■命運に関わる重要なもの■~個人の優越性の主張~

おはようございます。

薄曇りの川崎の朝、
これから時々雨、
お出かけには傘をお忘れなく。

土曜日、良い休日をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは、
人間味のない官僚的な政府はどれも、
こうした文明の中の必然的な産物であったが、
それは、文明があって初めて政府が機能したからだ、
とした。


しかし、中東でごく初期の段階に見られたのは、
そのような政府が、一般の人間を利用し支配する仕事と、
すべての人の正義と弱い人の保護を確立する仕事の両方に、
同じように取り組んでいたという事実だ、
と続ける。


最初から中東の世界は、倫理的な決断とは政府にとって
命運に関わる重要なものだと考えていたが、
エジプトにはそんな考えはなく、
政府の目的に対する問いかけは一切なかった。


その一方で中国では、政府の中心的な目標は、
正義ではなく調和であった。




「個人が初めて出現したのはエジプトでした。

 この事実は、私たちに遺されてきたたくさんの彫像、肖像画、

 そして筆記者や行政官といった専門家による文書を見れば明らかです。

 これらの専門家の大半は、個人の独自性を非常によく理解し、

 明確に個人の優越性を主張していました。」

~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1960年代)




















































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