■カリスマを唾棄せよ■~信頼に値するかを見極める~
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、カリスマ性は危険で馬鹿げた考えとした。
逆にカリスマ性というものに対しては、不快感を抱くべきとする。
ドラッカーは、ヒトラーやスターリン、毛沢東を例に挙げる。
彼らは自分自身の力だけでその地位に就いたわけではなく、
多くの市民がそれまでの不満解消のため、待ち望み作り上げたもの。
そして、彼等の言動はその内容がどうであれ、全てが正しいものとされ、
存在自体が唯一絶対の正義となる。
彼等の判断軸は、ことの正しさではなく、
回りからの永久不滅の従属性が維持できるかどうかなのだ。
カリスマリーダーについても同様で、
彼等の言動を通して知らなければならないことは、
彼等の価値観が正しいものであり、
正しいことを行おうとしているかなのだ。
「私たちに必要とされているのは、
リーダーを待望する姿勢ではなく、
リーダーの登場を恐れることなのです。
もう一度言います。
カリスマ性というものに対しては、
不快感を抱くべきです。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」
(第5章 経営とは?リーダーとは?)
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