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■最後に必要なのは勇気(1)■~決定が行方不明になる~

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 おはようございます。 雲の多い高知の朝、 暖かです。 これから雨、昨日は夏の暑さでしたが、 今日はそこそこで収まりそうです。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から ドラッカーは、 意思決定に必要な満たすべき条件は検討し、 選択肢はすべて俎上に載せ、 得るべきものとのリスクを天秤にかけて、 いよいよ意思決定の準備は整った、 とする。 しかし、 多くの決定が行方不明になるのが、 まさにこのときである、 と続ける。 上田さんは、 とうとうここで、 決定には勇気が必要であることが 明らかになるとする。 「薬は苦くなければならないという必然性はない。  しかし、一般的に良薬は苦い。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅳ人を動かす 3 なぜ意思決定で誤るのか)

■絶対に妥協からスタートしない(2)■~妥協の過程において大切なこと~

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 おはようございます。 未明の高知、 東の空に三日月が浮いています。 今日は一日晴れて、 初夏の暖かさになりそうです。 先日小さく咲いたお城の桜も、 一気に開花しそうです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から 妥協には二つの種類があり、 一つは古い諺の 『半切れのパンでも、ないよりはまし』、 もう一つはソロモン王の裁きの 『半分の赤ん坊は、いないより悪い』 との認識にもとづくもの。 前者は、 半分でも必要条件を満足させるもので、 パンの目的は食用であり、 半切れのパンは食用となるが、 後者の、 半分の赤ん坊では妥協にもならない。 ドラッカーは、 何が受け入れられやすいかから スタートしても得るところはないとし、 さらに続ける。 「それどころか、  妥協の過程において  大切なことを犠牲にし、  正しい答えはもちろん、  成果に結びつく可能性のある答えを得る  望みさえ失う。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅳ人を動かす 3 なぜ意思決定で誤るのか)

■絶対に妥協からスタートしない(1)■~半分の赤ん坊は、いないより悪い~

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 おはようございます。 まぶしい陽射しの高知の朝、 少し肌寒く感じます。 日中も晴れますが、 花冷えの一日になりそうです。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から ドラッカーは、 意思決定においては、 何が正しいかを 考えなければならない、 とする。 そして、 やがて妥協が必要になるからこそ、 誰が正しいか、 何が受け入れられやすいかから スタートしてはならない、 と続ける。 上田さんは、 GMのアルフレッド・スローンは、 当時無名の政治学者だったドラッカーに対し、 GM研究の報告書には 何を書いてもよいと言ったが、 妥協の類は書いてほしくないと 釘を刺すことも忘れなかった、 とする。 「妥協には二つの種類がある。  一つは古い諺の『半切れのパンでも、ないよりはまし』、  一つはソロモン王の裁きの  『半分の赤ん坊は、いないより悪い』  との認識にもとづく。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅳ人を動かす 3 なぜ意思決定で誤るのか)

■複数の解決案を作成せよ(2)■~一流の科学者の証明~

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 おはようございます。 雲の多い高知の朝です。 今日は夕方まではこんな曇り空の様ですが、 気温は20度近くになり暖かな一日になりそうです。 お城の桜が開花、週末は見ごろになりそうです。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『現代の経営』から 上田さんは、 現状のままでいくか、 改善するかだけでは、 複数の解決案を用意したことには ならないとした。 そして、 複数の解決案を考えることが、 当然と思われている前提に光を当て、 調べ直すことを余儀なくさせる、 と続ける。 さらに、 複数の解決案を作成するだけで、 賢明になり正しい決定を 行えるようになるわけではないが、 それは、もし問題を徹底的に 検討していたならば 気づいたであろう誤りを防ぐとする。 しかもそれは、 想像力を動員し、 創造力を刺激する唯一の方法である。 ドラッカーは次のとおり言明する。 「いかに馴れ親しんだ現象についても、  常に別の説明を考えようとすることが  一流の科学者の証明である。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅳ人を動かす 3 なぜ意思決定で誤るのか)

■複数の解決案を作成せよ(1)■~二者択一の罠~

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 おはようございます。 まぶしい陽が射す高知の朝です。 朝の冷え込みもぐっと緩んできました。 寒さも彼岸までです。 今日も晴れて暖かな一日になりそうです。 日曜日、良い休日をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『現代の経営』から ドラッカーは、 あらゆる問題について、 複数の解決案を作成することを 原則としなければならないとし、 さもなければ間違った 二者択一の罠にはまるとする。 上田さんは、 赤か緑しかないと言えば、 誰もがおかしく思うが、 あまりに多くの人が、 毎日のように、 これとさして変わらない 考えのもとに行動しているとする。 さらにそこには、 あらゆるものは 赤か緑であるという考えと、 あらゆるものは 赤か赤でないものである という考えとの 混同があると続ける。 「現状のままでいくか、  改善するかだけでは、  複数の解決案を用意したことにはならない。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅳ人を動かす 3 なぜ意思決定で誤るのか)

■意見の不一致をつくりあげる利点(4)■~問題の理解に関心を持つ~

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 おはようございます。 まぶしい陽が射す高知の朝です。 朝は少し寒いですが、 日中はぐっとあがり、 初夏の気候になりそうです。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から ドラッカーは、 意思決定の過程では意見の 不一致が不可欠だがとし、 その第三の理由は、 想像力を刺激するため、 とした。 上田さんは、 意見の不一致こそが宝の山であり、 問題への理解をもたらすものだ、 とする。 そしていかなる問題であれ、 意見の不一致が皆無などということは、 奇跡であり、 いわんや、 四六時中奇跡が起こることなど ありえないと心得るべきである、 と続ける。 さらに、 それでは社長が一人いればよいことになるか、 本当に戦略的な決定が会議の議題に なっていないことになる、 とする。 ドラッカーは、次のとおり言明する。 「成果をあげる者は、  何よりも問題の理解に関心を持つ。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅳ人を動かす 3 なぜ意思決定で誤るのか)

■意見の不一致をつくりあげる利点(3)■~最も効果的な刺激剤~

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 おはようございます。 未明の高知の朝は晴れてます。 このまま日中も晴れて、 20度を超えた暖かい一日になりそうです。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ~『経営者の条件』から ドラッカーは、 意思決定の過程では意見の 不一致が不可欠だが、 その理由は三つあり、 その第二は選択肢、 つまり代案を得るためだ、 とした。 そして、 第三は想像力を刺激するためである。 上田さんは、 理論づけられ、 検討し尽くされ、 かつ裏づけのある反対意見こそ、 想像力にとって 最も効果的な刺激剤となる、 とする。 さらに、 明らかに間違った結論に達している者がいれば、 自分とは違う現実を見て、 違う問題に気づいているに違いないと 考えなければならない、 と続ける。 「もし、その意見が知的かつ  合理的であるとするならば、  彼はどのような現実を見ているのかを  考える必要がある。」 (『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅳ人を動かす 3 なぜ意思決定で誤るのか)