの機会としてとらえることが 理想であるとする。 医療が抱える問題は、 病院にとっての機会であり、 経営陣にはイノペーションと 起業家精神が求められている。 また、一流の人材を育てなければならない という今日の社会的なニーズも、 学校にとっては起業家精神を発揮する機会である。 本来の意味での起業家、 まさにそれこそが彼らの責務である。 ドラッカーは、 社会的なニーズを把握し事業機会へ 転化するということは、 あらゆる組織に共通の責任だとする。 「社会のニーズや要求を満たすことを  自らの業績に転換することこそ、  企業にとっての倫理的責任である。  あらゆる組織が社会のニーズを  事業上の機会としなければならない。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■それを臆病とする。■~不人気なことを行うべき責任~

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おはようございます。 すっかり秋めいた朝の空気が漂う 川崎の朝です。 いまだ行方不明の方々も残る大雨被害、 快晴の下で、早くの発見復旧が進むことを願います。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、全員が従って 初めて実現されるものについては、 それを強制する法律が必要であるとした。 そして、あらゆる集団に、愚かで貪欲で 目先のことしか見ない者がいるので、 全員の自発的な行動を待っていては 何事も起こらないとする。 ドラッカーはここで、 問題の発生を見通すことのできた組織には、 不人気なことを行うべき責任があると言及する。 そして、これまでこの責任を果たそうと努力して、 失敗したり傷ついた組織はなく、 逆に、対応を尻ごみした組織は、 やがて世論から高い代価を払わされたとする。 「世論は目の見えないことは許す。   だが、知っていながら行勤しないことは許さない。   それを臆病とする。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■予知し防止し緩和する。■~問題そのものの悪化~

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おはようございます。 定例の世論調査は相変わらづ。 安倍さん不支持、安保法案成立不支持共に 過半数を占める。 そんな中自民党総裁選で 安倍さんは無投票再選され、 安保法案は強行採決に向けて 突き進んでいる。 形式民主主義のもと政権与党は何でもできるのか? ヒトラーも、当初は国民から支持され ”民主的”に生み出された。 どこかで、引き返す道が決壊してしまう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、組織が自ら生み出した 影響を防げなかった場合には、 社会から法律、規制、干渉を 受けることとなるとした。 アメリカの自動車メーカーの例を示す。 彼らは、安全運転のための教育や、 ハイウェイの安全設計に率先して関わり、 事故を減らすための活動を行い、 大きな成果をあげた。 しかし彼らは、事故の件数ではなく 事故の大きさを小さくできなかった ことについて責任を問われた。 実際には、彼らは安全設計の自動車を 販売していたが誰も買わなかったのだ。 ドラッカーは、全員が従って初めて 実現されるものについては、 それを強制する法律が必要であるとする。 「企業が予知しその防止と処置を  検討したときには、  彼らの提案は必ず受け入れられる。  逆に、事件に発展し、  世論の攻撃が高まるまで待つならば、  懲罰的な規制を課され、  問題そのものが悪化しかねない。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■反感にもとづく法律■~害となれば、事件となる。~

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おはようございます。 久々の強い揺れと、 家具のきしみ音で目が覚めた。 今のところ、大きな被害は 報道されていない。 幸いにして、短時間の揺れであった。 もう少し長引いていれば、 この程度で収まっていなかったと思う。 紙一重、薄氷を踏む思いでいたほうがいいと思う。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、組織は自ら作り出す、 好ましからざる影響を 防がなければならないとした。 さもなければ、次のとおり、 社会からの制裁として、 法律の規制を受けることとなる。 影響が社会にとって害となれば、 それは社会的な事件となる。 そして、社会は事件を防ぐために 法律を生み出す。 泥縄である。 それらは、理性ではなく反感にもとづいて 制定される。 泥縄で生まれた法律は、 悪法となる。 ドラッカーは、 これらの法律は善良な行動は罰するが、 悪い行動は防げないとする。 「事件から生まれた法律は、  間違いなく悪法となる。  ひとりの悪人を引き立てるために、  無実の者99人を罰する。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■第二の原則、自ら予防すること■~好ましからざる影響~

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おはようございます。 青空の見える川崎の朝。 大雨災害。 栃木、茨城、宮城中心に 大きな被害が出ている。 犠牲者、行方不明者も出ている。 被災された方々に、 お見舞い申し上げます。 鬼怒川決壊は、専門家すら 想定できなかったこと。 50年に一度の災害というが、 我々を取り巻く自然環境が 大きく変化しているとの認識が 必要なんでしょう。 まだ宮城茨城には警報発令中、 引き続きご注意を。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、組織の責任に関する 第一の原則は、 従業員への影響を可能なかぎり 抑えることであるとした。 そして、第二の原則は、 自らのもたらす影響を事前に知り、 予防することであるとする。 このことは組織の社会的責任であると共に、 組織自らの利益のためでもある。 好ましからざる影響を自ら防がなければ、 問題のほうからやってくる。 そして、法律、規制、干渉がもたらされる。 「先を見て自らのもたらす問題を  検討しておくことは組織の責任であり、  好ましからざる副産物を防ぐことは  組織の社会的責任である。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■責任に関する第一原則■~影響を可能なかぎり抑える~

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おはようございます。 自宅回りは、雨が上がっています。 しかし、栃木、茨城では、 記録的な豪雨で、気象庁は 最大級の警戒を呼び掛けている。 河川氾濫で浸水被害が既に出ているが、 大雨はまだ続く見込み。 甚大な災害が発生する可能性があるとのこと、 地域の方は十二分な注意を! ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、人間は面倒な存在であり、 誰も人間を統治などしたくないとした。 そして、組織の責任に関する第一の原則は、 従業員への影響を可能なかぎり 抑えることであると続ける。 このことは、組織が影響を与える 他のものについてもいえる。 そもそも、社会やコミュニティに対する 影響は干渉である。 それは、限定のもとで許される。 特に組織と従業員の間においては 厳密にとらえる必要がある。 しかしこのことは、組織と従業員の間に、 愛情や感謝、友情、敬意、信頼があってはならない ということではない。 ドラッカーは、それらは価値あるものだが、 あくまでも付随的なもので、 組織として勝ち取るべきものであるとする。 「特に従業員に忠誠を求めることは  許しがたいことであり、  正当性を欠く。  組織とその従業員との関係は  契約上のものであって、  あらゆる契約のなかで  もっとも狭義に解釈すべきである。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■人間は面倒な存在である。■~文字どおりの必要悪~

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おはようございます。 台風18号が、まもなく東海地方に上陸する。 既に静岡では、雨による浸水被害が多数発生している。 これから、関東、近畿にも暴雨風が強まりそうです。 十分注意しましょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、あらゆる組織が、 外部にインパクトを与えるとした。 しかし、それらの影響を与えることは、 組織の機能そのものではない。 組織が機能を果たすための活動に 付随しているにすぎない。 つまり、組織にとってそれらの影響は、 ”必要悪”である。 ドラッカーは、仮に組織が人の力なしに 成果を上げられるとすると、 組織が人に対して、力、権限を行使することは、 許されるはずがないとする。 「事実、まともなマネジメントは、  人間抜きに仕事ができればありがたいと思っている。  人間は面倒な存在である。  誰も統治などしたくない。  仕事をするうえで必要不可欠なだけである。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■社会への影響を最小限にする■~インパクトは不可避~

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おはようございます。 雨の川崎の朝、近づいている台風の影響も あるのでしょうか。 先週末の世論調査結果が発表された。 安保法案の今国会成立への反対が6割、 政府の説明不足との意見が8割を超えた。 安倍さんは、説明不足という意見については、 国民の多くが理解していないことが原因で、 一生懸命理解されるよう説明し、 国民をリードしていきたいとしている。 しかしこれは、ミスリード。 国民は法案の中身を 理解できないわけではない。 国会議論の堂々巡り、 逃げの答弁などを見ていれば、 法案の矛盾点を理解できないわけはない。 国民はそれほど馬鹿じゃないですよ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、あらゆる組織が、 自らの使命を果たすうえで、 社会に何らかのインパクトを与えるとする。 組織には所在地があり、 その地域と関わり、人を雇用する。 これらのインパクトは 組織活動にとって、 不可避である。 これらがなければ、 企業はサービスを提供できず、 学校は教育をできず、 研究所は新しい知識を得られず、 鉄道会社は交通を円滑化できない。 「あらゆる組織がどこかに立地する。  立地先のコミュニティと自然環境に  何らかの影響を与える。  あらゆる組織が人を雇用する。  したがって、人に力を行使する。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■組織が果たすべき責任■~何が正しい権限か~

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おはようございます。 今日もまた、雲の多い川崎の朝。 連日竜巻の発生が伝えられる。 昨日も千葉で被害を出した。 もはや異常気象ではなく、 それなりの対策を具体的に 準備する必要がありそうですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 組織の社会的責任は 重大な問題である。 とりわけCSRという言葉が広まっているとおり、 企業の社会的責任が重視される。 しかしそれは、企業にかぎらず あらゆる組織にとっての問題である。 学校、病院、政府機関、NPO等 あらゆる組織が力をもち、 その力を行使する。 したがって、あらゆる組織が 自らの行動に責任をもつ。 政治学には独立した概念としての 責任は存在しない。 存在するのは責任と権限であり、 責任には必ず権限が伴う。 逆にいえば、 権限のあるところには責任がある。 「権限のないことについて  責任をもつことは越権である。  したがって問題は、  何が組織の社会的責任かではなく、  何が組織の正しい権限かである。  自らの機能のゆえに  いかなる影響を社会に与えるかである。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■組織の仕事ぶりそのもの■~いかに成果を上げるか~

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おはようございます。 今日もまた、雲の多い川崎の朝。 昨日は、さほどの好天にはならなかった。 ブレの多い天気ですね。 オリンピック問題。 海外メディアから 「新たな恥ずべき事態」といわれる。 組織委員会、担当大臣、 だれも結果責任を明言しない。 仲良しクラブ、傷つけあわない”村文化”、 マネジメントがない。 海外から言われるまでもなく、 日本人として、恥として自覚する必要があるでしょうね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、組織の機能に関わる 三つの側面について述べた。 第一に組織の目的を明らかにし、 第二にその目的を果たすためにマネジメントし、 第三にそこに働く人たちを生かすこと。 そして、これまでマネジメントの理論は、 一人ひとりの成果については 触れてこなかったとする。 いかに成果を上げるかという問題は、 いかなる人間であるべきか、 何を行うべきかを論じるべきである。 これらの問題は、 高い地位にある少数の者だけに 関わる問題ではない。 きわめて多くの人間に 関わる問題である。 知識組織においては、 ほとんど全員が伝統的な意味での 高い地位にある。 「組織の機能に関わる  これら三つの側面、  すなわち目的、マネジメント、  人に関わる問題は、  それぞれ別の種類の問題である。  しかし、それらは組織において  同一の次元に属する。  組織の仕事ぶりそのものに関わる。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■まず理解の変化を迫る。■~適切なことを適切に行う~

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おはようございます。 今日もまた、雲の多い川崎の朝。 だけど、これから快晴の一日になりそうです。 久しぶりの週末残暑、お楽しみください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 組織に知識労働者がいかに沢山集まろうが、 成果は自動的に生まれるものではない。 ハウツーによって簡単にできることではないし、 試行錯誤で得られるものでもない。 組織という新しい環境は、 新しい資質を求め、 新しい機会を与える。 なので 行動の変化よりも、 まず理解の変化が必要となる。 成果を上げるためには、 適切なことを適切に行うための 意思決定の能力が必要である。 かつて、農民が何をいかに行うかは、 代々伝えられていた。 そして職人は、仕事の中身、手順、 基準についての定めがあった。 しかし、今日組織に働く人たちは 何も教えてもらえない。 自ら意思決定を行わなければならない。 さもなければ、成果を上げられない。 「組織は、われわれ人間にとっての新しい環境である。  したがって、それは新しい資質を求める。  同時に、新しい機会を与える。  行動の変化よりも、まず理解の変化を迫る。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■働く人たちの道具■~組織に大きく依存する。~

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おはようございます。 今日もまた、雲の多い川崎の朝。 なるほど、この半月ほどで、 東京地方の日照時間は40%程度らしい。 明日だけは晴れそうですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、知識組織では あらゆる知識労働者が エグゼクティブであるとした。 このことは、組織は、組織を動かすために、 膨大な知識労働者を必要とし、 その能力に依存することを意味する。 また同時に、知識労働者は、 自らの仕事ぶりと満足度が 組織に大きく依存するということも意味する。 「なぜなら組織は、  社会が必要とするものを  生み出す道具であると同時に、  彼ら組織に働く人たちにとっての  道具だからである。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■組織機能、第三の側面■~一人ひとりが成果を上げる能力~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝。 昨日はもはや季節外れの猛暑。 今日はどうなんでしょう、 気象予報士も大変な状況になりましたね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 組織機能の第三の側面は、 一人ひとりの人間の仕事ぶりに関わる問題で、 組織による違いはあまりない。 ドラッカーは、組織は実態ではなく、 法律上の擬制であるとする。 組織を動かすのはそこにいる人たちである。 ”知識組織ではあらゆる知識労働者がエグゼクティブである。” 「組織そのものは、何も計画できず、  何も決定できず、何も行動できない。  計画し、決定し、行動するのは、  一人ひとりの人間である。  組織の仕事ぶりと成果に影響を与える決定を行う  大勢の人たちである。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■権威と権限の構造■~成果と意思決定~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝。 一日、雨が降ったり止んだりみたいですね。 東京五輪エンブレム、 もやもや状態にけじめをつけた。 組織委員会は、エンブレム変更のコストリスクについて、 極めて限定的な範囲に留まるとしている。 果たしてどうか。。。。 この甘さがこれまでの不手際を生んできたんでしょうね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 組織は、目的に合った構造と 原理に沿った構造が必要だとする。 そのために組織は、 成果を上げるための構造を作り、 維持するための権威を必要とする。 同時に、その成果に向けて意思決定し、 一人ひとりの能力を集中させるための 権限を必要とする。 あらゆる組織において、 この権威と権限の構造が ダイナミックな関係のもとに 併存しなければならない。 「組織は、自らの目的によって  規定される構造を必要とする。  同時に、組織としての普遍的な原理によって  規定される構造を必要とする。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)

■組織のマネジメント■~一人ひとりの役割と調和させる。~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝。 今日から9月、 日の出5時12分、日の入り18時10分。 段々と昼の時間が短くなり、 秋になり、深まっていくんですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 組織の機能に関わる第二の側面は、 集中しなければならないということである。 目的も社会的な役割も 組織によって異なる。 しかし、この第二の側面に関しては、 あらゆる組織がみな本質的に同じである。 「あらゆる組織が、  一体になって成果を上げる必要がある。  大勢の人たちを集めるがゆえに、  組織の目的と、それらの人たち一人ひとりの  役割とを調和させなければならない。」 ~『イノベーターの条件』 (Part1 4章 多元社会における組織の原理)