投稿

■「後家づくり」の仕事とは■~偶然から生まれるもの~

イメージ
おはようございます。 どんよりした空気の漂う 川崎の朝です。 今日も日中は暑くなりそうです。 明日はまた一雨ありそうです。 不安定な天候ですが、 週末をお楽しみください。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ マネジャーの働きに障害となる 6つの間違った考えや行動、 その六 ◆「後家づくり」の仕事 後家づくり、つまり本人が死亡し 未亡人を作ってしまう仕事である。 仕事自体は、特に大きな問題は ないように見受けるが、 優秀なマネジャーが具体的な理由もなく 倒れていく。 このような仕事は、 二つの資質を併せ待つ者が、 結果としてつくりだし、 こなしてしまったものである。 ドラッカーは、このような仕事は、 設計しなおさなければならないとする。 「理由はわからないが、   その仕事についた優秀な者が  次々に倒れる職務がある。  仕事自体はよく構成され、   こなせないはずはない。  しかし、実際にはこなせない。  通常そのような職務は偶然から生まれる。」                    ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-(パート2 第5章 マネジャー  22 マネジャーの仕事)

■肩書を与えること■~ジェスチャーは問題を起こす。~

イメージ
おはようございます。 快晴の川崎の朝、 気持ちの良い青空が広がってます。 気温急上昇、夏日のところも、、、 熱中症にお気を付け下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ マネジャーの働きに障害となる 6つの間違った考えや行動、 その五 ◆地位と責任の代わりに肩書を与えること。 マネジャーの仕事には、 目的、目標、機能が必要であり、 加えて、自らが組織の成果に貢献し 責任を持つ存在でなければならない。 したがって、マネジャーの仕事に 不足が生じたときや、 貢献に対して報奨しようとする際に、 単に肩書きを与えることをしてはならない。 見せかけや、思わせぶり、 つまりジェスチャーとして ポストを与えることは、 本人に対して地位と責任を与えることを意味する。 ドラッカーは、 マネジャーが実態にそぐわない 地位と責任と期待を持ってしまうことは 組織と本人にとって あえて問題を起こそうとするに等しい と指摘する。 「肩書は地位と責任を意味する。  ジェスチャーつまり地位と責任の代わりに  肩書を与えることは、  あえて問題を起こそうとするに等しい。」                    ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-(パート2 第5章 マネジャー  22 マネジャーの仕事)

■会議や調整が必要な職務■~仕事と旅行は同時にはできない。~

イメージ
おはようございます。 小雨そぼ降る川崎の朝です。 涼しくて気持ちがいいですね。 今日は、降ったりやんだりの一日の様ですね。 傘はお忘れなく。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ マネジャーの働きに障害となる 6つの間違った考えや行動、 その四 ◆会議や調整が必要な職務 ドラッカーは、マネジャーは、 単なる調整者ではなく、 自らも仕事をする プレーイング・マネジャーでなければ ならないとした。 しかしその仕事は、 自分自身と直接の部下でできる範囲で できるものにしなければならないとする。 会議や他部門との調整が多いと 自らの仕事が進まない。 会議や調整が多いということは、 仕事の切り分けや 権限の委譲が適切でないことの表れでもある。 また出張に関しても同様で、 頻繁に出張していては仕事に 取り組む時間が制限されてしまう。 「会議や調整が必要な職務はまちがっている。  頻繁に出張しなければならない職務もまちがっている。  仕事と会議が同時にできないのと同様、  仕事と旅行も同時にはできない。」                    ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-(パート2 第5章 マネジャー  22 マネジャーの仕事)

■プレーイング・マネジャー■~働くことの尊さを忘れる。~

イメージ
おはようございます。 薄い光がさす川崎の朝です。 昨日は夏日の気温、 GW明けの疲れた体が ぐったりの人も多かったでしょう。 今朝は涼しく、日中も涼しい様ですね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マネジャーの働きに障害となる 間違った考えや行動として、 6つの事項を示す。 その三 ◆単なる調整者となること。 マネジメントの仕事は様々あるが、 それはマネジャーが 専念しなければならないほど 時間を要するものではない。 また働くことが 習慣となっている者にとって、 仕事がないという状況は 耐えがたい苦痛である。 マネジャーも同様で、 十分な仕事がないと、 部下の仕事をとって 自らの仕事としてしまうこととなる。 これは部下への権限委譲を 少なくすることにつながり、 結果として部下や組織の成長の 阻害要因となってしまう。 ドラッカーは、マネジャーは、 単なる調整者ではなく、 自らも仕事をする プレーイング・マネジャーで なければならないとする。 「仕事を持たないことは耐えがたい。  特に働くことが  習慣となっている者はそうである。  十分な仕事を持たないことは、  本人のためによくないだけでない。  やがて働くことの感覚を忘れ、  尊さを忘れる。  働くことの尊さを忘れたマネジャーは、  組織に害をなす。」                    ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-(パート2 第5章 マネジャー  22 マネジャーの仕事)

■目的、目標、機能が必要■~人を堕落させる職務~

イメージ
おはようございます。 GW明け、太陽がまぶしい 川崎の朝です。 今日は29度まで暑くなりそうです。 だるい月曜ですが、さぁ頑張りましょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マネジャーの働きに障害となるような 間違った考えや行動として、 第一に職務を狭く設計することをあげた。 二番目は、補佐役という職務、 つまり上司などの仕事を 手助けする役目である。 マネジャーは、自ら貢献し 責任ある存在とならなければならない。 しかしこの補佐役では、 直接貢献できないばかりではなく、 自分だけでは責任ある存在とならない。 ドラッカーは、そのような仕事は マネジャーを人として堕落させるとする。 「マネジャーの仕事には、   目的、目標、機能がなければならない。  自ら貢献できなければならない。  責任ある存在とならなければならない。」                    ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-(パート2 第5章 マネジャー  22 マネジャーの仕事)

■職務設計のまちがい■~人と組織を麻痺させる。~

イメージ
おはようございます。 うす曇りの川崎の朝です。 いよいよGW完了。 今日はゆっくりと、 明日からに備えますか。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、マネジャーには 根本的な資質として、 ”真摯さ”が必要であるとした。 次にマネジャーが行うマネジメントの仕事を 正しく設計することの必要性を説く。 しかしそのための一般論や 正しい職務を設計できる公式はない。 どうすればよいか? ドラッカーは、マネジャーの働きに 障害となるような間違った考えや行動を 知ることにより、 正しい職務の設計に近づくことは 可能となるとする。 ドラッカーは、この好ましからざる 考えや行動として次の6項目示す。 ◆職務を狭く設計すること。 ◆仕事とはいえない職務、補佐役という職務につくこと。 ◆単なる調整者となること。 ◆会議や調整が必要な職務 ◆地位と責任の代わりに肩書を与えること。 ◆「後家づくり」の仕事 「マネジャーの仕事は、   その職にあるかぎり、  学び、育つことのできるものに   しなければならない。  狭く設計した職務は、   人と組織を知らぬ間に麻痺させる。」                    ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-(パート2 第5章 マネジャー  22 マネジャーの仕事)

■最大の貢献■~十分な大きさと重さ~

イメージ
おはようございます。 眩しい陽射しの川崎の朝です。 東京地方の最高気温は28度、 7月並の暑い一日になりそうです。 また夕方からは雨の予報も、、 お気を付け下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 イギリスが200年にわたり インド支配をつづけられた背景には 総督府の優れた行政能力があった、 とする。 インド総督府の要員は、 最盛期の19世紀後半でさえ ほとんどが20代の若者で、 人数も1000人を超えなかった。 特に頭がよいわけでもない若者の 一人ひとりが、 特別の訓練も経験もなしに、 面積や人口において ヨーロッパの小国に匹敵する 広大な地域を治めた。 しかし200年にわたる トップマネジメントの不在を補っていた この驚くべきミドルマネジメントの 偉業を可能としたのは、 きわめて簡単なことだった。 彼ら若者には、 広くかつ挑戦に満ちた仕事が 与えられていた。 マネジャーの仕事もまた、 十分な大きさと重さのあるものに しなければならない。 「マネジャーとは、  組織の最終成果に直接の責任を持ち  貢献を行う人間であるがゆえに、  その仕事は、常に最大の責任と最大の挑戦を伴い、  最大の貢献を可能にするものでなければならない。」                    ~「マネジメント【エッセンシャル版】」-(パート2 第5章 マネジャー  22 マネジャーの仕事)