■普通の人間に良い仕事を■~”スーパー経営者”?~
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、経営科学は、経営のための有効なツールであるとした。
ただしそれは、”スーパー経営者”を育成するものではないとする。
医療科学は天才外科医”ブラック・ジャック”を創り出そうとするものではない。
多くの普通の医者が多くの患者を治療するという役割を果たせるようにするものである。
同様に経営科学も沢山の”スティーブ・ジョブズ”を育成するものではなく、
社会に存在する普通の問題や不満を解決できる普通の経営者を作り出すものである。
ドラッカーは、自分自身の研究についても、普通の人間が良い仕事をできるようにすることを目指してきたとする。
「経営科学の務めも”スーパー経営者”を
創り出すためにあるのではなく、
経営能力のある普通の人間を
数多く育てることに力点を置いているのです。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」
(第5章 経営とは?リーダーとは?)
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