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■社会的責任ではなく事業責任■~勇気、真摯さ、熟慮、行動~

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組織にとって規模の問題は、最大規模と最適規模が存在する。 そして、最適規模は、最大規模よりはるかに小さいとした。 ドラッカーは、規模についての最大の問題は、組織の内部や マネジメントの限界にあるのではなく、地域社会に比較して 大きすぎることにあるとする。 地域社会との関係で、事業活動やマネジメントで必要な意思決定が 行えなくなったときや、本来行うべきことではないことを 行わなければならなくなったときには、規模が大きすぎると見るべき。 また、地域社会において、唯一の企業であったり地域住民の唯一の 雇用主であったりすることも、企業にも地域社会にも不健全である。 企業の規模が、地域社会の規模と比べて大き過ぎたり、唯一の企業で あったりするとると、相互の影響力は当然膨らむ。 そうなると企業活動が、社会が望まないなんらかの縛りを与えたり、 逆に地域社会が企業に対して企業本来の使命に反する縛りを与えたり することになり、双方にとって望ましくなるのだ。 ドラッカーは、このような事態を避けることは、社会的責任ではなく、 事業責任、トップマネジメントの問題だとする。 「社会的責任ではない。  事業責任である。  規模の不適切さは、トップマネジメントの直面する問題のうち  もっとも困難である。  自然に解決される問題ではない。  勇気、真摯さ、熟慮、行動を必要とする。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第9章 マネジメントの戦略 40 規模のマネジメント)     

■最大規模と最適規模■~マネジメントの限界~

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組織が自らの規模が不適切であると判明した際には、 取り組むべき三つの戦略があるとした。 そして、組織にとっての最大規模と最適規模について指摘する。 ◆最大規模とは、 それを超えるとマネジメントができなくなる規模の限界 ◆最適規模とは、 それ以上大きくなると成果をあげる能力が低下する規模の限界 ドラッカーは、現在のコングロマリットは、すでにマネジメントの限界に近いものがあるが、 マネジメントの能力の向上がそれを抑えているとする。 ただし、マネジメントができなくなる”最大規模”が存在しないというわけではない。 一方組織には、成果をあげる能力が低下する”最適規模”がある。 そして、その最適規模は、最大規模よりもかなり下にある。 マネジメントはできるが、成果能力が低下する規模にある状態だ。 ドラッカーは、この際に行うべきことは、企業の分割であるとする。 「最適規模は、最大規模よりもかなり下にある。  そのような企業は自らを分割すべきである。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第9章 マネジメントの戦略 40 規模のマネジメント)