■組織の消滅を社会が許すのはなぜか(2)■~倒産し、消滅しうる組織~
おはようございます。 快晴の高知の朝です。 朝は随分冷え込みましたが、 日中は少し緩んで過ごし易くなりそうです。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『断絶の時代』から 上田さんは、 あらゆる組織の中で、 企業だけが業績の試練を受け、 利益が企業の評価基準となる、 とした。 そして、いかに陳腐化しても、 病院はコミュニティに必要とされ、 最低水準の大学さえ、 ないよりはましだと言ってもらえる、 と続ける。 しかし、長いこと使ってきた製品であっても、 消費者は買い続ける義理があるとは思わず、 どれだけ必要か、 どれだけ便利かだけを考え、 役に立たなければ メーカーが消滅しても 残念には思わないとする。 さらに、 投資家の本当の役割は 損をしうるところにあり、 リスクを負い、 損失を被ることにあるとする。 ドラッカーは次のとおり説く。 「私有であることが重要なのは、 社会は、倒産し、消滅しうる組織を 必要とするからである。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅲ組織を動かす 6公益をもって自らの利益となす)