■経営は組織の僕■~自身の内なる一つの器官~
∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬
ドラッカーは、巨額の報酬を得る、”スーパー経営者”なる存在は恥ずべき存在とした。
そしてさらに、マネジメントが組織の中で独立して存在しているかのように
見なすことは、組織を崩壊に導くことになるとする。
組織は社会の中の機能であり、マネジメントはその機能を
維持するための存在である。
人体のあらゆる器官が生命の維持装置として働いるように、
マネジメントは組織の生命維持器官。
組織がその目的を達成するための活動を可能にするために
組織の中に存在する内部器官なのだ。
人間の手や足や心臓なんかが勝手にあっちこっちに向かうと
大変なことになるように、マネジメントが組織の方向性を
見誤ってしまうと組織は崩壊してしまう。
ドラッカーは、マネジメントは、組織に従う”しもべ”であり、
そのことを忘れた経営はすべて誤った経営とする。
「経営とは、社会において機能している組織が、
自身の内なる一つの器官として頼るべき存在であり、
あくまで組織のために存在しています。
言い換えれば、経営とは組織の僕であり、
そのことを忘れた経営はすべて誤った経営です。」
~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」
(第5章 経営とは?リーダーとは?)
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