■継続と変化のバランス■~コミュニティが必要不可欠~

おはようございます。

梅雨入りしたばかりの東京地方だが、快晴でさわやかな初夏の朝を迎えた川崎です。
明日の東京地方の天候は崩れそうですので、アウトドアは今日です。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬

日本の労働環境における2つの変化のひとつは「労働の質」の変化。

日本の伝統的な雇用形態である年功序列は、障害でしかないとした。
しかし、もう一つの終身雇用制度は、残したほうがいいとする。

なぜなら、日本人には拠り所となるコミュニティが必要で、
この終身雇用制度が会社をコミュニティとする役割を果たしてきたからだ。

日本人にとって会社は、家庭や個人の経済基盤であると共に、
社会とのつながりの場としての意味を持つ。
会社に勤めることにより、サラリーマンになり、社会人となる。

しかし、高度に細分化した知識は寄せ集めてこそ生産性が上がるため、
それらの知識は、社会の中で流動する必要がある。
この終身雇用制度が、この流動性の阻害要因にならないようする必要がある。

コミュニティを維持するということと労働の流動性を保つということ、
この双方のバランスをとることが重要となる。
日本がこれまで培ってきた強みと変化し続ける環境への対応を見極め、
残すべきものと廃棄すべきものをきちっと判断することが求められてる。


「何を残し、何を変えていくのか---

 この舵取りを誤ったならば、

 日本社会は早晩、時代の変化に

 ついていけなくなるでしょう。」

~P.F.ドラッカー「ドラッカーの遺言」

(第3章 ”仕事”に起こった変化)


   


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