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■『フォーチュン』の辣腕記者の一人■~ワトソンの社内禁酒令~

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 おはようございます。 未明の高知、朝陽は見えそうもないですね。 昨日夕方からの曇天、 まもなく雨になりそうです。 寒い雨になりそうですが、 衆議院選挙にはきちっと行きますよ。 日曜日、暖かくしてお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 新人記者は、 ルースのメモを無視して、 ワトソンの個人攻撃に終始し、 ワトソンをアメリカ版ヒトラー、 新総統と形容した、 とした。 そして彼はIBMそのものには一切触れず、 ワトソンの社内での禁酒令を攻撃したが、 それは名文で、 後日『フォーチュン』の辣腕記者の一人となったが、 すでにそれだけの腕は見せていた、 と続ける。 ドラッカーは、 記事をチェックするはずの者はいたが、 他の記事で時間に追われていたために、 読まずに通していた、 とする。 「当然そのまま、  事実確認のためという通常の手続きによって、  校正刷りのものがIBMに送られていた。  つまり、その段階では、  記事の差し替えや全面的な書き直しは、  間に合わないということだった。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■IBMのワトソンの考え方■~「THINK」の標語~

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 おはようございます。 雲の多い須崎の朝です。 昨日までは気持ちの良い青空が広がってましたが、 今日から明日にかけては下り坂の様ですね。 明日の衆議院選挙は雨模様ですが、 意思表示をきちっとしましょう。 土曜日、良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 IBMは、あの大恐慌の時代を タイムレコーダという 地味な製品で乗り越えていた、 とする。 そして、 独自の技術などほとんど 持っていなかったが、 ワトソンの考えた 「THINK」の標語、 ステッカー、ジョーク、 あるいはニューヨーク万博での IBM館によって、 重要な大企業というイメージを つくり上げることに成功していた、 と続ける。 ドラッカーは、 ルースは、 IBMの会社ストーリーに ふさわしいこれらのこと すべてをメモして、 その新人記者に渡していた、 とする。 「ところが彼は、  メモを無視して、  ワトソンの個人攻撃に終始していた。  ワトソンをアメリカ版ヒトラー、  新総統と形容した。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■人を哉にしない■~アシスタントという職位の管理職~

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 おはようございます。 未明の須崎の朝、 今日も晴天のようですね。 来週は早11月、 なんだかんだ気忙しくなる季節になりますね。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 コンピュータ前のIBMは、 ようやく中堅企業と言えるかという程度の、 小さな会社だったが、 行なっていることはユニークだった、 とした。 そして、 このIBMは1930年代の大恐慌の頃、 レイオフを行わず、 人を哉にするくらいならば 倒産の危険を冒してよしとしていた、 と続ける。 さらに、 工場労働者に週給ベースあるいは 月給ベースで給与を支払い、 社員の再訓練に力を入れていた、 とする。 「現場監督などいなかった。  アシスタントという職位の  かつての管理職の助けを得て、  チームで仕事をしていた。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■コンピュータ前のIBM■~会社ストーリーは中傷とは違う~

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 おはようございます。 未明の須崎の朝、 茜に染まり始めた空には、 雲は見当たりません。 今日も晴天のようですね。 しかし、夜明が段々と遅くなりました。 季節は着実に移ろってるんですね。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーがかつて、 GMの広報責任者のポール・ギャレットに 最大の仕事は何かと聞いた時に、 彼は『フォーチュン』を 遠ざけておくことだと答えた、 とした。 そして、 『フォーチュン』の編集者や 記者に記事を書かせないための 説得工作や買収まがいの話は 当時よく耳にしたものだ、 と続ける。 ドラッカーは、 それにしても、 IBMの記事を書いたその新人記者は、 この会社ストーリーが 中傷とは違うことを知らなかった、 とする。 「コンピュータ前のIBMは、  ようやく中堅企業と言えるかという程度の、  小さな会社だった。  しかし、行なっていることはユニークだった。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■基本的には反企業の立場■~遠ざけておくこと~

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 おはようございます。 青空に明るい雲が ところどころに浮かぶ、 須崎の朝です。 今日も気持ちの良い天気となりそうです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 『フォーチュン』についてのルースの考えは、 企業をアメリカの現実としてとらえ、 正面から分析しようということだった、 とした。 しかし、ルースが始めた 会社ストーリーは、 その後の 調査報道なるものの原型 となったものであり、 基本的には反企業の立場に立っていた、 と続ける。 したがって、 『フォーチュン』に取り上げられることは、 企業にとって頭痛の種以外の何物でもなかった。 「私はかつて、  GMの広報責任者のポール・ギャレットに  最大の仕事は何かと聞いたことがある。  答えは「『フォーチュン』を  遠ざけておくこと」だった。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■『フォーチュン』の会社ストーリー■~切り口も中身も間違い~

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 おはようございます。 快晴、 朝焼けが段々と青色に変化してきた、 須崎の朝です。 昨日は雨降りの寒い一日でしたが、 今日からはしばらく晴れ、 気持ちの良い天気が続きそうです。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 引き受けさせられた 『フォーチュン』定期号用の記事には、 IBMとトーマス・ワトソン・シニアについての 会社ストーリーがあったが、 それは入社したばかりの若い記者が書いたもので、 彼にとっては初仕事だった、 とした。 しかし誰も彼の面倒を 見てやっていなかったためもあって、 それはひどい出来だった、 と続ける。 ドラッカーは、 切り口が間違っており、 中身が間違っていた、 とする。 「今日の『フォーチュン』は  企業側に立って書いているが、  当時は企業を槍玉に挙げて書いていた。  ルースの考えは、  企業をアメリカの現実としてとらえ、  正面から分析しようということだった。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)

■IBMとトーマス・ワトソン・シニア■~若い記者の初仕事~

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おはようございます。 雲が空を覆う高知の朝です。 今日は一日こんな天気、 明日からはまた好天となりそうです。 月曜日、今週も一週間よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 『フォーチュン』の10周年記念号は、 印刷に回す頃合いとなって、 ほとんど何も進んでいなかったことが分かり、 ルースはドラッカーに助けを求めてきた、 とした。 そこでドラッカーには、 大きな記事のうち、 農業に関するものと 労働市場に関するものの執筆と、 いくつかの記事の編集、 さらには10周年記念号の しわ寄せで作業の遅れている 定期号用のいくつかの記事の編集を頼んできた。 こうしてドラッカーたちは、 二か月間というもの、 昼夜の別なく働き、 10周年記念号と 直近の定期号の いずれも締め切りに間に合わせたのだった。 「私が引き受けさせられた定期号用の記事には、  IBMとトーマス・ワトソン・シニアについての  会社ストーリーがあった。  入社したばかりの若い記者が書いたもので、  彼にとっては初仕事だった。」 (Ⅲ アメリカの日々12章ヘンリー・ルースと『タイム』『フォーチュン』)