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3月, 2019の投稿を表示しています

■”巨大怪物組織”である企業、政府■~官僚的になる必然~

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おはようございます。 雲が空を覆う川崎の朝、 靄が立ち込めてます。 天気予報は、一日快晴。 これから雲が取れて、 花見日和になりそうです。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 ヒッピーが起こした 組織に対する反乱の矛先が、 大規模な官僚的マシンと 思ったことのない組織に 向いていたのは 偶然ではないとした。 そして、”巨大怪物組織” と考えられていたのは、 常に大きな企業か大きな政府であったが、 それが企業なのか政府なのかは、 それを考える人が民主党支持者か 共和党支持者かによって決まった、 とする。 私たちは常に、 あるひとつの組織だけに目を向け、 そのほかの社会は基本的に 組織と関わりがないものと信じていたが、 これはもう事実ではないとする。 「私たちは社会というものの現実に  目を向けることを学ばなければなりません。  つまり、YMCAでさえ大きな組織、  強力な組織と考えられ、  さらにはYMCAが必然的に官僚的な組織になる、  そんな社会のことです。  また、規則や規制そして経営者が  存在しなければならない、  そんな社会でもあります。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1960年代”大きな組織におけるマネジメント”)

■ヒッピーの哲学的無政府主義■~大規模な官僚的マシン~

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おはようございます。 どんよりと雲が空を覆う川崎の朝です。 これから下り坂、夜には一雨も。 花見は明日が良さそうですね。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、私たちの社会を 完全に理解しているのは、 ヒッピーかもしれない、 とした。 そして、哲学的無政府主義は 理論上では守りの立場にあり、 この主義にとって唯一の問題は、 その主義自体がまったく通用しないことだ、 と続ける。 ヒッピーの反応はどこまでも否定的で、 その行き着く先は、トラブル以外になく、 その哲学的無政府主義もまた、 通用するはずはない。 「それでも、彼らは少なくとも  現実を見ています。  最近の数年間に起こった組織に対する反乱の矛先が、  これまで誰ひとり大規模な官僚的マシンと  思ったことのない組織に向いていたのは  偶然ではありません。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1960年代”大きな組織におけるマネジメント”)

■組織は世の中一般の現象■~理解しているのはヒッピー~

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おはようございます。 曇り空が肌寒い川崎の朝です。 満開の桜も少し一休み、長持ちしそうですね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 この話の要点を 次のとおり説明する。 私たちは社会的な欲求をすべて、 大きな組織の中で、 そして大きな組織を通して叶えよう としている現実を当たり前の習慣だとは 考えていない。 そして、この管理された組織は ビジネスだけではなく世間一般の現象であり、 私たちの社会を完全に理解しているのは、 ヒッピーだけかもしれない、 と続ける。 「少なくとも彼らは、  私たちの社会がさまざまな具体的な組織とは  違っていることを認識しています。  彼らは、自分たちがさまざまな組織によって  包囲されていることを認識して、  あらゆる組織に反対しているのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1960年代”大きな組織におけるマネジメント”)

■これこそが、組織の一番の目的■~社会、個人が孤高の存在である社会~

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おはようございます。 薄曇りの川崎の朝、 今朝は少し冷え込みました。 東京では桜が満開、しかし今日は花冷え、 夜桜には防寒が必要です。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、社会人になるためには、 博士号が必須とという、 異常なユートピアへと急激に 突き進んでいるとした。 そして、私たちは知識を 偏重しすぎているかもしれないが、 知識のある人に向いている仕事がある という事実は、組織がもたらした 成果なのだと続ける。 これこそが、組織の一番の目的であり、 知識を建設的な仕事に活用する組織の能力、 ということになり、 このことが高い評価や称賛に値すると 考えられるかもしれないが、 1914年当時の社会にも、 それなりの長所があった。 「つまりそれは、  カンザス州の大草原そのままの  どこまでも真っ平らな、社会、個人が孤高の存在である社会、  それが一九一四年という時代でした。  確かにワシントンの小さな丘には巨大な姿を見せているもの、  すなわち政府がありました。  けれども現実には、  この政府は極端に小規模でした。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1960年代”大きな組織におけるマネジメント”)

■異常なユートピアへ■~学校にいる期間が長すぎた~

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おはようございます。 快晴の川崎の朝、 今朝は冷え込みをあまり感じませんでしたね。 日中も20度近くまで気温上昇、 六分咲きの桜を愛でながらのランチも良さそうですね。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 18歳のときにハンブルクにある輸出会社で 研修生として働き始めたが、 当時の上役が考えていたのは、 商業での職業経験を積むには 学校にいる期間が長すぎた、 ということであったとする。 そして、上役の息子は14歳で働きに出ており、 ドラッカーの18歳という年齢は、 商業の世界で仕事を始めるには、 遅過ぎる年齢だった、 と続ける。 しかし、ドラッカーは今、 高卒の若者はほとんど就職できない、 とする。 「私たちは今、急激に、  社会人一年生として入学を許されるためには  博士号を持っていなければならない、  そんな異常なユートピアへと  突き進んでいるのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1960年代”大きな組織におけるマネジメント”)

■教育の急激な大衆化■~生半可な知識はケガのもと~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝、 花曇りでしょうか。 雨はあまり心配なさそうです。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、私たちは至るところで、 大規模経営の組織が私たちの生活の 中心的な存在にまで成長している様子を 目にしているとした。 そして、教育の急激な大衆化も その成果のひとつだと続ける。 組織は、私たちが知識を仕事に活かすための 手段になっているが、 大きな組織が生まれる前、 知識は豊かな社会においてでさえ あまり手の届かない、 ある種のぜいたくであった。 そうした時代に知識人ができた仕事は、 聖職、法律、医療、教職等の 伝統的な職業だけであった。 「それ以外の人たちにとって、  生半可な知識はケガのもとだったのです。  知識はせいぜいお飾りでした。  知識の吸収を忘れて債券を売り始める時期  ---つまり実業につく時期---が早ければ早いほど、  裕福な生活が送れたわけです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1960年代”大きな組織におけるマネジメント”)

■組織の発展がもたらした成果■~生活の中心的な存在~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝、 少し冷え込みました。 日中は暖かくなりそう、 桜の花も勢いづきそうですね。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 1914年になっても変わらず、 たいていの事業は家族規模の 非常に小さな共同事業として営まれ、 チャールズ・ディケンズの描いた、 ボスがいてその下に個人雇いの事務員がいる といった企業の姿は、 その時代の絵でもあった、 とする。 そして、この絵は研究や経営、政府、医療や教育、 そしてYMCAのようなボランティアの組織であっても、 同じように描けると続ける。 しかし今の政府の場合には、 当時のすべての政府をひとつにまとめて、 現代の政府が持っている建物のひとつに すっぽりとおさめられ、 さらにまだボーリング場とスケートリンクが 作れるほどの余裕がある。 ドラッカーは、私たちは至るところで、 大規模経営の組織が私たちの生活の 中心的な存在にまで成長している様子を 目にしているとする。 「今日は、こうしたことが良いのか悪いのかを  お話しするつもりはありません。  私たちが大いに誇りに感じているものは、  たいてい、この種の組織の発展が  もたらしてくれた成果であることは明らかです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1960年代”大きな組織におけるマネジメント”)

■”小さな企業”ということば■~狭い世界の中にとどまってはいない~

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おはようございます。 快晴の川崎の朝、 昨日の寒さを引きずるように、 今朝は少し冷え込みました。 今日は花見にも良さそうな日和、 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 1911年アメリカの最高裁判所は、 当時の最大の企業、スタンダード・オイルを 34の企業に分割する命令を出したが、 1940年になるまでに、これらの分割子会社はすべて、 従業員数、資本金、売上高いずれも、 30年前の親会社の数字を上回った。 ただし、その中で大手の石油企業に 成長したのはわずかに三社にすぎず、 残りの大半はかなり小さく、 注目されるような存在でもなかった。 ドラッカーは、どの会社も、 ”巨大怪物企業”である親会社よりも 大きくなったことには驚かされたが、 重要なのは、組織の規模が拡大する という事実よりも、 大きな組織は狭い世界の中に とどまってはいないという事実だとする。 そして、私たちが使っている”小さな企業” ということばの意味を私たちの 曾祖父が聞けば、大きな衝撃を受けることだろう、 続ける。 「彼らは300から400という数の従業員は  管理できないほど多いと考えるでしょうから。  一九八〇年には誰ひとりとして、  こうした数の従業員を使いこなす術が  わからなかったに違いありません。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1960年代”大きな組織におけるマネジメント”)

■怪物やドラゴン、大ウミヘビ■~大きな組織のことがよくわかっていない~

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おはようございます。 薄曇りの川崎の朝、 雨の心配はなさそうですね。 土曜日、良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 まだ誰にも答えの出せない問題は、 この二〇世紀を将来の歴史家が 研究の対象にしようとする過去にできるほど、 人類は長い年月にわたって 生き延びられるのだろうか、 とした。 そして、第一次世界大戦の前の時代、 1913年から14年の時代を振り返る。 そうすると、大半の人たちにとっては 大きな組織のことがよくわかっていないという 社会の姿が思い出されるが、 大半の人たちはそうした組織とまったく接点がなく、 目にした経験もない。 「怪物やドラゴン、大ウミヘビといった類の  実在するのかどうかが怪しい生き物のうわさに  接するのと同じ感覚で、  そうした組織を意識していました。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1960年代”大きな組織におけるマネジメント”)

■組織の誕生■~狂気の時代を理解するため~

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おはようございます。 薄曇りの川崎の朝、 一日曇ったり、晴れたりの様ですね。 靖国神社で桜が開花、 いよいよ春モードスタートですね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~1967年にYMCAの マネジャー向けに行なわれた ワークショップでの講演~ ドラッカーは、 まだ誰にも答えの出せない問題は、 この二〇世紀を将来の歴史家が 研究の対象にしようとする過去にできるほど、 人類は長い年月にわたって 生き延びられるのだろうか、 と問う。 それでも、もし歴史家が今から 100年後、200年後に 二〇世紀の研究をしたとしたら、 彼らが私たちのこの 狂気の時代を理解するために、 中核に据えるのは、 私たちが今ほとんど興味の 対象にしていないものになるだろう、 と続ける。 「彼らがこの二〇世紀の本質だと考えるのは、  大規模な組織の出現ではないでしょうか。  つまり、進化した社会における社会的な仕事を、  私たちが現実にひとつひとつ達成するために欠かせない  重要な仕組みとしての組織の誕生です。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1960年代”大きな組織におけるマネジメント”)

■テクノロジーの天国と地獄■~責任を全うしなければならない時代~

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おはようございます。 薄曇りの川崎の朝、 これから段々雨が降ってきそうですね。 今日は春分の日、一雨ごとに春が近づいているんですね。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、今、 私たちが直面している最大の仕事は、 新しい制度が 私たちの信じている価値観を反映し、 正しいと考えている目的につながり、 人類の自由、尊厳、目的に役立つ存在になっている、 ということを保証する作業なのだ、 とした。 そして、結局、現代のさまざまな制度は、 当時の人たちが初めて作り上げた制度と 基本的に違ってはいないのだ、 と続ける。 また、古代の教養人が、 私たちの中で、 テクノロジーの天国を予言する人と、 ”疎外”や”技術的進歩がもたらす失業” などといったテクノロジーの地獄を予言する人の 両者を見たとき、 そのどちらに向かっても苦笑いをする以外にない、 とドラッカーは思っているとする。 その教養人は 「これは私が踏み込んだ世界じゃないか」と ひとり言をつぶやく一方で、 私たちに向かっては次のように言うだろう。 「私たちのような時代、  そして今のあなた方のような時代、  つまり本物のテクノロジー革命の時代は、  大喜びできるような時代ではありません。  しかし、絶望の時代でもありません。  それは仕事をし、  そして責任を全うしなければならない時代なのです」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1960年代)

■直面する最大の仕事■~人類の自由、尊厳、目的に役立つ存在~

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おはようございます。 明るい陽射しの川崎の朝です。 これから気温上昇、日中には20度超えも予報、 桜のつぼみが勢いづきますね。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、今、 社会的・政治的なイノベーションが 必要な分野を見きわめる大仕事に 直面しているとした。 そして、なかでも今、 私たちが直面している最大の仕事は、 新しい制度が次のことを、保証する作業なのだと続ける。 ・私たちの信じている価値観を反映していること ・私たちが正しいと考えている目的につながっていること ・人類の自由、尊厳、目的に役立つ存在になっていること ドラッカーは、 最初のテクノロジー革命時代の 教養教育のあるシュメール人か、 教育を受けた古代の中国人が 現代の私たちを見たとしたら、 私たちのテクノロジーに びっくりすることだろう、 とする。 「けれども、私たちの現行の  社会的・政治的制度を見れば、  それなりになじみのあるものだと  思うはずです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1960年代)

■変化のスピードと広がり■~新しい力量・才能に適した制度~

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おはようございます。 薄曇りの川崎の朝、 所々に青空が覗いていますが、 一日曇ったり、晴れたりの様ですね。 今日も一日よろしくお願いします ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 出現した三つの違った階級は、 高度な社会の流動性を生み出し、 優れた天分や意欲のある人たちに 豊富なチャンスを作り出すことにも 使われていたとした。 そして、何千年もの歴史の中で初めて、 私たちは私たちの祖先が灌漑文明の時代に 直面したのとよく似た状況に 直面していると続ける。 革命を生み出すのは、 テクノロジーの変化のスピードだけではなく、 その広がりもまた、革命につながっている。 何よりも現在、7000年前と同じように、 非常に多くの地域で生まれた さまざまなテクノロジーが融合されて 発達を加速させることによって、 人類の新しい環境を生み出しているが、 これは、最初のテクノロジー革命の時代と、 200年前に始まった現代の テクノロジー革命の時代においては、 一切当てはまらないとする。 「私たちは今、社会的・政治的なイノベーションが  必要な分野を見きわめる大仕事に直面しています。  つまり、新しい仕事のための制度や、  新たな必要性に応えるための制度  そしてテクノロジーの変化が掘り起こしている  新しい力量・才能に適した制度などを創出するという仕事です。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1960年代)

■三つの違った階級の出現■~軍人階級、市民軍、傭兵~

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おはようございます。 快晴の川崎の朝、 冷え込みましたが、昼間はポカポカ陽気、 温度差に気を付けましょう。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、”個人主義”と”合理主義”の ふたつのアプローチは両方とも、 教育に関する私たちの思考の中に しみ込んでいるとする。 そして、軍隊の話を例に挙げる。 組織化された防衛は灌漑文明にとって必要なことであり、 そのために、三つの違った階級が出現した。 ひとつ目は分離独立した軍人階級で、 これは生産階級によっておさめられた 地代や税金を使って維持された。 二つ目は小作農の中から選ばれた農民による市民軍で、 三つ目は傭兵。 ただし、こうした階級の構成は、 それがあらゆる灌漑文明を特徴づけていたにもかかわらず、 それぞれの文明や時代によって、大きな違いを見せていたが、 それは、恒久的な階級制度と社会の完全な固定化を 生み出すために利用されていた。 「しかしそれはまた、  立派なスキルを活かして非常に高度な社会の流動性を生み出し、  そして、優れた天分や意欲のある人たちに豊富なチャンスを  作り出すことにも使われていたのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1960年代)

■”個人主義”と”合理主義”■~正義と完全主義の理想~

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おはようございます。 青空に淡い雲がところどころに浮かぶ 川崎の朝です。 今日も不安定な天気、にわか雨に注意が必要です。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、エジプトにおける 個人が成熟した時代が短期間で終わると、 個人を抑圧することとなったが、 これは彼らの個人無視の表れなのだ、 とする。 そして、他の地域では、 互いに完全に異なる ふたつの基本的なアプローチが生まれたが、 そのひとつが、メソポタミアや老荘哲学の アプローチだと続ける。 これは”個人主義”と呼べるもので、 このアプローチの力点は、 個人の力量を最大限に伸ばすことにある。 「もうひとつのアプローチは、  私たちはこれを”合理主義”と呼んでいいでしょう。  これはほかでもない孔子その人によって教えられ、  実証されています----  すでに確立された正義と完全主義の理想にしたがって、  それに沿った個人の人間形成を図るものです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1960年代)

■命運に関わる重要なもの■~個人の優越性の主張~

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おはようございます。 薄曇りの川崎の朝、 これから時々雨、 お出かけには傘をお忘れなく。 土曜日、良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 人間味のない官僚的な政府はどれも、 こうした文明の中の必然的な産物であったが、 それは、文明があって初めて政府が機能したからだ、 とした。 しかし、中東でごく初期の段階に見られたのは、 そのような政府が、一般の人間を利用し支配する仕事と、 すべての人の正義と弱い人の保護を確立する仕事の両方に、 同じように取り組んでいたという事実だ、 と続ける。 最初から中東の世界は、倫理的な決断とは政府にとって 命運に関わる重要なものだと考えていたが、 エジプトにはそんな考えはなく、 政府の目的に対する問いかけは一切なかった。 その一方で中国では、政府の中心的な目標は、 正義ではなく調和であった。 「個人が初めて出現したのはエジプトでした。  この事実は、私たちに遺されてきたたくさんの彫像、肖像画、  そして筆記者や行政官といった専門家による文書を見れば明らかです。  これらの専門家の大半は、個人の独自性を非常によく理解し、  明確に個人の優越性を主張していました。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1960年代)

■人間味のない官僚的な政府■~”変えられないもの”は何ひとつない~

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おはようございます。 快晴の川崎の朝です。 金曜日今日は一日晴れそうですね。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、灌漑文明は私たちに、 新たな客観的現実によって決まるのは、 問題解決のための総体的な パラメーターだけにすぎないことも 教えてくれるとする。 そして、この客観的現実によって、 新しい制度が必要なのはどこなのか、 それは具体的にどんな内容なのかが決まる、 と続ける。 そこに”変えられないもの”は何ひとつなく、 新たな問題をどのように解決すればよいのか、 新しい制度の目的や価値観は どうあるべきかについては、 一切干渉しない。 たとえ、様々な地域の灌漑文明が 互いによく似た仕事を 完成させる必要があり、 しかもそうした仕事のために互いに よく似た制度を作り上げたとしても、 同質とはほど遠いものだったのだ。 「人間味のない官僚的な政府はどれも、  こうした文明の中の必然的な産物でした。  なぜなら、文明があって初めて政府が機能したからです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1960年代)