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■経営科学とは分析の道具■~問題に対する洞察~

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経営科学について触れてきたが、最後にドラッカーは、 マネジャーの経営科学に対する役割について触れている。 そもそも経営科学とは分析の道具であるので、 その使用者であるマネジャーは、その道具がよくできてさえいれば、 道具の仕組みなど知る必要はないし、かえって知ってはならないとする。 しかし、マネジャーは、経営科学とは何であり、何をなしうるかは 理解しておかなければならない。 そのためには、経営科学に対して次の四つのことを要求しなければ ならないとする。 ◆仮定を検証することができること ◆正しい問題を明らかにすること ◆答えではなく 代 替案 を示すこと ◆問題に対する公式ではなく理解に焦点を合わせること  「経営科学の目的は、あくまでも診断を助けることにある。  経営科学は、万能薬でないことはもちろん、処方箋でもない。  それは、問題に対する洞察でなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (6章 マネジメントの技能  30 経営科学)     

■意思決定の力点をどこに置くか■~問題を明らかにすること~

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ドラッカーは、日本流の意思決定は独特のものであるが、 その基本は、日本以外でも十分に通用する効果的な意思決定の 基本であるとする。 日本流の意思決定のエッセンスは次の五つある。  ①何についての意思決定かを決めることに重点を置く。  答えではなく問題を明らかにすることに重点を置く。  ②反対意見を出やすくする。コンセンサスを得るまでの間、答えについての論議は行わない。  あらゆる見方とアプローチを検討の対象にする。  ③当然の解決策よりも複数の解決案を問題にする。  ④いかなる地位の誰が決定すべきかを問題にする。  ⑤決定後の関係者への売り込みを不要にする。   意思決定のプロセスのなかに実施の方策を祖み込む。 「意思決定で重要なことは問題を明らかにすることである。  そもそも意思決定は必要か、そもそも何についての意思決定かを  明らかにすることが重要とされる。  この段階でのコンセンサスの形成に努力を惜しまない。  この段階にこそ、意思決定の核心があるとする。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第6章 マネジメントの技能  27 意思決定)