■医学と医学研究者■~経営科学者を使いこなす~
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
組織の増加と多様化が進む中、
個人の才能だけでは経営は困難になり、
”道具”としての経営科学が登場した。
ドラッカーは、経営科学を医学に例える。
いかに優秀な医者であろうと、医療技術や道具や薬のすべてを自ら作り出すことはできない。
それは、医学研究者の研究成果である。
そして、医者はそれらを使うことにより、治療成果を挙げる。
経営も同じで、経営科学者が成果として生みだした経営手法が、
普通の経営者が経営成果を生み出すことを可能とした。
ドラッカーは、経営者は経営科学者を道具として使いこなす必要があるとする。
「一握りの天才だけでなく、
多くの医者がごく普通の治療成果を挙げられる時代になりました。
医者が実践する医学は、
医学研究者の地道な努力によって支えられているのです。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」
(第5章 経営とは?リーダーとは?)
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