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■マネジメント思想の粋■~求めていた以上の果実~

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 おはようございます。 未明の高知、 今日は昨日より冷え込んでます。 日中も晴れますが、 寒い一日になりそうです。 暖かくしてください。 火曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 12月のあの日、 インタビューに訪れた時に ドラッカーが語った中身をたどってみると、 ドラッカーはクレイムズを 伝記の書き手と 見なしていたのではないかと思えてくる、 とした。 もっともクレイムズは当初から、 伝記を書こうとしているのではありません、 と伝えてあった、 と続ける。 ドラッカーにも語ったことだが、 クレイムズの狙いは、 ドラッカーのマネジメント思想の粋を集め、 それらを動きの激しい 今日のグローバル市場で どう活かせばよいかを、 読者に伝えることだった、 とする。 そして、 それでもやはりドラッカーは、 自身の過去のストーリーを 次々と披露して、 クレイムズを歓待してくれた。 「ふたりのあいだで  あらかじめ取り決めた項目については、  ほとんど話し合えなかったが、  結果的には、  わたしは求めていた以上の果実を得た。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第5章生来のマネジャーと中間管理者)

■自信を支えにする■~伝記の書き手~

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 おはようございます。 未明の高知の空は晴れています。 今朝は1度を超えています。 日中も二桁になりそうですね。 月曜日、今週もよろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 資質溢れるマネジャーは、 部下たちを威圧すると、 組織を重苦しい雰囲気にして 仕事の生産性を下げ、 とりわけ創意や工夫を大きく損なう、 ということを知っているとした。 そして彼らは、 自信を支えにして、 難しい局面でも 物事を決断することができ、 優先順位を誤らず、 難局でも安定した力を発揮し、 まわりよりもスピーディに 出世の階段を上っていく、 と続ける。 この章 「第5章 生来のマネジャーと中間管理者」では、 これら生来のマネジャーについて 詳しく述べるが、 まずは、 ドラッカーがクレイムズに説明したとおりに、 過去の実例を振り返り、 つづいて、ドラッカーが挙げた 過去の一流経営者と関連づけながら、 ドラッカーの大切な教えを紹介したい、 とする。 「12月のあの日、  インタビューに訪れたわたしに  ドラッカーが語った中身をたどってみると、  氏はわたしを伝記の書き手と  見なしていたのではないかと思えてくる。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第5章生来のマネジャーと中間管理者)

■生来のマネジャー■~専制君主のようなリーダー~

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おはようございます。 快晴の高知の朝、 厳しい冷え込みです。 快晴の下、 寒い一日になりそうですので、 暖かくしてお過ごし下さい。 日曜日、良い休日をお過ごしください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 マネジャーが、 最初から備えているべき資質は、 人柄であるとした。 そして、 ドラッカーは、 資質豊かな「生来のマネジャー」について、 多くの時間を割いて語ってくれたが、 生来のマネジャーは、 ものごとの優先順位をそつなく判断し、 まわりの人々のやる気を引き出すほか、 社運を賭けた重要判断をくだす術を心得ている、 とした。 彼らは、 部下たちの仕事に 細かく口を出して息をつまらせる、 などという失敗は行わず、 専制君主のようなリーダーは有能とはいえず、 もはや時代にそぐわない、 と直感的に理解しているのだ、 とする。 「このような資質溢れるマネジャーは、  部下たちを威圧すると、  組織を重苦しい雰囲気にして仕事の生産性を下げ、  とりわけ創意や工夫を大きく損なう、  と知っている。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第5章生来のマネジャーと中間管理者)

■備えているべき資質■~才能ではなく人柄~

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 おはようございます。 未明の高知、 星は見えないようですが、 晴れていそうです。 今日も一桁低温の一日になりそうです。 土曜日、良い週末をお過ごしください。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 ドラッカーは、 資質豊かな「生来のマネジャー」について、 多くの時間を割いて語ってくれた、 とする。 そして、 生来のマネジャーは、 ものごとの優先順位をそつなく判断し、 まわりの人々のやる気を引き出すほか、 社運を賭けた重要判断をくだす術を心得ている。 と続ける。 ドラッカーは次のとおり語った。 「マネジャーの行動は  体系的に分析できる。  マネジャーに必要な能力は、  学びとることができる。  ・・・・ただしひとつだけ、  学べないもの、  あとから身につけるのではなく、  最初から備えているべき資質がある。  といっても才能ではない。  人柄である」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第5章生来のマネジャーと中間管理者)

■色メガネなしで眺める■~お客さまと接する週~

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 おはようございます。 未明の高知は小雨が降ってます。 幸い雪には至ってませんが、 天気予報は雪のち晴れ、 前回ほどにはならなそうですね。 けどブルっとさぶいですよ。 金曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 マネジャーは ぶ厚いゆがんだレンズを通してしか 市場を眺められないので、 自分から意識して、 できるかぎり顧客と接する機会を持ち、 市場の姿をありのままに 捉えなくてはいけないのだ、 とした。 そして、 この点では、 イギリスの小売チェーン、 テスコのTWISTプログラムが 模範を示している、 と続ける。 「TWISTは"Tesco Week in Store Together  (店舗でお客さまと接する週)”の略で、  幹部がまるまる一週間、  店舗での仕事を経験しながら、  自社の事業の実情を知るための取り組みをさす。  より重要なのは、  お客さまをすぐそばから、  色メガネなしで眺めることである。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第4章顧客の視点に立つ)

■市場のありのままの姿■~意識して機会を持つ~

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 おはようございます。 未明の高知、 空には星が輝いていますが、 お月さんがいません。 厳しい冷え込み、 日中も晴れて寒い一日になりそうです。 木曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 顧客視点の重要性をめぐる ドラッカーの考え方は、 いくつかのステップを経て 進化をとげた、 とした。 そして、 のちにドラッカーは、 顧客の視点に 立てるかどうかを左右する現実を、 二つほど指摘した、 と続ける。 ひとつは、 経営幹部は組織に縛られていて、 自分の裁量で使える時間がほとんどない、 という実情で、 もうひとつは、 マネジャーはぶ厚いゆがんだレンズを通してしか 市場を眺められない、 という状況だとする。 「つまり、自分から意識して、  できるかぎり顧客と接する機会を持ち、  市場の姿をありのままに  とらえなくてはいけないのだ。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第4章顧客の視点に立つ)

■顧客の視点に立つ■~ステップを経ての進化~

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 おはようございます。 未明の高知、 車や民家の屋根には いくらかの残雪がありますが、 道路はほぼほぼ乾いています。 気温は低いですね。 これから明日にかけて晴れそうです。 今回の寒波、平野部では幸い雪の影響は あまりなさそうです。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 顧客視点を身につけるための 四つの項目を示した。 そして、 顧客視点の重要性をめぐる ドラッカーの考え方は、 いくつかのステップを経て 進化をとげた、 と続ける。 最初は、 「事業の目的はただひとつ、顧客を創造することだ」 という信念から出発し、 次に八つの原則を掲げて、 顧客の視点に立つことが なぜ企業の繁栄に欠かせないのかを、 幅広い視点から示した。 「原則とはたとえば、 『結果は社外でしか生まれない』 『ヒト、モノ、カネは、  問題の解決よりも事業チャンスに  振り向けるべきだ』  『効率で抜きん出た企業は、  製品やサービスを最小限に絞り込んでいる』  などである。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』 第4章顧客の視点に立つ)