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■いろいろな基礎的能力■~専門家になりすぎていること~

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おはようございます。 未明の空は、雲に覆われています。 しかしこれから雲が取れ、段々と晴れて 暖かな一日になりそうです。 今日は忘年会の人も多いでしょう、 呑み過ぎにお気を付け下さい。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 明日のエグゼクティブも、 医学者ヒポクラテと同じように いろいろな基礎的能力を 身につけるべきだろうとする。 そして、率直に言って、 今のエグゼクティブの能力に 大いに不満を感じていると続ける。 ドラッカーは、 自らのエグゼクティブ・マネジメント講座には、 みなさんと同じような人たちがたくさんいるが、 彼らは基礎が弱い人で、その理由は、 その人が専門家になりすぎていることだ、 とする。 「わが国では、大半の人がかなり上の地位につくまで、  ある専門の領域で昇進していきます。  言わば彼らは、実力を伸ばす絶好の時期に、  ビジネスやマネジメントについて、  専門以外の領域では何の経験もしないのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1989年 知識の講義V) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■道具も専門用語も重視するものも変わる■~ヒポクラテスの真剣な眼~

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おはようございます。 未明の空は雲で覆われてます。 昨日はコート無しでもOKでしたが、 今日はそうはいかない感じですね。 暖かくしてお出かけください。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マネジメントの本質は、 目新しいことではない、 とした。 そして、そこでまずは、 道具も変わるし、 専門用語も変わる、 さらには重視するものも変わる、 それでも仕事はそっくり同じ、 という話から始める。 ドラッカーは、 医療の最先端を走っている 非常に聡明な医学者に会った際、 ふたりの話題は、医療器具の世界の 飛躍的な進歩についてであったが、 この医学者は次のように言った、 とする。 「でも、本当に本質的なことは  何かという話になったら、  つまり患者をどのような眼で見るのか  という話で言えば、  僕たちは誰も、ヒポクラテスのあの立派で  真剣な眼にはかなわないんですよ。  しかもそれは3000年も昔の眼で、  もし僕たちがその眼を若い医者に教えられたら、  あとの勉強は簡単になるはずなんですが」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1989年 知識の講義V) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■スローンが遭遇した状況■~目新しいことではない~

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おはようございます。 未明の空は雲の成果真っ暗です。 天気は段々崩れ、 日中は雨のおそれもありますが、 気温はあまり下がらないようですね。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マネジメントの本質は、 継続性であって目新しさではない、 とした。 そして、確かに今、 改めてスローンの書物を読んでみると、 少しばかり時代遅れの専門用語があったり、 また、キャッシュフローを説明するのに 四苦八苦しているのが感じ取れたりする、 と続ける。 この専門用語は当時存在していなかったのに、 スローンはそれを一般の人にわかりやすく 説明しようとしていたのだ。 スローンがツールとして 計算尺は持ってはいても、 コンピューターは持っていなかっただろうが、 それでも、当時スローンが遭遇した状況は、 今みなさんが遭遇している状況そのものだとする。 「つまり、資本計上、組織の中での意思決定、  論理にしたがって組織をまとめる必要性と  個性にしたがって人事を行なう必要性との折り合いを  どのようにつけるかの決断、  といった問題です。  何も目新しいことではありません。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1989年 知識の講義V) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■継続性であって目新しさではない■~学校は保護のための仕組み~

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おはようございます。 曇り空の寒い朝です。 今日は寒い雨の予報です、 雨具と防寒をしっかりと。 昨日は娘に二人目の男の子ができました。 皆様にはお祝いのメッセージをいただきまして、 ありがとうございました。 家族が増え、賑やかで楽しい家庭になるでしょう。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 今の経営者の99%が 行っている仕事は、 1900年当時の 経営者の仕事と何も変わらず、 経営者の数がものすごく 増えただけのことだ、 とした。 そして、これが今、 私たちがビジネススクールを作っている 理由なのだと続ける。 100年前、私たちには生来の天才が一握りいて、 その人が実社会で出世していくだけでよし としていたが、 今の実社会の問題は、 仕事の環境があまりにも辛く厳しすぎ、 その犠牲になる確率が非常に高く、 そして私たちにはそれだけの犠牲者を 出している余裕がないことにある、 とする。 「これが、私たちが学校を作っている理由です。  つまり学校は、基本的に保護施設、  保護のための仕組みなのです。  したがって、マネジメントの本質は、  継続性であって目新しさではありません。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1989年 知識の講義V) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■先達がしたとおりのこと■~人数が増えているだけ~

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おはようございます。 未明の空は快晴の様です。 冷え込んだ朝ですが、 日中も真冬の寒さの様です。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 この『GMとともに』を読んで、 知り合いの非常に賢い人を思い出した、 とする。 そして、この賢い友人とふたりで、 マネジメントのとてつもない爆発と 拡大について議論したのは、 1960年ごろのことだと続ける。 この友人は、今の経営者の 99パーセントがしている仕事は、 1900年当時の経営者が していた仕事と何も変わっておらず、 経営者の数がものすごく増えただけのことだ、 と言った。 「これは見事な見識だと思います。  私たちのほとんどは、  自分の先達がしたとおりのことをしています。  必要な人数がどんどん増えているだけのことです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1989年 知識の講義V) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■新しいことは何も起きていない■~企業経営のケーススタディー~

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おはようございます。 日曜日の朝、 雲が多い空ですね。 12月も中日、今年もあと半月ですね。 年賀状の受付も開始され、 そろそろ身の回りの片づけ、 一年の締めにかかりましょう。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 スローンの『GMとともに』を 本格的に読んだのは 最近になってからのことだ、 とした。 そして、改めて読んでみて 非常に感銘を受け、 これが今までに出版された書物の中で、 企業経営の現場における ケーススタディーについて書かれた 最高の一冊ではないだろうかと思う、 と続ける。 各章ごとに個別のケーススタディーが 取り上げられているが、 そこで紹介されているケースのほとんどが 1920年代から第二次世界大戦までの 記述であるにもかかわらず、 それ以降新しいことは現実に 何も起きていないということに 心底驚いたとする。 「そこに紹介されているケースは、  みなさんがこれから遭遇する、  そしてみなさんの後継者も  社内で遭遇することになる状況そのものです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1989年 知識の講義V) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater

■アルフレッド・スローン『GMとともに』■~最高の経営書~

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おはようございます。 青空の広がる初冬の朝です。 気持ちの気候、行楽日和です。 良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーはこの最後の講義で、 今の世界や社会、組織の中における 変化が何を意味しているのかを 議論するつもりでいる、 とした。 そして、次のとおり話を始める。 ある意味で意外な内容かもしれないが、 これまで35年間にわたって、 何度となく最高の経営書は何か とたずねらた際にはいつも決まって、 アルフレッド・スローンの書いた 『GMとともに』だと答えてきた。 それは今でも同じで、 この著作が世に出たのは1964年、 当時スローンが89歳の頃であったが、 この書物を思い出しては参考にしたり、 目を通したり、研究の対象にしたりしてきた。 しかし、本当に腰を据えて読んでみたのは、 やっと数週間前のことだとする。 「きっかけは、この書物の発行元である  ダブルデイの方が私のところにやって来て、  こう言ったからです。  「この書籍の新版を計画しています。  ついては、先生にその序文を書いていただきたいのです」。  私は反射的に「イエス」と答えてしまいました。  そのようなことから、私はこの書物を読むことになりました。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1989年 知識の講義V) https://www.facebook.com/ail.ltd/photos/a.182805218449530/2670083116388382/?type=3&theater