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■第四の起業家精神の波■~ミドルテク、ローテク、ノーテク~

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おはようございます。 久しぶりの高知、快晴の朝です。 朝から母と、クロスワード。 脳活。。。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 第三の波である新産業は、 それまではわずかな量しか 生産されていなかった製品を 大量に送り出した。 それが、電力、電気機器、 電話、鉄鋼、化学品、衣料品、 自動車、航空機だった。 そして今や、われわれは、 情報と生物学によって 引き金を引かれた第四の 起業家精神の波のなかにいる。 かつての起業家精神の波と同じように、 第四の波もハイテクに限定されない。 「ミドルテク、ローテク、ノーテクを含む。  ベンチャーに限定されてもいない。  既存の大企業に起こっている。  それらの大企業にきわめて  大きな影響を与えている。  発明に限定されてもいない。  技術に限定されてもいない。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 3章 分析から知覚へ~21世紀の社会と世界観)

■ITがもたらす社会的影響■~起業家精神の爆発を招く~

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おはようございます。 明るい陽射しの川崎の朝です。 GWは、全国的に好天が続きそうです。 選挙制度改正が 国会議決された。 しかし、これは部分改訂に過ぎず、 次回の衆院選挙も違憲状態で 行われることとなる。 ドラッカーは、戦後日本政治の特徴は、 ”先送り”だとした。 沈静化を待って、様子を見ながら、 できればやらない。 日本人の、熱しやすく 冷めやすい性格からなのか。 選挙年齢も引き下げられ、 状況は変化している。 いつまでも舐められているわけ ではないでしょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 今日、IT(情報技術)が 社会的サービスや 企業活動に与える影響について 多くのことが言われている、 とする。 しかし、社会そのものに与える 影響こそがはるかに重大である、 と続ける。 この社会的な影響の 一つについては、 すでに広く明らかになっている。 それは、この種の変化は必ず 起業家精神の爆発を招く、 ということである。 1970年代にアメリカで始まった 今回の起業家精神の波は、 300年前のドゥニ・パパンの時代以降 四つ目のものだった。 「第一の波は、17世紀の半ばから  18世紀の初めにかけて起こった。  それは、外航船によってもたらされた  外国貿易の拡大という商業革命によって引き金を引かれた。  第二の波は、18世紀の半ばから  19世紀の半ばにかけて起こった。  今日われわれが産業革命と  呼んでいるものだった。  第三の波は、1870年ころ当時の  新産業によって引き金を引かれた。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 3章 分析から知覚へ~21世紀の社会と世界観)

■新しいエネルギー源■~再び文明が生まれる~

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おはようございます。 雨の川崎の朝です。 明日からのGW、 大型連休の方も多いと思います。 気を付けてお楽しみ下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 紀元900年位まで、 中国は技術、科学、文化、文明の いずれにおいても 西洋を大きくリードしていた。 その後、西洋で、 それまで玩具にすぎなかった 水車と風車を機械に変えた。 その後200年を経ずして、 技術にかかわる歴史の主導権が 中国から西洋に移った。 そしてその700年後に、 蒸気機関が新しい技術をもたらし 同時に物理的な世界を生み出した。 1946年、コンピュータの発明によって 情報がプロセスの動因となり、 再び新しい文明が生まれることになった。 「それまで、主たるエネルギー源は  二本足の動物すなわち人間だった。  鋤をひいたのは農夫の妻だった。  ところが馬の「首あて」によって、  妻の代わりに動物をあてることが  できるようになった。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 3章 分析から知覚へ~21世紀の社会と世界観)

■主役の交代■~情報がエネルギー源となる時代~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝です。 間もなく黄金週間、 天気はどうでしょうか。 2年ぶりに帰郷しようと思います。 好天を期待しています。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 1680年ころ、物理学者ドゥニ・パパンが、 蒸気機関を発明し、1715年には トマス・ニューコメンが、 実用蒸気機関を組み立て、 炭鉱で使った。 こうして蒸気の時代が始まった。 その後の250年間、プロセスの動因は 物理的なエネルギーとなった。 化石燃料がエネルギー源となり、 1945年に核分裂が再現され、 やがて核融合が再現された。 それが終点で、物理的なエネルギーが 主たる動因だった時代が終わりを迎えた。 その翌年の1946年、 最初のコンピュータである ENIACが登場した。 「情報がプロセスの動因、  エネルギー源となる時代が始まった。  文明に与える影響の大きさにおいて、  エネルギー源の変化を凌ぐものはない。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 3章 分析から知覚へ~21世紀の社会と世界観)

■学校が負うべき責任■~その成果を明らかにする。~

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おはようございます。 明るい陽射しの川崎の朝です。 娘の出産、お腹の男の子は、 まだ出たくないと、頑張っている。 誕生は数日お預けとなった。 二度と再びお腹に戻ることはできない、 急ぐことはない、ゆっくりしておいで。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 学校ほど、根本的な改革を 迫られている機関はない とした。 学校は、その決算、 つまり責任を負うべき成果、 報酬を得るための成果を 明らかにしなければならなくなる。 学校は責任を負うようになる。 「しかし、最大の変化、  しかもまだ何の準備も行われていない変化は、  学校が成果を約束しなければ  ならなくなるということである。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■学校の顧客とは誰か。■~何を教え、何を学ばせるか。~

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おはようございます。 段々と雲の合間から青空が広がる 川崎の朝です。 娘が昨日出産のために入院した。 今日が予定日で、母子ともに 無事の出産を祈るばかりです。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 今後は多様な機関が、 それぞれ違う教育方式をもって、 挑戦者としてこの教育分野に参入してくる。 ポスト資本主義社会において、 知識が唯一の資源となるに伴い、 知識の生産者兼流通業者の 役割を持つ学校の社会的な役割と その独占的な地位は、 いずれも挑戦を受ける運命にある。 そして、挑戦者のなかの ある者は必ず成功する。 「何を教え、何を学ばせるか。  どのように教え、どのように学ばせるか。  学校の顧客とは誰か。  社会における学校の役割はいかにあるべきか。  これらの問いに対する答えのすべてが、  今後数十年の間に劇的に変わっていく。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)

■成果の達成についての責任■~仕事のできる学校とできない学校~

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おはようございます。 雨模様の川崎の朝、 今日は仕事、頑張ってきます。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 学校は、教育が重要な存在となったために、 自らの成果について考えるとともに、 その成果の達成について 責任をもたないわけにいかなくなった、 とする。 制度が違い学校が違えば、 この問いに対する答えは違ってくる。 しかしあらゆる国の学校が、 この問いを自ら発し、 真剣に考えなければならなくなる。 やがてわれわれは、 「生徒たちが勉強せず、できが悪いので」 との校長の言いわけを受け入れなくなる。 「知識が中心的な資源となった社会においては、  勉強しない生徒や  できの悪い生徒は学校の責任である。  仕事のできる学校とできない学校が  あるだけである。」 ~『イノベーターの条件』 (Part4 問われる知識と教育 2章 学校が劇的に変わる)