■『惜しい』と感じているうち■~二進も三進もいかない~

 おはようございます。

快晴の高知の朝です。


今日も一日晴れますが、

夏日気温にはならず快適に過ごせそうですね。


日曜日、良い休日をお過ごしください。


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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬



迷走するフォードのCEOが、

トヨタの張富士夫会長と面会し。

フォードの製造をどう合理化すべきか、

助言を仰いだが、

フォードの抱える問題は根が深く、

製造分野だけにとどまらなかった。



クレイムズは、

アメリカの自動車メーカーは、

過去に稼ぎ頭だった製品ラインが

時代遅れになっても、

いつまでもそれにしがみつき、

高い代償を支払うはめに陥った、

とする。



ドラッカーは、

従来のドル箱事業は、

『惜しい』と感じているうちに

手放さなくてはならず、

まして二進も三進もいかなくなってからでは

遅いと述べている。






「ドラッカーがはじめてこう指摘したのは


 1964年だったが、


 アメリカの自動車メーカーは馬耳東風だった。


 アメリカの自動車メーカーは、


 ハイブリッド戦略の積極化で後手に回り、


 千載一遇のチャンスをみすみす逃してしまった。」



(『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第7章 明日だけを見つめよ)

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