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■知識が学習を要求する■~真の意味での学習~

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おはようございます。 さわやかな青空の川崎の朝です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、弱みを知ることが自らをイノベートしていく第一歩であるとした。 そして、そのイノベーションには学習が欠かせない。 事業を取り巻く環境は、常に変化し、 その事業は、高度に専門化し、細分化された知識をベースにした労働に基づく。 したがって、労働に求められる情報、技術、知識も 環境変化に応じて常に変化させなければならない。 そのための学習が一人ひとりに求められるのだ。 「 高度に専門化・細分化し、  つねに更新を迫られている情報=知識が、  私たちに継続的な学習を維持することを要求し、  繰り返し学校教育に立ち返ることを強く求めているからです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第6章 個人のイノベーション)     

■自らをイノベートする■~決してすべきでないこと~

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おはようございます。 雲は多いが、明るい川崎の朝です。 週末をお楽しみください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ マネジメントの生みの親であるドラッカーは、 自らが、部下を持つ管理職の道を選ばなかったという経験を通して 自己の弱みを知ることの大切さを学んだとした。 しかし、ここで多くの人が「部下を管理する方法を学ぶ」道を選択するという間違いを犯す。 人には向き不向きがあり、向いていないことはうまくいくはずはない。 才能も力量もないと気づいた時には、さっさとその道をあきらめるべきなのだ。 不得手なことは弱みであり、「決してすべきでないこと」。 この弱みは、本人のこれからの生き方の制約条件を示しており、 ドラッカーは、これを知ることが自らをイノベートしていく第一歩であるとする。 仕事に多様性、専門性が求められる時代の中で、やるべきことは、 自らの強みを見つけ、伸ばし、成果に結びつけることなんでしょう。 「自分にはその才能も力量もないと気づいた時には、  そこから遠ざかるべきであり、  その決断は早くに下されるべきなのです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第6章 個人のイノベーション)     

■組織に属すことを止めた理由■~「デキない部下」を持つこと~

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おはようございます。 時折小雨の降る川崎の朝。 梅雨ですよね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、自らの強みは過去のキャリアにあるとした。 そして、弱みつまり「やってはいけないこと」は、 すぐに気づくことができるとする。 ドラッカーは自分自身の経験について述べる。 自分自身は組織のマネージャとして働くことを20代で止めた。 それは、自身が人のマネジメントが下手だと認識したからだ。 その理由は、「デキない部下」を持つことに我慢ができないこと。 組織の中で働けば、人を管理せざるを得なくなり、 「デキない部下」を持つことになるからだ。 「デキない部下」をデキる部下に変えるということは ”弱みを一流にする”という無駄な努力であり、 このことにドラッカーは耐えられなかったのでしょうか。 「端的に言えば、「デキない部下」を持つことに  我慢ができないことがその理由で、  人を管理し、マネージしていくことが  下手だと認識できたために、  早くから組織に属して働くことを止めたのです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第6章 個人のイノベーション)     

■答えは過去のキャリアにある。■~うまくできたことはなにか?~

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おはようございます。 うす曇りの川崎の朝。 ザックジャパン、記者会見で本田が語った。 チームワークは日本人として得意分野でありうまくできている。 テーマは「個」、11人一人ひとりが自分自身をいかに高めるか、 自分自身の強みをいかに伸ばすか。 これが1年間のテーマだ。 しっかりした考えを持っているんだな。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、長所を発見し、それを明確にし、発展させること、 そして、それを早い段階から始めることが最も重要とした。 ではどうすればいいのか? その答えは過去のキャリアにある。 これまでに行ってきたことを振り返り、うまくできたこと、 うまくできなかったことを洗い出す。 その際、重要なことは、目標に沿っている、 つまり”やるべきことを、うまくできたか”ということ。 問うべきは、 「うまくできたこと」 「うまくできるであろうこと」 「伸ばしていく必要があること」である。 ドラッカーは、そこにこそ、自らの強みがあるとする。 「答えは、その人のそれ以前のキャリアの中に  現れています。  何をうまくこなしてきたか、  うまくできなかったことは何か……。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第6章 個人のイノベーション)     

■成果を挙げる唯一の方法■~自分の強みを把握すること~

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おはようございます。 梅雨の真っ最中とは思えない、晴天の川崎の朝です。 5月の降雨量は記録的に少なかったとのこと、 この影響はいつどこに、、、、、 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、知識労働が中核をなす「知識社会」において、 この中心となる「知識」は、高度に専門化・細分化し、 流動性の高いものとした。 この「知識社会」の中で、知識労働者は、 変化し続ける「情報」に応じたスキルを身に付け、 さらに継続してスキル・アップすることが求められるようになった。 ドラッカーは、このために最も重要となるのは、 自分の強みを把握することとする。 「自分が何を得意とするのかを知り、  磨きをかけていく  ---これこそ個人のイノベーションの要諦であり、  成果を挙げ続けていくための唯一の方法です。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第6章 個人のイノベーション)     

■年間50万人の移民が■~労働市場の活性化~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝です。 梅雨が本格化しない。 我々には過ごしやすいが、やはり降る時には降らないといろいろな影響もでるんでしょうね。 農業、雨具メーカー、天気予報、、、、、 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 日本の労働環境における2つ目の変化「労働を担う世代の問題」。 ドラッカーは労働人口の絶対的な減少に対して、 移民を受け入れざるを得なくなるとし、 20年後には年間50万人の移民が必要になるという試算もあるとする。 閉鎖的な環境の中、日本は歴史上わずかな移民受け入れ経験しかない。 そして、移民は一度受け入れたら、その人たちは永続的に住み続けることになる。 文化や価値観、生活習慣などが異なり、家庭に見ず知らずの人を招き入れることと同様の抵抗感もある。 しかし、ドラッカーは日本経済にとって、移民は必須の選択肢であるとする。 「高齢化の進展で若い労働者が激減し、  移民は一度受け入れたら、何年か後に帰国することを  期待するというわけにはいかないし、  抵抗感もあるでしょう。  しかし、移民を受け入れて労働市場を活性化しない限り、  日本の経済はもはや成り立たなくなるはずです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)     

■労働を担う世代の問題■~労働力の絶対的不足~

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おはようございます。 曇り空からだんだん明るい空になってきた川崎の朝です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 日本の労働環境における2つ目の変化「労働を担う世代の問題」。 もちろんこれは、今日本が抱える、 いわゆる”少子高齢化”の問題を指す。 少子化により、若い労働人口が増加しなくなるということと、 これまでの労働世代が高齢化して労働から離れていく。 労働人口の平均年齢の高齢化と 絶対的な労働力減少という大きな問題である。 ドラッカーは労働人口の絶対的な減少に対して、 定年の延長だけでは対応仕切れないとし、 移民の受け入れという選択肢を示す。 「高齢化の進展で若い労働者が激減し、    労働人口の重心はどんどん高齢者側にシフトしています。  定年の延長を余儀なくされ、  今後の20年間で74歳まで上がる、と私は予測しています。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)     

■継続と変化のバランス■~コミュニティが必要不可欠~

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おはようございます。 梅雨入りしたばかりの東京地方だが、快晴でさわやかな初夏の朝を迎えた川崎です。 明日の東京地方の天候は崩れそうですので、アウトドアは今日です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 日本の労働環境における2つの変化のひとつは「労働の質」の変化。 日本の伝統的な雇用形態である年功序列は、障害でしかないとした。 しかし、もう一つの終身雇用制度は、残したほうがいいとする。 なぜなら、日本人には拠り所となるコミュニティが必要で、 この終身雇用制度が会社をコミュニティとする役割を果たしてきたからだ。 日本人にとって会社は、家庭や個人の経済基盤であると共に、 社会とのつながりの場としての意味を持つ。 会社に勤めることにより、サラリーマンになり、社会人となる。 しかし、高度に細分化した知識は寄せ集めてこそ生産性が上がるため、 それらの知識は、社会の中で流動する必要がある。 この終身雇用制度が、この流動性の阻害要因にならないようする必要がある。 コミュニティを維持するということと労働の流動性を保つということ、 この双方のバランスをとることが重要となる。 日本がこれまで培ってきた強みと変化し続ける環境への対応を見極め、 残すべきものと廃棄すべきものをきちっと判断することが求められてる。 「何を残し、何を変えていくのか---  この舵取りを誤ったならば、  日本社会は早晩、時代の変化に  ついていけなくなるでしょう。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)     

■スキル・アップを追求する■~年功序列は、障害でしかない。~

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おはようございます。 雲が所々に浮かぶの川崎の朝。今日は雨の心配はない、早速梅雨は一服か。 明日から6月、わが社の期末、最後の踏ん張りだ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 日本の労働環境における2つの変化のひとつは「労働の質」の変化。 知識労働者の生産性を高くするための課題。 ドラッカーは知識による熾烈な競争の時代になるとした。 日本が誇る伝統的な雇用形態の一つが年功序列、もう一つが終身雇用制度。 【年功序列】 入社後、年齢に応じて、報酬や職位が自動的に上がるという制度である。 知識労働の時代に働く者は、情報の変化に応じたスキルを常に身につける必要がある。 しかし年功序列のもとでは、努力なく報酬は上がっていくので、 働く人は自らのスキルを高めるという努力をしなくなる。 ドラッカーは、この年功序列制度は、もはや障害でしかないとする。 「報酬が年齢だけにリンクする制度では、保護主義下での銀行員のように、  誰も絶えざる努力で自らのスキルを高めていこうとはしなくなるでしょう。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)     

■熾烈な争いが始まる■~知識労働の生産性を高める。~

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おはようございます。 小雨の川崎の朝、東京地方も梅雨入り。 その向こうにはまた暑い夏がくるんですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 日本の労働環境における2つの変化のひとつは「労働の質」の変化。 知識労働者の生産性を高くするための課題。 ドラッカーはこの時代、お金を稼ぐことは、容易なこととした。 しかし、お金が、競争力の強い要因にはならないとする。 ではなにか。 知識社会においては、知識が武器なのだ。 この知識の生産性を上げることが競争を可能にする ただ一つの方策なのだ。 「競争はきわめて熾烈になります。  知識労働の生産性を高める努力に、  真剣に取り組まねばならないことを  はっきりと心に留めておいてください。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)     

■お金を稼ぐことが容易な時代■~「情報社会=知識社会」~

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おはようございます。 今にも雨の降りそうな川崎の朝、近畿、東海も梅雨入り、関東地方も秒読みでしょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 日本の労働環境における2つの変化のひとつは「労働の質」の変化。 知識労働者の生産性を高くするための課題。 情報は、知識になり、生産性を高め、成果を生み出す。 そしてその情報は、コミュニケーションツールの急速な進歩により 時間と空間を超えて行き交う時代となった。 ドラッカーは、様々な情報が、いつでもどこでも入手可能となった今、 売り上げること自体は容易になったとする。 「この時代、お金を稼ぐことほど容易なことはありません。  情報にアクセスすることさえできれば、  地球上のどこにいてもお金を得ることが可能となったからです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)     

■経営トップに問われる必須条件■~彼らを映し出すプロジェクター~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝、九州、中四国が梅雨入り、平年より何日か早い。 東京は雲の多い湿気の多い一日になりそう、間もなく梅雨入りか。 5月最終週に入り、梅雨を予感させるような空です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 日本の労働環境における2つの変化のひとつは「労働の質」の変化。 知識労働者の生産性を高くするための課題。 素晴らしい演奏家が揃い、それぞれのパートで高度な演奏を行い、 オーケストラとして素晴らしいシンフォニーを生み出すためには、 それを指揮するコンダクターが必要だ。 知識労働者についても同様で、彼らをチームとしてまとめ、 高度に分化された専門知識を統合して機能させるには、 彼らを管理・監督する能力が求められる。 「個々の知識労働者の持つ専門知識に精通し、  彼らを映し出すプロジェクターとなること  --すなわち、知識労働者の目となり、耳となり、  口となることが、経営トップに欠くべからざる能力として  問われる時代になりました。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)     

■個ではなく、オーケストラ■~ピアニストはバイオリンを演奏できない。~

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おはようございます。 今日も曇り空の川崎の朝、一週間の始まり。 日本の原子力開発史上、初めての犠牲者を出した東海村JCOのバケツ臨界事故の記録 「NHKスペシャル 被曝治療83日間の記録 東海村臨界事故」2001年放送 http://www.youtube.com/watch?v=u4RKFzzfHeg ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 日本の労働環境における2つの変化のひとつは「労働の質」の変化。 知識労働者の生産性を高くするための課題。 専門知識は全体の活動からみると、部分であり、ツールである。 それだけが単独では成果とはならず、他人の知識と統合されて初めて有効に働く。 オーケストラのピアニストやヴァイオリニスト等の演奏者は、 もっぱら自分自身の楽器の専門家である。 ピアニストはバイオリンを演奏できない。 専門的知識労働者も同様に、限られた狭い分野にしか関心を持たない。 いくら素晴らしい演奏家がいても、全パートの演奏家が揃い、 それを指揮するコンダクターがいなければ、素晴らしいシンフォニーを 聞くことはできない。 「さまざまな専門知識を有する知識労働者を集団にし、  チームとして機能させることが、  彼らの生産性を高めるためには必要不可欠なのです。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)     

■知識労働の生産性■~高度に専門化・細分化~

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おはようございます。 今日も曇り空の川崎の朝、暑くはないが、湿気が多い気がする。 5月最終週に入り、梅雨を予感させるような空です。 原子力機構で放射能漏れ事故で、施設外への放射線漏れも確認された。 換気扇を回したことが原因だが、即時の状況調査も地域への報告も行わなかった。 自らの仕事と社会に対する責任感、緊張感がない。 東海村というと、1999年に株式会社ジェー・シー・オー(以下「JCO」)が、 日本国内で初めて、事故被爆死亡者を出した臨界事故がある。 これを忘れてはならない。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E6%9D%91JCO%E8%87%A8%E7%95%8C%E4%BA%8B%E6%95%85 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ 日本の労働環境における2つの変化のひとつは「労働の質」の変化。 現在ほとんどの労働者は、自らの知識を武器にして組織で働く知識労働者である。 では、マネジメントはその知識労働の生産性をいかに上げるのか。 ドラッカーは、この問題の大前提として、この”知識”が、 高度に専門化・細分化していることを把握しておく必要があるとする。 学習して、自らの知識とすることは、テーマが何であるにしろ容易なことではない。 これが高度に専門的であればなおさらだ。 専門化が深まればその領域は狭まる、面積を一定とすると縦の長さと横の長さの関係となる。 なので、知識労働者は自らの専門分野のなかで働き続け、報酬を得ることを望む。 しかし、ドラッカーは、現在の社会では、この職業専門家たる知識労働者に、 昇進の道が必ずしも開かれていない点が問題だとする。 「多様な知識を得ることは誰にとっても簡単ではなく、  それが高度に専門化されているとなればなおさらです。  いきおい知識労働者は自らの専門分野に止まり、  そこで報酬を得ることを望んでいます。」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」 (第3章 ”仕事”に起こった変化)