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■意思決定の二つの原則■~低いレベルと高いレベル~

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ドラッカーは、組織の中での意思決定には次の二つの原則があるとする。 ◆第一の原則 可能なかぎり低いレベル、現場レベル、行動に近いところで行う必要がある。 つまり、どの程度の低さで意思決定を行わなければならないかについて問う。 ◆第二の原則 この意思決定によって影響を受ける活動全体を見通せるだけの高いレベルで行う必要がある。 つまり、どの程度の高さで意思決定を行わなければならないかについて問う。 このことにより、意思決定に参画すべき者や、その結果を知らされるべき者の範囲が明らかになる。 ドラッカーは、この二つの原則から、個々の活動を組織のどこに位置づけるかが明らかになるとする。 「意思決定は常に、可能なかぎり低いレベル、  行動に近いところで行う必要がある。  これが第一の原則である。  同時に意思決定は、それによって影響を受ける  活動全体を見通せるだけの高いレベルで行う必要がある。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第7章 マネジメントの組織 32 組織の基本単位)