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■成功する人がいれば、失敗する人がいる。■~仕事や人生における挫折~

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おはようございます。 昨日は強烈な寒の戻り、 川崎でも降雪がありました。 今朝は、冷え込みもほどほど、 日中は暖かくなりそうです。 明日はまた天気が崩れそうで、 束の間の春の一日になりそうです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 第二の人生を持つためには、 一つの条件があるとした。 そして、さらに第二の人生をもつことの重要性には、 もう一つ理由があるとする。 それは、誰でも、仕事や人生において 挫折することがありうるからだとする。 思うように昇進ができないことや、 リストラにあったり、また私生活においても 離婚や死別することなど 人生において逆境に陥ることはある。 そんな逆境のとき、第二の人生、 第二の仕事が大きな意味をもつ。 例えば、42歳のエンジニアが、 現在の仕事では思うようにいかないことを悟るが、 もう一つの仕事、教会の会計責任者としては頼りにされ、 これからも大いに貢献できる。 あるいは、離婚により家庭は壊れたかもしれないが、 地域活動における、もう一つのコミュニティがある。 そこで、一人ひとりの人間にとっては、 何かに貢献し、意味あることを行い、 ひとかどになることが、決定的に重要な意味をもつ。 第二の人生、パラレル・キャリア、 篤志家としての仕事をもつことは、 社会においてリーダー的な役割を果たし、 敬意を払われ、成功の機会をもつということである。   「知識社会では、成功が当然のこととされる。  だが、全員が成功することはありえない。  失敗しないことがせいぜいである。  成功する人がいれば、失敗する人がいる。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  1章 人生をマネジメントする)

■第二の人生をもつための条件■~かなり前からの助走が必要~

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おはようございます。 朝から雨模様の川崎の朝です。 今日は寒の戻り、内陸部では降雪。 コートを片付けた方も多いでしょう、 寒さ対策にご注意を。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 第二の人生を持つことは、 必要だが簡単なことではないとした。 そしてさらに、 そこには一つの条件があるとする。 それは実行するかなり前からの 準備が必要であるということ。 それまでに経験の少ない人が、 60歳になって新たにボランティアを することはむずかしい。 また、ソーシャル・アントレプレナーとなった人たちも、 かなり前から、 そのような事業に取り組んでいる。 さらにある弁護士は、 35歳ごろにはいくつかの学校に手をかし、 40歳で教育委員になっていた。 そこで50歳になった段階で、 モデル校の設立に取り組むことができた。   「労働寿命の伸長が明らかになった30年前、  私を含め多くの者が、  ますます多くの定年退職者が  ボランティアとして非営利組織で働くようになると予測した。  そうはならなかった。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  1章 人生をマネジメントする)

■三つの方法が助けとなる。■~機会として捉える~

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おはようございます。 今日は一日、曇りから雨、 気温も低い模様です。 雨具と防寒の準備を。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 第二の人生を設計することが、 必要だとした。 続いてそのための、 三つの方法を示す。 第一の方法は、 組織を変わる等文字どおり 第二の人生をもつこと。 第二の方法は、 パラレル・キャリア(第二の仕事)、 すなわち、本業にありながらもう一つ別の世界をもつこと。 第三の方法は、 ソーシャル・アントレプレナー(篤志家)になること。 しかし、誰もが第二の人生をもてるわけではない。 似たことを繰り返しつつ、 退屈しきって定年の日を待つ人のほうが多い。   「しかし、労働可能年限すなわち労働寿命の伸長を、  自らと、社会にとっての機会として捉えることによって、  これからの時代においてモデルとなるべきは、  数の少ないほうの人たちである。  彼らこそ、成功物語として位置づけるべきである。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  1章 人生をマネジメントする)

■第二の人生を設計する■~学ぶべきことはさしてない。~

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おはようございます。 明るい陽射しの川崎の朝です。 桜も残ってますが、午後には花散らしの雨模様です。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 中年の危機といわれる。 50歳に近づくと、 全盛期を越えたことを知る。 同じことを20年も続けていれば、 仕事にも慣れ過ぎて、 学ぶべきことは少なく、 仕事に心躍ることはない。 肉体労働者は、40年も働けば、 定年になる前に肉体的精神的に疲れ果てる。 仕事は、もう十分で、何もしないで満足する。   「知識労働者には、  いつになっても終わりがない。  文句は言っても、いつまでも働きたい。  とはいえ、30のときには心躍った仕事も、  50ともなれば退屈する。  したがって、第二の人生を設計することが必要になる。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  1章 人生をマネジメントする)

■人生をマネジメントする■~アインシュタインも例外ではない。~

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おはようございます。 引越ししました。 親が転勤族、僕も転勤族の時代もあり、 子供のころから数えると、 30回近い引っ越しとなった。 一先ず、ネット開通です。 また明日は朝から片付け、 一杯飲んでおやすみなさい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、人の寿命は伸び、 第二の人生をどうするかが 課題となるとした。 そして、ごくわずかの例外として 芸術家の例を示す。 クロード・モネ(1840~1926年)は、 80代で名作を遺し、 目を悪くしても描いた。 また、パブロ・ピカソは、 70代で新しい画風を開き、 90代で亡くなるまで描いた。 さらに、チェロ奏者 パブロ・カザルス(1876~1973年)は、 97歳のとき、演奏会のための 新曲に取り組んでいるときに亡くなった。 だが、彼らは例外中の例外である。 アインシュタインは 優れた物理学者であったが、 40代には引退同然で、 単なる有名人となった。   「ほとんどの者にとって、  同じ種類の仕事を4,50年も続けるのは長すぎる。  飽きる。惰性になる。  耐えられなくなる。  まわりの者も迷惑する。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  1章 人生をマネジメントする)

■自己実現への挑戦■~第二の人生をどうするか~

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おはようございます。 未明の川崎、 今朝も暖かな川崎です。 スッキリしない天気、 昨日の強風も収まってます。 桜もまだ残っているんでしょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 人の寿命が伸び、企業の寿命よりも長くなった。 30歳で就職した会社が、 60歳になっても存続しているとは言い切れない。 そのうえ、同じ種類の仕事を4,50年も続けるのは、 飽き、惰性になる。 そして、耐えられなくなり、 まわりの者も迷惑することとなる。 そこで、第二の人生をどうするかが課題となる。   「歴史上初めて、人の寿命のほうが  組織の寿命よりも長くなった。  そのため、まったく新しい問題が生まれた。  第二の人生をどうするかである。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part5 自己実現への挑戦  1章 人生をマネジメントする)

■イノベーションに成功する者は保守的である。■~リスク志向ではなく機会志向~

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おはようございます。 雲の合間から、朝日が差し込む、 川崎の朝です。 花散らしの嵐も予想される週末です。 花見はお早目に。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、成功した起業家やイノベーターにリスク志向の人はいないとした。 実際にイノベーションを行う人たちは、 小説の主人公やスーパーマンではない。 リスクを求めて飛び出すよりも、 時間をかけてキャッシュフローを調べている。 イノベーションにはリスクが伴うが、 スーパーにパンを買いに行くことにも 何がしかのリスクはある。 あらゆる活動にリスクが伴う。 しかもイノベーションを行わないことのほうが 明日をつくることよりも大きなリスクを伴う。 どこまでリスクを明らかにし、 小さくできるかによって、 成功の度合いが決まる。 そして、どこまでイノベーションの機会を体系的に分析し、 どこまで的を絞り、利用したかによって決まる。   「イノベーションに成功する者は保守的である。  保守的たらざるをえない。  彼らはリスク志向ではない。  機会志向である。」 ~『プロフェッショナルの条件』 (Part4 意思決定のための基礎知識  6章 イノベーションの原理と方法)