■”小さな企業”ということば■~狭い世界の中にとどまってはいない~

おはようございます。

快晴の川崎の朝、
昨日の寒さを引きずるように、
今朝は少し冷え込みました。

今日は花見にも良さそうな日和、
良い休日をお過ごし下さい。
----------------------


∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


1911年アメリカの最高裁判所は、
当時の最大の企業、スタンダード・オイルを
34の企業に分割する命令を出したが、
1940年になるまでに、これらの分割子会社はすべて、
従業員数、資本金、売上高いずれも、
30年前の親会社の数字を上回った。


ただし、その中で大手の石油企業に
成長したのはわずかに三社にすぎず、
残りの大半はかなり小さく、
注目されるような存在でもなかった。


ドラッカーは、どの会社も、
”巨大怪物企業”である親会社よりも
大きくなったことには驚かされたが、
重要なのは、組織の規模が拡大する
という事実よりも、
大きな組織は狭い世界の中に
とどまってはいないという事実だとする。


そして、私たちが使っている”小さな企業”
ということばの意味を私たちの
曾祖父が聞けば、大きな衝撃を受けることだろう、
続ける。


「彼らは300から400という数の従業員は

 管理できないほど多いと考えるでしょうから。

 一九八〇年には誰ひとりとして、

 こうした数の従業員を使いこなす術が

 わからなかったに違いありません。」

~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1960年代”大きな組織におけるマネジメント”)




















































コメント

このブログの人気の投稿

■歴史の転換点を眺める■~情報と知識の役割~

■マネジメントの意思決定への影響■~情報技術の動向~

■ドラッカーの学びの原点■~自身の哲学が芽生えた~