■知識社会は競争社会■~社会の自尊心としての恥~
おはようございます。 70年談話について、 様々議論されている。 誰が何をどうすべきかが見えない、 主語の無い文脈が多いこの文書を コミットするってなんだろう? 安保法案の成立を進めたいけれど、 内閣支持率は危険水域に近づく。 この焦りがにじみ出ている。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、知識社会とは、 競争社会であるとした。 競争社会は、誰もが成功者となり、 また敗北者となり得る。 知識を仕事に適用することにより、 先進国の社会を豊かなものにした。 ドラッカーは、そのことにより、 貧者、アルコール中毒者、少年非行などが 社会問題とされるようになったとする。 むかしの社会では、それらの問題は 当たり前だったが、 知識社会では社会の恥である。 正義の観念からだけでなく 社会の能力、社会の自尊心からしても恥である。 それでは、知識社会における これらの問題は誰が面倒を見るか。 もはや、伝統的なコミュニティは それらの問題に取り組む力は残っていない。 「知識社会とは、 かつてなかったほど多くの人たちが 成功できる社会である。 つまり、かつてなかったほど多くの人たちが 敗北する社会だということでもある。」 ~『イノベーターの条件』 (3章 20世紀の変化の本質は何か)