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■思考、明晰さ、理解■~問題の解決は、正しい分析以外にない。~

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おはようございます。 仄明るい川崎の朝です。 昨日夕方のスコールには驚かされた。 ボランティアの銀座帰路に電車が乱れ、 仕方ないので、居酒屋で時間待ち。 待ち過ぎで、やり過ぎた。。。。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ≪悪い組織≫その2 ◆組織構造に関わる問題が 頻繁に発生すること 組織に関わる問題を 解決した途端に、 同じ問題が装いを 新たに登場してくる。 特に職能別部門や、 スタッフとラインについての 伝統的な組織論に従って 組織を設計したとき、 組織構造に関わる問題が 続々と出てくる。 問題の解決は、 正しい分析以外にない。 活動分析、貢献分析、 決定分析、関係分析である。 「繰り返し出てくる組織構造上の問題を、  紙の上の調整で  解決しようとしてはならない。  必要とされるものは、  思考であり、明晰さであり、理解である。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第7章 マネジメントの組織 32 組織の基本単位)

■階層の増加は、目標を混乱させる。■~指揮系統を短くする。~

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おはようございます。 曇り空、涼しい川崎の朝です。 今日は銀座の高知県アンテナショップ まるごと高知でのボランティアに行きます。 今日は、お楽しみ抽選会。 お暇な方はどうぞお出かけください。 ついでに土佐酒も楽しみます。 良い週末をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ≪悪い組織≫ その1 ◆マネジメントの階層が増加すること ドラッカーは、 組織の階層は数を少なくし 指揮系統を短くしなければならない、 とする。 階層増加の弊害には次の様なことがある。 コミュニケーションパスが膨れ上がり、 ノイズは増大し深まる。 その中で、伝わるべきことが伝わらず、 チームワークが阻害され、 ベクトルが誤った方向に 向かってしまう。 また、階層の増加は、 将来を担うべきマネジャーの育成にも 重大な障害となる。 その理由の一つ目は、 階層の数が多いだけ昇進に 時間がかかりすぎること。 二つ目は、手っ取り早く、 マネジャーよりも特定分野の 専門家を育成してしまうことだ。 そこでこのような事態を回避するために、 天才児を探したり、 能力不明な未熟者を後継者として 拙速に決めるなどの特効薬を求めてしまう。 ドラッカーは、 これはきわめてまずい方法である、 とする。 「組織の原則は、階層の数を少なくし指揮系統を  短くすることでなければならない。  階層の増加は、組織内の相互理解と  協同歩調を困難にする。  目標を混乱させ、  まちがった方向に注意を向けさせる。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第7章 マネジメントの組織 32 組織の基本単位)

■悪い組織とは?■~完璧な組織構造はありえない。~

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おはようございます。 どんよりした空、 今にも雨が降ってきそうな 川崎の朝です。 午後には雷雨もありそうですね。 お気を付け下さい。 ボケ防止テストチャレンジ、第一弾は何とかパスした。 次はITC(ITコーディネーター)試験。 実はこのテストには、8年ほど前にパスしたが、 受講必須の研修費用が50万円と高額で 受講せずに失効した経緯がある。 研修費用も半額以下になり、 再度チャレンジしようと考え、 受験勉強を進めていたが、だんだんとITCのポリシーが 洗練されておらず、しっくりこないと感じ始めた。 購入したITC推奨テキストに誤字脱字が多く 返品したということもあり、この思いは深まった。 なので、ITCは中止、次は10月の IPAセキュリティマネジメント検定の準備を始めます。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 組織設計に必要な分析手法を示した。 では、悪い組織とはどういったものか? ≪悪い組織≫ 組織の基本単位を設計し、 それを組み立てる際に見られる誤りと、 組織に重大な欠陥があるとき、 もっとも多く現れる症状として ドラッカーは、次の7点を指摘する。 ◆マネジメントの階層が増加すること ◆組織構造に関わる問題が 頻繁に発生すること ◆主要な人に重要でない問題や 的はずれの問題に向けさせること ◆大勢の人間を集める会議を 頻繁に開催しなければならないこと ◆人の感情や好き嫌いに 気を使うようになること ◆実際の仕事をしない人たちを 必要とするようになること ◆頻繁に組織改革を行うこと 「完璧な組織構造などありえない。  せいぜいできることは、  問題を起こさない組織をつくることである。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第7章 マネジメントの組織 32 組織の基本単位)

■必要不可欠な作業■~関係分析の結果に従う~

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おはようございます。 曇り空、涼しい川崎の朝です。 今日は雨も少なく、暑くなりそうです。 お気を付け下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、 活動間の関係は、 重要な意味あるものだけに 限らなければならないとした。 そして、この原則に立つとき、 職能を類似技能の集合として扱っていることは、 大きな誤りであるとする。 例えば、業務計画活動という職能は、 人員に関するものと 生産に関するものを ひとまとめにしてはならない。 生産に関する業務計画活動は 生産部門に入れなければならない。 このことによって、 業務計画担当者を 生産部門の現場に近い場所に 位置づけることができる。 生産に関する業務計画担当者は 生産部門に属すべきである。 ドラッカーは、 これまで見てきた四つの分析は、 あらゆる企業にとって、 必要不可欠な作業であるとする。 「活動分析、貢献分析、決定分析、  関係分析の四つの分析は、  さほど手間のかかるものではない。  いかなる場合においても、  これらの分析をおろそかにしてはならない。  あらゆる企業にとって、  必要不可欠な作業であり、  しかも必ずうまく行わなければならない作業である。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第7章 マネジメントの組織 32 組織の基本単位)

■どこの誰と協力するのか?■~関係は最小限に~

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おはようございます。 今日も雨の川崎の朝です。 記録的な連日降雨、 涼しくて過ごしやすいですが、 たまにはスカッとした青空が欲しいですね。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 組織の構造設計の最後の分析は ≪関係分析≫である。 この分析は、組織内で行われる 活動の相互間の関係の分析、 つまり、組織単位の位置づけを 決定するものである。 決定すべきことは、次のとおり ◆誰と協力する必要があるのか? 『どこの誰と協力して働かなければならないか』 ◆誰に対して、どのような支援を行うのか? 『どこの誰に対して、いかなる種類の貢献を 行わなければならないか』 ◆だれからどのような支援を受けられるのか? 『どこの誰から、いかなる種類の貢献を 受けることができるか』 原則は、活動間の関係は、 重要な意味あるものだけに 限らなければならないということである。 「活動間の関係を最小限に絞ることが、  組織構造における  活動の位置づけについての原則である。  致命的に重要な関係は、  円滑、密接、中心的な関係としなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第7章 マネジメントの組織 32 組織の基本単位)

■意思決定の二つの原則■~低いレベルと高いレベル~

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おはようございます。 今日は、終戦の日。 第二次世界大戦終結から72年経った。 日中戦争と第二次世界大戦で 310万人の方々が犠牲となった。 その中には、将来の夢が絶たれた若い世代も 多く含まれている。 今日本国内をはじめ、 世界中できな臭い動きが多い。 戦争犠牲者の無念を晴らすため、 世代を引き継ぐ子や孫達のため、 この動きを止めることは 今を生きる我々の責任だ。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ ドラッカーは、組織の中での意思決定には 次の二つの原則があるとする。 ◆第一の原則 可能なかぎり低いレベル、現場レベル、 行動に近いところで行う必要がある。 つまり、どの程度の低さで意思決定を 行わなければならないかについて問う。 ◆第二の原則 この意思決定によって影響を受ける 活動全体を見通せるだけの高いレベルで 行う必要がある。 つまり、どの程度の高さで意思決定を 行わなければならないかについて問う。 このことにより、意思決定に参画すべき者や、 その結果を知らされるべき者の範囲が 明らかになる。 ドラッカーは、この二つの原則から、 個々の活動を組織のどこに位置づけるかが 明らかになるとする。 「意思決定は常に、可能なかぎり低いレベル、  行動に近いところで行う必要がある。  これが第一の原則である。  同時に意思決定は、   それによって影響を受ける  活動全体を見通せるだけの   高いレベルで行う必要がある。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第7章 マネジメントの組織 32 組織の基本単位)

■高度のレべルが必要な問題■~定性的要素や発生頻度~

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おはようございます。 涼しい川崎の朝、雨の週明け月曜日。 今週は夏休みの人も多く、 電車が空いてありがたいです。 僕は仕事です。 今週もよろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピーター.ドラッカー∬ 組織設計で行うべき4つの分析。 NO3【決定分析】 意思決定分析、四つの観点 ◆考慮に入れるべき定性的要素の数 企業の行動原則、価値観、社会的政治的な 信条等を指す。 この定性的要素の数によって 分類する必要がある。 価値観や人にかかわる問題については、 高度のレベルでチェックや 意思決定しなければならない。 ◆問題の発生頻度 問題が、繰り返し発生するか、 まれにしか発生しないかによって分類する。 「繰り返し出てくる問題については、   原則を決定しておけばよい。   これに対し初めての問題は、   それ自体一つの独立した事件として  扱わなければならない。」 ~P.F.ドラッカー「マネジメント」 (第7章 マネジメントの組織 32 組織の基本単位)