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■環境の必要性と仕事の必要性■~労働力不足は起きない~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝です。 雨の心配はなさそうです。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 私たちはまた、環境の必要性と 仕事の必要性双方の折り合いを つけなければならないとする。 そして、昔、ニューイングランドの北部地方では、 製紙工場が小さな町の大黒柱的な存在で、 その町の誰もが喜んで雇用を守るために、 工場からの悪臭を我慢していた、 と続ける。 今ではたぶん、悪臭を我慢する姿勢は、 それほどではないだろうが、 しかし近い将来、そうした姿勢がまた 強まるはずだろうとする。 「そしてもう一度、  雇用を求める姿勢が大勢を  占めることになるに違いありません。  これからの10年間は、  労働力不足はまったく起きないはずです。  なぜかと言えば、  ベビーブームの時代に生まれた赤ん坊が今、  労働市場に入ってきているからです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1970年代"環境にまつわる政治学・経済学")

■”地球”への味方■~水がタダではなくなる~

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おはようございます。 久し振りの快晴の空が広がる川崎の朝です。 昨日は10連休明けの令和初出勤で お疲れの方も多いようでしたね。 既に週中日頑張りましょう。 今日も一日よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 環境対策は、 貧しい人たちに対する金持ちの戦争に 堕落しないような方法で、 実行しなければならない、 とした。 そして、黒人のコミュニティーが、 行き過ぎた環境対策が 自分たちに対する攻撃になる、 と考えている状況が見られるのは、 決して偶然ではないと続ける。 ドラッカーは、黒人の貧困層が、 白人の学生は地球に 味方しているつもりでも、 実際にはさまざまな市民の権利を 犠牲にしようとしている、 と考えているとすれば、 その考えは正しいとする。 「空気がタダではなくなり、  その対価を支払わなければならなくなると、  あらゆるものの価格が上がります。  そして、浄化するための費用の支払いが  避けられなくなって、  水がタダではなくなると、   あらゆるものが値上がりするのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1970年代"環境にまつわる政治学・経済学")

■国にとっての最優先課題■~金持ちの戦争への堕落~

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おはようございます。 曇り空の川崎の朝です、 大型連休明け、これから段々と 日差しは戻りそうです。 さぁ、今日からまた頑張りましょう。 よろしくお願いします。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、現在の最も深刻な問題は、 優先順位が存在しないことで そのために、誰もが環境問題に 舞い上がっているとした。 そして、私たちは、わが国にとって 最優先の課題は何なのかを 真剣に考えなければならないと続ける。 考えたあとには、どうしても必要な、 優先課題を実行しなければならない。 ドラッカーは、 実行に当たっては、 このことが貧しい人たちと金持ちの間の戦争に 陥いらせてはならない、 とする。 「貧しい人たちはいつも、  必要な支出額が増えるときに最も苦しむものです。  そうなると、一番貧しい人がますます貧しくなります。  もしさまざまなものの費用が上がれば、  貧困の状態から抜け出す道はありません。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1970年代"環境にまつわる政治学・経済学")

■優先順位が存在しないこと■~新聞の日曜版に押し込める~

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おはようございます。 薄曇りの川崎の朝、10連休最終日は ぱっとしない空模様。 休暇疲れをとるには 相応しいかもしれないですね。 良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 環境関連の仕事が できるようにするために、 急いでその答えを 見つけなければならない問題でもあるのだ、 とした。 そして、しばらくの間は、 ほかのことはすべて忘れるか、 火曜日の午後になるまで読まずに 放っておかれる新聞の日曜版に 押し込めておく手は あるだろうと続ける。 ドラッカーは、現在の最も深刻な問題は、 優先順位が存在しないことで そのために、誰もが環境問題に 舞い上がっているとする。 「ところが、誰ひとりとして積極的に責任を自覚し、  方針を立て、ひとりよがりをやめて  成果の上がることに  本気で取り組もうとする人はいないのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1970年代"環境にまつわる政治学・経済学")

■優先課題はこれとこれだ■~答えを急ぐ問題~

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おはようございます。 快晴の川崎の朝、 初夏の陽射しです。 連休9日目、良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 困ったことに人は誰しも、 新しい仕事に 飛びつこうとするものだとした。 そして、正しい行動とは、 「私たちの優先課題はこれとこれだ」と 指摘することだ、 と続ける。 それらは、空気や水と同じように、 私たちが少なくとも どこから手を着けてよいか わかっている課題だとする。 「そして同時に、電力や食糧生産の場合と同じように、  私たちには答えがないにしても、  環境関連の仕事ができるようにするために、  急いでその答えを見つけなければならない  問題でもあるのです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1970年代"環境にまつわる政治学・経済学")

■金ではなく優れた人の数■~やりくりの仕事~

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おはようございます。 快晴の高知の朝です。 高知での休暇もおしまい、 早い便で東京に向かいます。 連休8日目、良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 食料問題について、 除草剤と殺虫剤の使用に伴い 生れるジレンマは、 直面する悲劇的な問題だとした。 そして、大切なのは、私たちが課題をまとめ、 さらには、きわめて乏しい資源をやりくりしながら 仕事をする姿勢だと続ける。 さらに、乏しいのはお金ではなく、 優れた人の数のほうだと断言する。 「つまり、環境のような  重大な仕事の本質に真に迫れる、  そんな優れた人たちの数が  きわめて乏しいのです。  数件の大きな仕事に専念する代わりに、  人は誰しも、毎朝、新しい仕事に  飛びつこうとするものです。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1970年代"環境にまつわる政治学・経済学")

■食糧問題のジレンマ■~除草剤と殺虫剤~

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おはようございます。 明るい日が差し始めた高知の朝です。 暖かな一日になりそうです。 連休7日目、良い休日をお過ごし下さい。 ---------------------- ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ ドラッカーは、 優先課題の最後に食糧問題をあげ、 そこで私たちはあるジレンマに 陥っているとした。 具体的に言えば、もし私たちが 除草剤と殺虫剤の両方の使用をやめれば、 作物の収穫量が激減するため何百万人もの 子どもが餓死することとなり、 その反対に、この両方を使用すれば、 環境や生物学的な面で損害を与えることになる。 そのどちらの道をとるか、というジレンマだとする。 「長い目で見れば、  これが私たちの直面する最も悲劇的な問題でしょう。  けれども、今までのところ、  この問題に取り組んでいる人は  ほとんど見当たらないのが実情です。」 ~P.F.ドラッカー 「ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう~」 (1970年代"環境にまつわる政治学・経済学")