■テクノロジーの天国と地獄■~責任を全うしなければならない時代~

おはようございます。

薄曇りの川崎の朝、
これから段々雨が降ってきそうですね。

今日は春分の日、一雨ごとに春が近づいているんですね。

良い休日をお過ごし下さい。
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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬


ドラッカーは、今、
私たちが直面している最大の仕事は、
新しい制度が
私たちの信じている価値観を反映し、
正しいと考えている目的につながり、
人類の自由、尊厳、目的に役立つ存在になっている、
ということを保証する作業なのだ、
とした。


そして、結局、現代のさまざまな制度は、
当時の人たちが初めて作り上げた制度と
基本的に違ってはいないのだ、
と続ける。


また、古代の教養人が、
私たちの中で、
テクノロジーの天国を予言する人と、
”疎外”や”技術的進歩がもたらす失業”
などといったテクノロジーの地獄を予言する人の
両者を見たとき、
そのどちらに向かっても苦笑いをする以外にない、
とドラッカーは思っているとする。


その教養人は
「これは私が踏み込んだ世界じゃないか」と
ひとり言をつぶやく一方で、
私たちに向かっては次のように言うだろう。



「私たちのような時代、

 そして今のあなた方のような時代、

 つまり本物のテクノロジー革命の時代は、

 大喜びできるような時代ではありません。

 しかし、絶望の時代でもありません。

 それは仕事をし、

 そして責任を全うしなければならない時代なのです」

~P.F.ドラッカー
「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」
(1960年代)




















































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