■社会における位置と役割の重要性(2)■~大衆が全体主義へと~

 おはようございます。


東の空が赤く染めまり始めた高知の朝です。


薄曇りの空ですが、

これから段々晴れて、

午後には猛暑に達しそうです。


気を付けましょう。


土曜日、良い週末をお過ごし下さい。

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∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬

~『産業人の未来』から


ドラッカーは、

位置と役割を持たない者にとって、

社会は不合理に満ち、

馴染みのない部屋で目隠しをされ、

ルールを知らないゲームを

させられているようなものである、

とした。


上田さんは、

1942年、ドラッカーは

大恐慌下の世界をこのように描いたとする。



そして、

産業革命によって生産力は増大し、

自由に経済活動を行えば

豊かになるとのご託宣もあったが、

その資本主義が約束を果たせなかったとき、

今度は、生産手段を労働者の手に渡すならば、

さすがの難問もついに解決するとされた。






「さらに、


 その社会主義さえ


 自由と平等をもたらさなかったとき、


 民主主義の根づいていなかった国では、


 大衆が全体主義へとなだれを打った。」





(『ドラッカー時代を超える言葉』Ⅴ 変化を捉える 4 経済と教育のあるべき姿を探る)

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