■10時ちょうどにノック■~2000マイルも離れた地から~
おはようございます。 さっきまでの雨で 地面が濡れている高知の朝です。 強い勢いを持つ台風11号が、 沖縄方面を南下中でその影響もあり、 強い雨が降る所もありそうです。 この台風は、この先急激に北に進路を取り、 日本方面に向かいそうです。 進路にお気を付け下さい。 水曜日、今日も一日よろしくお願いします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ∬ちょこっと、ピータ.ドラッカー∬ クレイムズは、 テープレコーダー、本、 ブリーフケースを持つと、 10時ちょうどにドラッカー邸の 玄関をノックした。 そして、 スケジュールは何度となくたしかめ、 先方からも、インタビューのために 二日間を空けておくとの確約を得たうえで、 2000マイルも離れた地から はるばるやって来たのだ、 と続ける。 もしご本人が不在だったらなどとは、 考えたこともなかったが、 どうも雲行きが怪しくなり、 ノックをしても応答がないため、 呼び鈴を押してみた。 「時間だけが流れ、 五分が経過した。 日にちはたしかに合っている。 数分の後、わたしは一時間くらい 待たされた気分になり、 クルマに戻って携帯電話をつかんだ。」 (『ドラッカーへの旅 知の巨人の思想と人生をたどる』プロローグ)