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■成果を中心に考える。■~インプットではなくアウトプットから~

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労働は、人にとって自己実現の重要な手段であり、 その第一歩は、仕事を生産的なものにすることにある。 ドラッカーは、そして、まづ考えなければならないことは、 ”仕事から生み出す成果”(アウトプット)を中心に 据えることであるとする。 仕事に使用する技術や知識は仕事の道具(インプット)にすぎない。 ここから生産性を考えてはならない。 成果を生み出すためには、どんな道具(ツール)を、どのタイミングで、 何のために使うかから考え始めなければならない。 これは、製造工場などの肉体労働に対するアプローチと同じである。 そして、さらにこのアプローチは既存の知識の習得と応用という仕事にも 適用できる。 ドラッカーは、その例として、エジソンの発明の活動をあげる。 まづ、製品を定義し、発明のプロセスを分解し、相互関係と順序を明らかにし、 プロセスのなかのキー・ポイントに管理手段を設定しその基準を定める。 というものである。 「発明家エジソンは、体系的な方法によって、発明という仕事の生産性をあげた。 彼は常に、欲する製品を定義することから始めた。 次に発明のプロセスをいくつかに分解し、相互関係と順序を明らかにした。 プロセスのなかのキー・ポイントごとに管理手段を設定した。 そして基準を定めた。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第3章 仕事と人間)