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■従業員のミッションとは?■~転職にためらいはない~

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おはようございます。 ぐっと冷え込んだ朝です。 薄曇りの空模様、 これから段々と雲の厚みが増し、 今日遅くから雨、 そして週末は暴風雨になりそうですね。 三連休に台風19号が関東方面直撃、 行楽を予定している方は要注意です。 木曜日今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 経営者の仕事は、従業員にとって 価値があることでなければならない、 という事実を受け入れるべきだ、 とした。 ドラッカーは、 ”私を信じてください”とし、 次のとおり続ける。 M&Aの手法のひとつである レバレッジド・バイアウトを 仕掛けるために 巨額の利益を稼ぎ出す という発想に触発されたことが きっかけとなって 仕事に意欲を燃やす従業員など、 ほとんどないのだ。 「彼ら従業員のミッションとは何でしょうか。  従業員に対する要求は明瞭であるのと同時に、  立派なものでなければなりません。  また、彼らには継続的な学習と訓練、  そして成績評価の基準も必要なのです。  今の世の中の人たちは転職することに  何のためらいもありません。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義I)

■経営者のミッションは明解に■~忠誠心の話は禁物~

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おはようございます。 青空、久しぶりの秋晴れの朝です。 ぐっと涼しい朝でした。 今日は一日晴れ、しかし台風19号が日本接近中、 週末には直撃の予報です。 十分な警戒が必要です。 お気を付け下さい。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 若い人たちは高等学校の教育を 受けていたため、 社会的な流動性と 広い視野が与えられた、 とした。 そして、若い人たちは、 広い視野を持っているため、 雇用主や経営者のために 働く必要はない、 と続ける。 もちろん、給料は必要だが、 彼らはみな、自分の周りには 働き口がたくさんあることを 知っている。 ドラッカーは、 経営に携わっている友だちが、 忠誠心の類の話をするのを 耳にすることがあるが、 そんな話は禁物だ、 とする。 「経営者の仕事は従業員にとって  価値があることでなければならない、  という事実を受け入れるべきです。  従業員の給料はその一部ではありますが、  ほんの一部にすぎないのです。  経営者のミッションは、  どこまでも明解でなければなりません。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義I)

■社会的な流動性と広い視野■~教育・訓練によって自信を持つ~

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おはようございます。 どんよりとした曇り空、 日中は時々雨の予報も出ています。 週末に向けて近づく台風に要注意です。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 教育・訓練によって 人は自信を持ち、 社会的な流動性が生まれ、 広い視野を手に入れられるのだ、 とする。 そして、 私たちは1981年から82年に、 非常に深刻な不景気を経験したが、 重工業界を襲ったのは、 大恐慌の時代よりも 厳しい不景気であった、 と続ける。 それでも、鉄鋼業の盛んな オハイオ州ヤングズタウンでさえ 失業者の数は驚くほど少なかったが、 この理由をどのように 説明すればよいのだろうか。 その答えとしてひとつだけ言えるのは、 年長者の引退に加えて、 若い人たちが 大恐慌の時代には 見られなかった高等学校の教育を 受けていたことだとする。 「おかげで彼らには  社会的な流動性と   広い視野が与えられました。  たとえそれを手に入れたのが  テレビの画面からだったとしても、  彼らは世の中全体を見渡していたのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義I)

■素人が不要な分野■~指示すべきことがわからない~

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おはようございます。 曇り空の朝、昨夜は薄い掛け布団が 必要な涼しさでした。 日中もこの涼しさで、夜には一雨も。 夜遅い方は傘をお忘れなく。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 問題は、どうすれば私たちは、 教育を受けたと思われる人たちや 情報を持っている人たちを 使いこなすと共に実力を 発揮させられるのか、 ということなのだ、 とした。 そして、まず言えるのは、 時間給労働者に 効率よく働いてもらうのと 同じ手法を使って 彼らに実力を発揮させるのは無理だ、 ということだと続ける。 その理由は、 もし彼らがそれなりに優秀だとすれば、 彼らがそのボスよりも 自分の仕事をよく知っており、 病院の管理者は、物理療法について 自分よりも知識の量が乏しい 物理療法のディレクターを 解雇することとなるからだ、 とする。 その領域は、素人が必要な分野ではなく、 知識に乏しい物理療法の専門家は 取り返しのつかないほどの 損害を与えるからだ。 「『私が指示したとおりにしろ』  という発想には意味がありません。  理由は簡単。  私たちには彼らに  指示すべきことがわからないからです。  彼らのほうが知識が  豊富でなければならないのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義I)

■ソクラテスと詭弁家の論争■~本人を変え、行動を変える~

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おはようございます。 今朝は曇り空、 今にも雨が降りそうですが、 段々と雲が取れ、晴れてきそうですね。 九州、四国は気温が上がり 30度を超える予報も。 南方海上では台風19号が発生、 来週の三連休あたりに近づきそうですね。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 私たちの教科書に 書いてあるのは、 机上の知識であり、 その知識を使って 何かをするときに初めて、 机上の知識が 本物の知識に変わるのだ、 とした。 そして、欧米の歴史に見られる 最も古い論争は、 ソクラテスと詭弁家との間で 交わされたもので、 その論点は、知識とは 本人自身を変えるものなのか、 それとも外に向かって 行動するために使うものなのか、 ということであった、 と続ける。 ドラッカーは、 その両方、というのが答えであり、 もし何かを起こしても、 自分には何も起こらないとなると、 その人は本当に学んだことにはならなず、 また、もし何かが自分だけに起こるなら、 本当に知識を活かしていることにはならない、 とする。 「だから問題は、  『どうすれば私たちは、  こうした教育を受けたと思われる人たちや  情報を持っている人たちを使いこなせるのか、  実力を発揮させられるのか』  ということになるわけです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義I)

■本物の知識とは。■~プロセスを経て身につける~

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おはようございます。 久し振りの秋晴れ、 快晴の朝です。 10月に入り、やっと秋の空気が 感じられるようになりましたね。 しかし、日中は時々真夏の暑さも、 気を付けましょう。 良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 辞書によれば知識労働とは、、 正式な教育課程によって 修得できるもの、 一番よく身についたもの を活用することによって 初めて達成できる仕事のことだ、 とした。 そして、会社の文書整理の 担当者が社内で一番能力の高い労働者 というわけではなくても、 彼らは誰ひとり、 まったく勉強しないで直感的に アルファベットを おぼえたはずはないと続ける。 本物の数学者は九九の表を 直感的に身につけ、 見ただけで理解するが、 私たち凡人は練習によって 九九を身につける、 それが知識労働というものです。 知識労働は決められたプロセスを経て 身につけるもので、 知識というものは 応用されて初めて 知識になるものなのだ。 ドラッカーは、 大学にいる私たちは、 知識は教室で教わるもの、 と思っているが、 教室で教えられているのは 情報でしかない、 とする。 「私たちの教科書に書いてあるのは、  机上の知識です。  その知識を使って何かをするとき、  何かが起こるとき、  机上の知識が本物の知識に変わるのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義I)

■知識労働とは、■~経営的な問題や課題~

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おはようございます。 朝から本格的な雨。 熱低に変わった台風18号の影響。 一時強く降る所もありそうです、 ご注意下さい。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 被雇用者に対しては プロのエンジニアの 認認定証が発行されなかったが、 それはエンジニアはそれまでずっと、 独立して働くものだと 考えられていたからだ、 とした。 実際のところ、アメリカでは、 第一次世界大戦の前から エンジニアを雇用していたのは ゼネラル・エレクトリックと ベルのわずか二社だけだったと続ける。 そのようなわけで、私たちは今、 非常に大きな転換点にいる。 確かに、伝統的な産業労働者も抱えているし、 サービス労働者もいるが、 彼らはこれまで雇用が 拡大してきた層ではなく、 また、経営的な問題や課題を 突きつけている層でもない。 経営的な問題や課題は、 知識労働をしている人たちに 関わっているのだ。 「知識労働者の全員が、  能力のある人だとは限りません。  また、すべての仕事に博士号が  必要なわけでもありません。  知識労働とは、辞書によれば、  正式な教育課程によって修得できるもの、  一番よく身についたものを活用することによって  初めて達成できる仕事のことです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1980年代 ■知識の講義I)