■ゲーニアの隣に座らされた私■~最も重要な教訓の一つ~
おはようございます。 ほのかな陽射しの川崎の朝です。 気持ちの良い空気が窓から流れ込みます。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーが、 大学受験の論文として 執筆しているのは、 まだ誰も書いていない パナマ運河の 世界貿易への影響だと答えた。 それに対してゲーニアは面白がり、 ドラッカーを彼女の隣に座らせ そのことを話すように求めると共に、 隣室にいたヘムとアネッテに向かい、 大声で一緒に話を聞くように声をかけた。 ドラッカーが話し終わると、 ヘムは、ドラッカーの生涯において 最も重要な教訓の一つを与えてくれた、 とする。 「統計を扱うときは、 忘れてはならないことがあるぞ。 統計を信じることはできないということだ。 統計をつくった者を知っていれば信じられないし、 知らなければ信じられないというわけだ。 わしは一二年間オーストリアの 輸出統計の責任者だったんだからな」 ~P.F.ドラッカー「ドラッカーわが軌跡」 (Ⅰ 失われた世界 2章シュワルツワルト家のサロンと「戦前」症候群)