■自らをイノベートする■~決してすべきでないこと~
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
マネジメントの生みの親であるドラッカーは、
自らが、部下を持つ管理職の道を選ばなかったという経験を通して
自己の弱みを知ることの大切さを学んだとした。
しかし、ここで多くの人が「部下を管理する方法を学ぶ」道を選択するという間違いを犯す。
人には向き不向きがあり、向いていないことはうまくいくはずはない。
才能も力量もないと気づいた時には、さっさとその道をあきらめるべきなのだ。
不得手なことは弱みであり、「決してすべきでないこと」。
この弱みは、本人のこれからの生き方の制約条件を示しており、
ドラッカーは、これを知ることが自らをイノベートしていく第一歩であるとする。
仕事に多様性、専門性が求められる時代の中で、やるべきことは、
自らの強みを見つけ、伸ばし、成果に結びつけることなんでしょう。
「自分にはその才能も力量もないと気づいた時には、
そこから遠ざかるべきであり、
その決断は早くに下されるべきなのです。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」
(第6章 個人のイノベーション)
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