■緊急事態との相性■~目を覆うばかりの対処~
おはようございます。 未明の高知の空に残っている東の雲が、 朱く染まり始めています。 昨日の雨が上がり、 今日は一日中晴れそうです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 病院が十分に役割を果たすのは、 生命の危機にさらされている患者に 対応するときだけで、 それ以外の患者には、 真剣に対応しないのだ、 と語った。 クレイムズは、この主張も、 ドラッカーの持論である、 と続ける。 そして、 ちょっとしたケガで救急外来を訪れ、 自分の順番を待った経験のある人はみな、 この言葉が図星をさしていることを 知っているはずである、 とする。 「病院は緊急事態との相性がよいのです。 緊急案件に対応するために組織があるわけですから。 ところが、患者の八割は命の危険とは無縁な人々です。 .........そのような患者への対処は、 目を覆うばかりです」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第3章 組織のほころび)