■組織設計その2【貢献分析】■~直接活動、貢献活動、情報活動~

おはようございます。

薄い雲の合間から
時折強い日が差す
川崎の朝です。

台風5号がゆっくりと列島を縦断し、
間もなく日本海に抜けそうです。

西日本を中心に被害が出ています。
まだまだ注意が必要です。

十分注意してください。

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∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬



組織設計で行うべき4つの分析。
その2【貢献分析】

◆成果活動:組織全体の成果に直接あるいは
間接の関わりを持つ測定可能な成果を生む活動

成果活動には三つの活動がある。
 ・直接成果活動:直接収入をもたらす活動で、
    病院には病人を治療する活動、
    学校には生徒に対する学習活動、
    財務部門には資金調達活動などがある。

 ・成果貢献活動:工場における製造活動等、
  自らは収入を生まないが、
  企業全体の成果や主要な部門の成果に
  直接関わりを持つ活動。

  意外に感じるが本質的な定義である。
  マーケティングに基づいた製造設計により
  製造活動を行い、生み出した製品を
  市場に送り出すマーケティングを
  支援する活動と定義しているのだ。
  採用、教育、労務管理、物流もこれに属し、
  これらは収入活動の支援活動で、
  自ら収入を生み出すことはない。

 ・情報活動:組織内のあらゆる者が必要とする
  アウトプットを生み出す活動で、
  調査研究、社内システム部門等があり、
  この活動の成果は、
    定義し、測定し、評価することができる。
  しかし、この活動も自ら収入を生み出すことはない。


「自らは収入を生まないが、

  企業全体の成果や主要な部門の成果に

 直接関わりを持つ活動、

 すなわち成果貢献活動である。

 典型が製造である。

  求人活動とともに、教育訓練もこれに属する。

 購買や輸送もこの活動である。

  エンジニアリングもこの活動である。」

~P.F.ドラッカー「マネジメント」

(第7章 マネジメントの組織 32 組織の基本単位)



































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