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■成果を左右する結合■~おもちゃのレゴの世界~

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おはようございます。 暖かな川崎の朝です。 ソフトバンクが、いよいよ電力小売事業に参入する。 311直後から、再生エネルギーに意欲を示していた孫さんだが、 ここまで漕ぎつけるには様々な困難があっただろう。 原発村を中心に、否定的な意見も多くあったが、 3年でここまで来たというこのスピード感はさすがだ。 通信事業の改革を成し遂げた孫さん、 電力改革も大いに期待したい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 企業の成果を左右するものは、結合であり、 組み合わせ自在のおもちゃのレゴの世界である。 そもそも企業とは、人、モノ、カネ、知識の 組み合わせである。 レゴの一つひとつ以上に組み合わせは複雑で それぞれ異なる意味を持っている。 おもちゃのレゴのワンピースにしても、 全体を形成する一部としての意味を持っており、 単なるプラスチックの断片ではない。 企業においては、工場や倉庫、事務所ではなく、 そこで働く人々に意味がある。 レゴの世界では、パーツのすべてが組み合わされ、 引き離され、組み直されていく。 企業においても生産、流通、技術、サービスのいずれも、 他社のものと組み合わされてこそ 大きな成果につなげることができる。 「組織の内部において、  われわれは人の弱みを意昧のないものとし、  人の強みを結合させる。  同じように社会において、  われわれは企業の強みを結合させ、  一社では不可能な価値あるものを顧客に提供しなければならない。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』(第1章 組み合わせ自在の世界)

■フラット化する世界■~組み合わせ自在の世界~

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おはようございます。 労働派遣法の改正骨子が固まった。 労働法であるから、労働者保護の観点がベースにあるが、 企業は派遣業務を3年という制約なしにアウトソースできることとなる。 企業は自らの専門分野に注力し、その他の業務をアウトソース可能となる。 派遣元企業、派遣先企業ともに、 ドラッカーの言う”組み合わせ自在”の戦略が問われることとなるんでしょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ マネジメントにとって世の中はフラットになったか? フラットに見えるのは、工業的な観点から見たときであり、 コストを下げたいのであれば、世界中どこに立地してもよい。 だが知識の観点から見るとフラットではない。 知識化のもとでは、場所と時間だけを 考えればよいわけではない。 企業の成果を左右するものは、 個々の企業の持つ強みと弱みの組み合わせ、 つまりコラボレーションである。 「フラットであることがチャンスである者にとっては、  世界はフラットだ。  しかしチャンスにしてしまえば、  もうそこはフラットではない。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』(第1章 組み合わせ自在の世界)

■知識の力■~今日世界で起こっていること~

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おはようございます。 快晴の川崎の朝です。 インフルエンザが急拡大している。 会社のメンバーの中にも、数人が感染した。 自らの予防にはマスク着用、手洗い、うがいの励行。 そして、風邪気味と思われる人も、マスクを着用し、 クシャミ咳エチケットを守りましょうね。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、第二次大戦は、軍事力ではなく アメリカの工業生産力による勝利だとした。 そしていまは、この工業中心の経済から 知識中心の経済に移行しつつあるとする。 この知識はその獲得の仕方、解釈能力、 結合方法等が重要となる。 例えば、製薬業にとっては、有機無機の化学を超えて ナノテクやソフトウェアの知識を獲得し、処理することが必要になる。 情報は無限なので、制約となるものは、それを処理し解釈する能力だけである。 無限の情報の中から、有効な情報を見極め活用するためには、 知識労働者の生産性が問題になる。 そして、その知識は専門化されて、より有効なものとなるが、 それは”専門分化”ではなく、続合化されたものでなければならない。 ドラッカーは、それを行うことが、マネジメントの取り組むべきことだとした。 「いまわれわれは、工業中心の経済から  知識中心の経済に移行しつつある。  ビジネスだけでなく社会そのものが  急激に変わりつつある。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』(第1章 組み合わせ自在の世界)

■NPOもコラボレーションの時代■~プテロダクティルス(翼竜)の運命~

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おはようございます。 雲の多い川崎の朝です。 1月もあっというまに過ぎます。 インフルエンザ、ノロが広がっています、ご注意を!! ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 企業の外部にも内部にも境界がなくなった。 そして、これはNPOについてもいえる。 多発性硬化症(MS)の治療法に取り組むNPOミエリン・リペア財団では、 研究活動において二つの問題に挑戦していた。 一つが、論文発表前の複数の大学の研究者間のコラボレーション。 もう一つが、研究の全段階における患者とのコラボレーション。 そしてさらに、患者自身を含めた三者会議まで開いていた。 このコラボレーションの目的は、世界中の患者のために、 神経繊維を覆うミエリンなる物質の損傷を修復する方法を 一日でも早く見つけることだった。 こうして大企業やNPOが、 組織と顧客、諸々の関係者、潜在的競争相手との コラボレーションのあり方を変えつつある。 そしてこのコラボレーションの要点は ”何かを手に入れるには、何かを捨てなければならない”である。 「今日の転換期にあっては、  組織そのものの再定義が必要だ。  さもなければ、  プテロダクティルス(翼竜)の運命を辿ることになる。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』(第1章 組み合わせ自在の世界)

■境界の消失■~孤立は組織にとって死を意味する。~

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おはようございます。 快晴の川崎の朝です。 都知事選の報道が盛んだ。 特に細川さんの参戦に関する、マスコミの世論作りが目につく。 国政と都政は違うとか、 反原発の主張はポピュラリズムで姑息だ等々。。。 マスコミをはじめとした一方通行のコミュニケーションには、 間違いなくノイズが入ることを忘れてはならない。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 五つの変化 ⑤境界の消失 店内での販売方法について熟知している量販店は、 物流に関してはそうでもない。 なので、物流部門を宅配便会社に任せた。 また、直接の競争相手と組むことさえ行われる。 石油販売会社は、原油確保を果たすために、 同業他社と海外の油田に共同投資した。 「かつては組織の一体性を意味した独立が、  孤立を意味するようになった。  しかもいまや、孤立は組織にとって死を意味する。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』(第1章 組み合わせ自在の世界)

■買い手が主導権を握った。■~財サービスの受け手~

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おはようございます。 雲が多い、薄日の差す川崎の朝です。 昨晩は、子供たちと虎ノ門で呑んだ。 昔勤務し、夜になると走り回ったところ。 一人で飲むのも良い、仲間で飲むのも良い、 だけど、家族で飲むのは良い。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 五つの変化 ④買い手への主導権のシフト 買い手は、単に商品やサービスの購入者ではない。 サッポロビールは、SNSを通じて消費者とタッグを組む「コラボレーション」により「百人・ビールラボ」を製造販売し完売した。 ジーンズメーカーと尾道市民が一緒になって、本物のユーズドジーンズを作るという試みもある。 ジーンズメーカーがデニムを、市民約260人に2本ずつ配布し、実際に着用⇒回収して洗う⇒着用を繰り返し、 本当にはき古したデニムを生み出そういうもの。 消費者は、自らのニーズを企業に頼らなくとも満たす手段を手にしている。 「買い手が主導権を握った。  これほどまでに買い手がはっきりと主導権を握ったのは、  はじめてのことである。  ヘンリー・フォードもトーマス・ワトソンも  仰天するにちがいない。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』(第1章 組み合わせ自在の世界)

■人口構造が変化した。■~余暇、健康、教育~

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おはようございます。 薄明かりの川崎の朝、冷え込んでいるが、 日中は3月並の気温に上昇するとのこと、 心地いい花金になりそうですね。 東京都知事選、選挙戦の火ぶたが切られた。 主なテーマは、原発、五輪、生活の安心、地震災害対策など。 都政であっても国政への影響力を持つ首都圏東京線選挙。 有権者は、知名度に頼る人気投票だけは避けましょう。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 五つの変化 ③人口構造の変化 人口構造が変化した。 どのように? 高齢者、知識労働者、女性就業者の増加である。 この変化により、企業と消費者、企業と働く人の関係が変化した。 これらの消費者のニーズのメインは、サービスと自己実現であり、 産業分野では、余暇、健康、教育関連の成長が著しい。 アメリカではGNPの三分の一を医療と教育が占めている。 「社会、市場、雇用の場のいずれもが、  新しい種類の欲求をもつ  新しい種類の人たちによって占拠された。」 ~『P.F.ドラッカー 理想企業を求めて』(第1章 組み合わせ自在の世界)